1年ぶりの宇治市・太陽が丘球場。
幸い、京阪宇治10時発の太陽が丘行きバスに間に合った。
開始前には球場に到着できるかな、と思ったが、
満員に近い乗客がほとんど太陽が丘のゲート前で下車し、
しかも何人も両替をするものだからやけに時間がかかった。
(高校ラグビーの会場はゲート前のほうが近いらしい。)
試合開始も予定より10分早かったので、
スタンド入りしたのは先頭打者が凡退した直後だった。

《第一試合》佛教大学vs京都学園大学

学園大 000 100 000=1 H6 E0
佛教大 100 300 00X=4 H6 E0

学:梅原−和田  佛:横地−井上

昨年春にここで観たときも同じ対戦、しかも同じ先発投手だった。
佛大・横地孝之(4・県和歌山商)のマウンド捌きが私は好きである。
小気味良い投球のテンポもあるが、投げる際に頭があまりブレることなく、
投げた後も自らが“5人目の内野手”であることを意識しているように見える。
抜群の安定感で、集中打を許さず6安打無四球完投。
ついでに、ライトには1度もフェアの打球を処理させなかった。

学園大・梅原伸亮(3・金光大阪)は昨年観たときに比べて
フォームがおとなしくなったような気がするが、速球の威力は充分。
真上から投げ下ろすだけに、時折ワンバウンドもあって冷や冷やさせる。

佛大の3点は、1アウト1・2塁から西浦和弘(3・高田商)の2点適時二塁打と
小森康平(4・PL学園)の右中間適時打によるもの。
学園大は、山出芳敬(3・星稜)が二塁打2本を含む3安打と当たっていたが、
早いカウントのストライクに手を出して凡退するケースが多かったような・・・。

一塁側のスタンドには佛大応援団の吹奏楽部とチアリーダー。
懐かしい三菱自動車京都の応援曲も聴けるのが楽しい。
大太鼓が吹奏だけで、応援団旗がなかったので男子リーダーは不在のよう。
以前と比べて「かっとばせ〜」のコールが変わっていたし、
7回に『月影』を演奏しなくなった。
佛大のユニフォームから紫が消えたように、これも時代の流れか?

《第二試合》京都教育大学vs滋賀大学

滋賀大 000 012 000=3 H5 E0
京教大 000 300 20X=5 H9 E2

滋:板谷、石原、西山−古橋  教:末長−松木

【本塁打】登内(滋・6回ソロ)

滋賀大・板谷圭人(3・桃山学院)は私の後輩でもあり、見たかった投手。
はっきりした記憶はないものの、板谷の高校時代を見ているはずで、
一応スコアが残っている。
(2000年7月20日・住之江球場  桃山学院6−9柏原)
手元の記録では9回完投172球。とにかく球数の多い投手だった。
で、今日4年ぶりに観た板谷は、6回で81球。
ボール3には何度かなるものの、与えた四球は3と意外に少なく思える。
ツボにはまれば打てそうで打てないタイプのような印象。
4回裏、安打で出た走者を牽制しようとしてボークを取られ、
それが結果として京教大の先制点に結びついてしまったのが惜しい。
開猛雄(4・高岡)にセンターオーバーの2点適時二塁打を許し、
これまでか、と思ったが、堅い守備にも助けられ6回を投げきる。

滋賀大は5回、谷地和仁(4・久慈)が絶妙のスクイズバント。
6回は登内真平(3・豊田西)の本塁打、尾崎光雄(4・福井商)の適時打で同点。
板谷の負けがなくなってホッとした。

京教大の決勝点は市川靖久(4・鳥羽)の三塁打。市川自身も捕逸で生還。
先発の末長浩一(3・岡山城東)は5回以降何度かピンチを迎えたが
滋賀大の反撃をうまく切り抜けて完投勝ち。
フォームがどことなく上原浩司(ジャイアンツ)に似ていると思う。

球場を出て帰りのバス停に向かって歩いていると、
数メートル先に停まっていたはずのバスが出てしまった。
ここから出る宇治方面行きの次のバスまでは30分もあるので、
少しだけ本数の増えるゲート前の停留所まで公園内を歩くことに。
10分ほどだったが、途中で行く方向を間違えていないか不安になった。

帰りの電車の中で、神宮で東京六大学を観戦している友人から
「松家(卓弘・高松高→東大)完投2勝目」
というメールが来た。思わず心の中でガッツポーズ。
春はもう無理だが、秋こそ神宮で松家の投球を見たい。

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