各県各様。

2004年8月5日 野球
愛知大会決勝(スカイA)。
豊川高校のユニフォームを見て、
『義経千本桜』の“狐忠信”の衣裳を思い出したのは私だけだろうか。

愛知大会のパンフレットも、神奈川に負けないボリュームを誇る。
広告ページを含めて実に167ページ。
1ページに2校の割合で掲載されていて、メンバー表には投・打もある。
メンバー表の下にはチームの紹介、そして野球部またはその関係者の
メッセージコーナーが用意されている。
文字だけであったり、イラストがあったり、写真を載せていたりと
各高校それぞれの味が。
静岡のパンフにも同様のコーナーがあったと思うが、今年は入手できず。
“愛知の高校野球”という読み物もあるが、これがどうやら連載らしく
昨年以前のパンフを持っていないのが残念に思ってしまう。

帰宅したときに放送されていたのは奈良大会の決勝。
奈良は・・・球場でタブロイド版のメンバー表が、無料で配られる。
新聞の折込広告みたいなので、うっかりすると捨ててしまいそう。
近畿2府4県では最も簡素な造りである。
同じ無料でも、和歌山はちゃんと製本されたものがあるのに・・・。
ところが、奈良にも冊子タイプのパンフレットはどうも存在するらしい。
奈良県内に移住して朝日新聞を購読せねば入手できないみたいだが。
有料にしてもいいから球場に置いて欲しいものだ。

ついでに、近畿でまだ紹介していないところ。

《兵庫》
参加校の数が多いわりにはボリューム控えめの30ページ。
1ページに8校、いかにも“選手名簿”の体裁。

《滋賀》
48ページとやや薄めだが、1ページ2校で写真入り。
部員全員の氏名、学年、出身中学があるのは良いが、
誰がベンチ入りしているのかがこのパンフだけではわからない。
以前は別冊でベンチ入りのメンバー表があったはずだが。
各参加校の年ごとの戦績一覧表に特徴あり。

《京都》
84ページ。メンバー表は写真にチーム紹介もあって1ページ1校。
写真が意外に大きく、1ページの見映えは良い。
ただし、滋賀と同様ベンチ入りメンバーが・・・。
トーナメント表は正誤表のごとくパンフに挟まっている。

《大阪》
神奈川、愛知ほどの厚みはないが、それでも152ページ。
1ページ2校で写真入り、学校創立年と野球部創部年、
主将のコメントがある。
後ろのほうに、高野連加盟校すべての野球部員名簿を掲載。
部員不足で不参加になった高校もここには掲載されている。
ただ、活字が少々見にくく、誤植も目立つ。
(大阪市立東高校と大阪市立東商業高校の校章は同じではないだろう?)
こう言うのも何だが、大学サークルの同人誌を少し豪華にしただけのような
印象をどうしても受けてしまう。
発行部数が少ないのか、決勝までには必ず売り切れる。

パンフを作成されている方々のご苦労はわからないでもないが、
主催する高野連などのその大会に対する熱の入れ方が、
パンフひとつ取っても見えてくるように思えるのである。
比較文化論の題材にでもなりそうかな?

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