6時30分頃起床。雨は・・・降ってないぞ、よしよし。

一晩お世話になったホテルをチェックアウトし、博多から特急“にちりん”で
小倉へ向かう。
車内でしばし熟睡。下手に寝すぎると中津あたりまで連れて行かれそうだが
そんなこともなく黒崎を過ぎて眼が覚めた。

昨日と同様、北九州市民球場へ。
第一試合・東芝vs大阪ガスのスタメン発表が始まっていた。
ネット裏にはスカウト陣がズラリと勢ぞろいしている。
上空は晴れたり曇ったり。予想していた大雨の気配は感じられない。
8時53分試合開始。

大ガス 020 006 1=9 H11 E0
東 芝 000 200 0=2 H2 E2
(7回コールド)

大ガス:能見−小野
東芝:中野、銭場、小林、清水、鎌倉−安田

【本塁打】松田(東芝・4回2ラン)、澤多(大ガス・6回2ラン)、木下秀(大ガス・6回ソロ)

大阪ガス・能見篤史の投球はテンポが良く、観ていても楽しい。
3回まではまさに自分のリズムで投げているように思えた。
しかし、4回先頭の平馬淳の足に死球を与え、
平馬がベンチで治療を受けている間のインターバルでそれが狂ったのか、
次の松田直樹にレフトスタンドへ運ばれた。
ところがその後が圧巻。
安田真範、結城充弘、福田敏久の3人を連続三振で終わらせただけでなく、
以後7回コールドで終了するまで安打を打たせなかった。
奪三振8で完投勝ち。四死球5はちょっと多いかな。

大阪ガスは6回表の攻撃も見事だった。
東芝はこの回からベテランの銭場一浩が登板、先頭の俣瀬直樹を安打で出す。
打席には4番の澤多弘也。ここで雨が落ちてきた。
社会人野球を代表する両者の対決は、澤多のバックスクリーンへの2ラン。
大阪ガスがリードを広げる。
銭場は雨が気になったのでもないだろうが、2アウトを取ってから
木下秀久に再度アーチを浴びて降板した。
連続安打で出た小野和隆、小倉飛鳥を岩本達也が三塁打で還し、
岩本をさらに馬淵一志が適時打で還す。この回だけで7安打を集中した。
雨は6回表が終わる前に上がり、終わってみれば7回コールドゲーム。
大阪のチームは神奈川に分が悪いので、私としては素直に嬉しい。

試合終了は11時31分。
これから福岡ドームへ行っても試合開始には到底間に合わないが、
できるだけ急いで行こうと新幹線を使うことに。
小倉駅で“かしわめし”を買い、車内でむさぼり食う。
博多駅からの直行バスでドームに着いた途端、雨がいきなり本降りになった。

今日は三塁側の内野席、と言ってもかなり外野寄り。
目の前がネットで、レフトを守る谷佳知に声をかけたら聞こえそうな距離。
私はどちらかと言えば最前列よりもグラウンド全体を見渡せる位置のほうが
好きなのであるが・・・。

ホークスが6−4でリードして迎えた9回表、マウンドには三瀬幸司。
ノーアウト満塁で、三瀬と同じ香川県出身の前田大輔に同点適時打を打たれ、
1アウト後村松有人に逆転打を許す(村松は今日4安打だったらしい)。
まだまだピンチは続くような重苦しい雰囲気だったが、谷が三瀬へのライナーで
ブルーウエーブのリードは1点で食い止められた。

9回裏、今季既に10セーブを挙げている山口和男が登板した。
今度は2アウト満塁の場面を迎え、打席には昨日も良い仕事をした本間満。
ここでレフトが谷から平野恵一に交替、その直後に山口が暴投して同点に。
ドーム全体がこれ以上ないほどの異様などよめきと歓声に包まれる中、
本間の当たりが三塁線ギリギリを襲い、8x−7の劇的なサヨナラ勝ちとなった。
9回表が終わり、「あぁ、今日は花火を見ずに帰るのか・・・」
と疲れきって思ったものだが、予想外の展開には笑いを抑えられなかった。
ホークスのサヨナラ勝ちを球場で観たのはいつ以来なのか、思い出せない。
(サヨナラ負けならよく観ているのだが)

後から気が付いたのだが、三瀬のプロ初勝利を観たことにもなるんやなぁ。
ラッキーと言って良いものか・・・(^^;

今回の福岡遠征は本当に野球三昧だったから、
観光どころか毎回のようにしていた天神周辺の散策もせず。
今年じゅうにもう1回ぐらい、もっと余裕を持って行きたいなぁ、と思いつつ
心地よい疲れとともに、西鉄バスは私を福岡空港へと運んで行ったのだった。
最後にトラブルに見舞われることになるなどつゆ知らず・・・。

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