粋。

2004年8月23日
駒大苫小牧の応援についてあれこれ書いてきたが、もう少しだけ。

昨日の決勝戦を観ながら友人と話していたときのこと。
彼に言われるまで気が付かなかったが、
例えば、チャンスで駒大コンバットが演奏されている中で
相手ベンチから伝令が出てマウンド附近に選手が集まれば、
演奏のテンポを緩めたり音量を下げたりする(ミュート、と言うのだったかな)
らしいのである。
そしてその輪が解けると再び通常の?速さとボリュームに戻るという。
心憎いばかりの粋な演出である。

そこで思い出したのが、アメリカンフットボールの応援。
インプレーの間はプレーの邪魔にならないように控えるものだが、
インターバルの演奏がボールオンの状態になっても終わらない場合は
曲を途中で止めずに音量を下げて演奏される。
そして、怪我人が出てレフェリータイムアウトがかかったときには
応援をストップさせ、フィールドのチアリーダーは低い姿勢
(片方の膝を地に付けて、もう片方の膝を立てた状態)で待機する。
関西の学生アメフットではそれがよく徹底されている(ように思う)。

駒苫の場合は単なる演出なのかも知れないが、
それが相手チームへの気遣いも含まれているとしたら凄すぎる。
ゲームの状況に応じて曲目やテンポを変えたりするのはよくある。
しかし、タイムの間のことまで考えているのは
(高校野球の応援という範囲の中では)非常に珍しいのではないか。
とにかく、あの打撃同様タダモノではないことは確かである。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索