夢の向こうに。

2004年2月8日
スカイ・Aで『夢の向こうに』という番組が放送されていた。
高校の野球部員を対象にしたプロ野球現役選手によるシンポジウムで、
大阪と東京で行われたうちの東京会場の様子である。
時々席を立ちながら(昨日の事態がまだ回復せず)興味深く見ていた。

東日本側の6チームから2人ずつの選手が参加、
バッテリー編での古田(S)工藤(G)の喋ること喋ること。
それがまた非常に説得力があって面白い。
半分お笑いに足を突っ込んでそうな岩本(F)も、
ネタを交えながら?もマジメな話をしていて、思わず「へぇ〜」と感心するほど。
話術はさすがである。

工藤が高校生相手に技術指導している横で、
直立不動に近い態勢で耳を傾けている松坂(L)。
ひたすらメモを取っている古田と岩本。
こういうところにもつい眼が行ってしまう。

古田ほど饒舌ではないが、宮本(S)の話し方もわかりやすい。
同じショートで一緒に舞台に立った小坂(M)を見ていると、
「もっと堂々としててええねんで!」
と声をかけたくなるほどの控えめな態度。
それぞれの選手の個性が滲み出ている。

プロとアマチュアの壁はこれまでずっと取り沙汰されてきたことだが、
プロの選手を前に緊張しながらも一生懸命に吸収しようとしている高校生の姿を見て、
このような機会がもっと各地であれば、と思った。
カテゴリーは違っていても、同じ“野球”というスポーツなのだから、
不要に過ぎる壁はこれ以上作るべきではない。

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