歌会始。

2004年1月14日
宮中の新春行事“歌会始の儀”の様子がニュースで紹介されていた。
今年の題は「幸」。

大学時代、古代歌謡に親しんだ者としてはちょっと興味がある。
夕刊に載っていた各首を改めて読みかえしてみたりした。
かなよみすればたったの三十一文字だが、
その三十一文字から想像できるのは無限大。
一首の歌からその背景はおろか作者の人生までも想像できてしまう。

彼と手をつなげることが幸せで
いつも私が先に手のばす

という歌がその中にあった。
歌会始に選ばれるような歌とは思えない平易な表現で、まことに解りやすい。
そこで思い出したのが、俵万智の『サラダ記念日』。
大学に入った当時の文学の時間で、ある教授が酷評していたことを覚えている。
作品の良し悪しはともかく、新しい三十一文字の世界を示した大きな例であり、
これによって短歌に興味を持った人も多いのではないだろうか。
来年の題は「歩み」だそうだ。
試しに出してみようかな、などと思っていると些細な疑問が。

選ばれて歌会始に出席することになったら、
・皇居までの旅費は宮内庁が出してくれて、宮内庁発行の領収書が貰えるのだろうか?
・以前“旅行貯金”ついでに飛び込みで宮内庁内の郵便局に行こうとしたら、丁重に門前払いを受けたことがあるが、こういう場合は頼めば行くことができるのだろうか?
などなど。

その前に歌を作れっちゅうねん(笑)

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