6年経っても。

2004年7月15日
昨日の日記で、キューバ代表のグリエルと元いすゞのグリエルは
親子じゃあるまいな、と書いたところ。
その日の夜のうちに関東の友人から「親子だそうです」とメールが来た。
なんでも、私が酷評していた13日の放送で言っていたらしい。
(ということは聞き逃していたわけか)
こんな時に頼りになるネットワークがあるのは、有難いことである。

日記の文章を考えつつ、スカイAで第80回全国高校野球準々決勝、
「PL学園vs横浜」を見ていた。
延長17回の結末がどうなるのかわかっていても、つい見てしまう。
高校野球の延長戦の規定が15回になった今では、
これ以上の延長戦はもう無いことになる。
その意味では伝説の試合である。
「この選手はどこの大学へ行って、今○○に居るなぁ」
などと思いながら見る、という楽しみもあれから6年経てばこそ。

あの日は確か木曜日。
私は休暇を取って朝から甲子園に居て、この試合はライトスタンドで観ていた。
第二試合に一塁側のアルプススタンドへ行くまでの“入り待ち”状態。
開始予定時刻に間に合えば良かったのかも知れないが、
第一試合が高校野球屈指の強豪同士の対戦となれば観ないわけには。
両雄相譲らぬ好ゲームも、第二試合を目的で甲子園に居た身としては、
延長に入ると「はよ終わらんかなぁ・・・」と思っていたものだ。
それが延長が進むにつれて、球場全体が異様なムードに包まれる。
いつしか満員の外野席で“根(コン)を詰めて”観ている自分が居た。
偶然の産物だったとは言え、伝説と称される試合に立ち会ったことになるわけだが、
試合が終わった直後にはそんな思いはまだ無かった。

第二試合で関大一高が明徳義塾に敗れた時点で球場をあとにし、
私の夏の甲子園は終わった。
今にして思えば第三試合で浜田高校時代の和田毅を観られたわけだが・・・。
準決勝の横浜vs明徳義塾は仕事中だったし、
決勝の横浜vs京都成章は土曜日で観に行けたけど、
神戸サブのウエスタンリーグに行ってしまったし。

延長17回を投げぬいた翌日もリリーフに立ち、
さらには決勝戦でノーヒットノーランの記録を打ち立てた松坂大輔。
高校野球で燃え尽きることなく、ライオンズのエースとして活躍を続ける。
甲子園で優勝した投手はプロで大成しない、と言われたこともあるが、
それを覆すまでにはまだまだかかるかも知れない。
しかし、この延長17回のVTRを見れば、高校時代の松坂は
まさに“怪物”だった、と思うより他はない。

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