甲子園の準決勝、第二試合だけスタンドで観た。
所用で出遅れ(いい話ではなかったが、これも運命か・・・)、
第一試合で勝った済美の校歌は入ったばかりの一塁側通路下で、
焼き鳥を焼いてもらっている間にモニターで見ていたのだった。

試合そのものよりも、駒大苫小牧のブラスが目当てで
一塁側へ座ったようなものだが、充分堪能した。
試合前に選手たちがアルプスに向かおうとすると、
ブラスは『セプテンバー』(アース・ウインド&ファイヤー)を演奏して迎える。
5回終了後のグラウンド整備の間にも演奏していたが、
これが決まってるのなんの、カッコ良すぎ。
E・W&Fの曲と言えば、富山商業は『レッツ・グルーヴ』だったかな。

各イニングとも『ブルースブラザーズ』で始まり、
サンバのリズム(ブラスも振り付け有り)で締めくくる。
その間の個人別テーマは曲目的には平凡な選曲だが、
チャンスの『駒大コンバット』はやっぱり盛り上がる。

駒大苫小牧の先発は背番号15の松橋拓也。
力感溢れるフォームからの直球が重そうに見える。
3回表、東海大甲府の3番・清水満に逆転適時二塁打を許し
2番手鈴木康仁にマウンドを譲ったが、楽しみな2年生である。
その裏に糸屋義典、佐々木孝介の連続適時打で再びリード。
4回、5回と続けて3点を追加し、10−7。
アルプスからネット裏にかけて、一塁側の席ががぜん沸き立つ。

一方的な流れになるか、と思われたが、東海大甲府も意地を見せる。
6回には投手から捕手にチェンジした佐野恵太の犠飛などで2点、
7回は仲沢広基の2点適時三塁打でじわじわと差を詰める。
仲沢は9回にも適時打で1点を返し、さらに同点・逆転の好機。
しかし、エース岩田聖司が最後は投げ勝ち、
北海道代表としては夏初めての決勝進出。
一塁側の大騒ぎのボルテージは最高潮に達した。

先週、外野で一緒に観ていた友人Tが案の定一塁アルプスに居て、
終了後興奮した様子で電話をかけてきた。
お互いほんとに「凄いなぁ〜、凄いわぁ〜」しか言葉が出ない。
彼はその後、西京極へJ2(サンガvsコンサドーレ)を観に行ったらしいが。

これで夏の甲子園も残すところあと1日。
甲子園未だ負け無し、初出場で春夏連続優勝のかかる済美。
深紅の大優勝旗の津軽海峡越えを狙う駒大苫小牧。
明日の試合の行方は、神のみぞ知る。

明日その前に行きたい試合が近所であるのだけど・・・
その後甲子園に行って外野に入れたら御の字かな。

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