昨日に続いて応援ネタで。

バファローズのかつての本拠地・藤井寺球場では楽器を使った応援が禁止されていた。
記憶違いかもしれないが、照明塔を設置するのと引き換えにそうなったと思う。
藤井寺は高校野球でも長く使われていた、というより使用歴は戦前からだからバファローズよりも長い。
照明塔が付き、バファローズのメインフランチャイズになってからも、
大阪府高野連は藤井寺で高校野球を開催することにこだわったためか、
これ以来高校野球大阪大会では藤井寺以外の球場でも応援に楽器は使えなくなり、現在に至っている。
(ただし、舞洲で近畿大会を行う時は楽器OKなようである。)

バファローズが初めて日本シリーズに出た頃。
藤井寺ではナイトゲームができず、日生球場は照明があっても収容人数が少なかったのでホークスの本拠地・大阪球場を使った。
当時から藤井寺に照明があれば、あの“江夏の21球”はなかったかも知れないのである。
ボロいだの暗いだのさんざん言ってはいながら、藤井寺独特のあの雰囲気は好きだった。
ユーモアに富んだ野次が飛び交うなど、何よりも人の声が球場中に響いていた。
外野席の赤いハッピのリーダーに合わせた応援も声出してナンボ、という感じだった。
たまに日生球場で太鼓やトランペットの応援を聞くのもまた違った雰囲気で楽しかった。

でも今は大阪ドームでずっと楽器付きの応援。
極端な言い方をすれば、声以外に頼れるものがあるから応援に声を出す必要がなく、
ただ曲に合わせて踊っているだけでも差し支えないようになっているわけだ。
でも昨日、ブルーウエーブとのオープン戦の再放送を“スカイ・A”で見ていると、
選手によっては楽器ありの応援と楽器なしの応援を交互にやっているようだった。
どうやら、新曲の歌詞を覚えてもらうためらしいが、
ある意味いつ藤井寺に戻っても大丈夫なように練習しているようにも感じる。
個人的には、藤井寺でのナイトゲームを年に数試合でも良いから復活してほしいと思っているのだが。

応援ネタ、しばらく続きそうやな・・・。

コメント

nophoto
草野球ニュース
2006年12月27日19:05

藤井寺も、音空間としては、実に、面白かったみたいな・・・。
実は、ポピュラー音楽の学会の発表で、藤井寺の音源を
使用した事があります。
今でこそ、”球音を楽しむ日”みたいな企画が成立して
ますが。当時の藤井寺なら、毎試合が、”球音を楽しむ日”
・・・・でしょうね。

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