プロ野球経験者が、社会人野球チームに選手あるいは指導者として
登録されることが増えてきた。
ライオンズ→サンワード貿易→ファイターズの渡邉孝男のように、
プロ野球の世界に復帰した選手も居る。

先日見つけたのが、広島の専門学校チームにコーチとして登録された榊原聡一郎。
カープ→ホークス→カープという球歴だが、
ホークスにはシーズン途中に入団して、
シーズン途中にカープへ移籍したはずの選手。
そのホークス在籍中に、一軍の試合で打った唯一の本塁打が記録されている。
1990年7月4日、大阪球場のバファローズ戦。
バファローズ主催ながらホークスのかつての本拠地で行われたゲームで、
私はレフトスタンドの木製の座席に腰掛けてその瞬間を見たことになる。
どんな選手だったか、という記憶はおぼろげではあるが、
その長いフルネームと大阪球場で打った本塁打が一軍で最初で最後だった、
という結果がその名前を記憶させている。

一昨年、ナゴヤドームで大越基のプロ入り初本塁打を見た。
まさかそれが、榊原と同じく一軍での最初で最後の本塁打になるとは思わなかった。
黒いストッキングをたくし上げて元気に動き回る“背番号0”大越の姿は、今年のホークスにはない。
将来指導者になるべく勉強中だという大越が、
再びユニフォームを着てグラウンドに帰ってくる日を私は心待ちにしている。

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