休暇を取って、午後から甲子園へ行った。
お目当ては第三試合、一関一(岩手)vs拓大紅陵(千葉)。
組合せが決まってからこの試合だけはどうしても観ておきたかった。
観たいと思う動機の半分は両校の応援ぶりなのだが。
第二試合の途中から、三塁側の特別自由席(雨なので銀屋根の下)で観戦。
そのままの視線で一塁側・一関一高の応援席を見ることができ、
三塁側・拓大紅陵の演奏をわりと近い距離で聴くことができる位置である。
一塁側アルプスは気が付けば満員に近くなっていた。
最上段のほうでは、“K”と白く染め抜かれた紫色の旗が何枚も乱舞している。
その振られかたが見事なまでに美しい弧を描いている。
スタメン発表のときは勿論、投手がストライクを取るたびに
地響きのような歓声が起こる。
甲子園から遠く離れたところにある高校のものとは思えない。
和太鼓が使えないことで取り入れられたブラスバンドの応援も、
始まってみればさほど違和感は無かった。
良い音が響いていたし、曲も個性的だった。
早稲田の『大進撃』のファンファーレから『軍艦マーチ』につながるとは予想外だったが(笑)
ちなみに、同じ岩手の盛岡一高の校歌のメロディーは『軍艦マーチ』だが、
一関一高でも応援歌のひとつになっているのかも。
『ジャングル大帝』のテーマも良かった。
一関一高の木村正太投手は右の本格派。
雨の中で球が高めに浮くこともあったが、140km台の速球をしばしば記録している。
球に威力があるのか、拓大紅陵の打者からは快音があまり聞かれなかった。
木村投手の投球を見ていて、ふと関大一高時代の久保康友投手(松下電器)を思い出した。
久保投手もクレバーな右のオーバースロー。
満員のアルプスからの大声援を受けて投げる姿が、被って見える。
あのときの関大一高アルプスも凄かった。
4回は四球と失策がもとで2点を先制され、
5回は3連続安打でさらに2点を追加される劣勢の中、
木村投手はまさに孤軍奮闘。
8つの三振は前評判を裏切るものではなかったと思う。
来年は神宮の六大学で投げているかも、と思うのは早すぎるか。
拓大紅陵の伊能英孝投手はそれほどスピードがあるようには思えないが、
四球は1回のみと制球が良く、気が付けば打ち取っているタイプの投手に思えた。
6回の打席で頭部に死球を受けるアクシデントも気にするもとなく、
終わってみれば完封勝利。
拓大紅陵の応援は久しぶりに球場で聴いたが、
レパートリーにオリジナル曲がさらに増えたような気がして、非常に楽しめた。
ひょっとして『コパカバーナ』以外は全部オリジナルではないだろうか?
千葉の決勝で拓大紅陵vs習志野などという対決になったら、
それはそれは想像を絶するような応援合戦なんだろうな、と思う。
6−0という点差でゲームは終わったが、
木村・伊能両投手の持ち味を楽しみ、
そして両校アルプスの応援も眼と耳で楽しんで、
充分満足して甲子園をあとにした。
お目当ては第三試合、一関一(岩手)vs拓大紅陵(千葉)。
組合せが決まってからこの試合だけはどうしても観ておきたかった。
観たいと思う動機の半分は両校の応援ぶりなのだが。
第二試合の途中から、三塁側の特別自由席(雨なので銀屋根の下)で観戦。
そのままの視線で一塁側・一関一高の応援席を見ることができ、
三塁側・拓大紅陵の演奏をわりと近い距離で聴くことができる位置である。
一塁側アルプスは気が付けば満員に近くなっていた。
最上段のほうでは、“K”と白く染め抜かれた紫色の旗が何枚も乱舞している。
その振られかたが見事なまでに美しい弧を描いている。
スタメン発表のときは勿論、投手がストライクを取るたびに
地響きのような歓声が起こる。
甲子園から遠く離れたところにある高校のものとは思えない。
和太鼓が使えないことで取り入れられたブラスバンドの応援も、
始まってみればさほど違和感は無かった。
良い音が響いていたし、曲も個性的だった。
早稲田の『大進撃』のファンファーレから『軍艦マーチ』につながるとは予想外だったが(笑)
ちなみに、同じ岩手の盛岡一高の校歌のメロディーは『軍艦マーチ』だが、
一関一高でも応援歌のひとつになっているのかも。
『ジャングル大帝』のテーマも良かった。
一関一高の木村正太投手は右の本格派。
雨の中で球が高めに浮くこともあったが、140km台の速球をしばしば記録している。
球に威力があるのか、拓大紅陵の打者からは快音があまり聞かれなかった。
木村投手の投球を見ていて、ふと関大一高時代の久保康友投手(松下電器)を思い出した。
久保投手もクレバーな右のオーバースロー。
満員のアルプスからの大声援を受けて投げる姿が、被って見える。
あのときの関大一高アルプスも凄かった。
4回は四球と失策がもとで2点を先制され、
5回は3連続安打でさらに2点を追加される劣勢の中、
木村投手はまさに孤軍奮闘。
8つの三振は前評判を裏切るものではなかったと思う。
来年は神宮の六大学で投げているかも、と思うのは早すぎるか。
拓大紅陵の伊能英孝投手はそれほどスピードがあるようには思えないが、
四球は1回のみと制球が良く、気が付けば打ち取っているタイプの投手に思えた。
6回の打席で頭部に死球を受けるアクシデントも気にするもとなく、
終わってみれば完封勝利。
拓大紅陵の応援は久しぶりに球場で聴いたが、
レパートリーにオリジナル曲がさらに増えたような気がして、非常に楽しめた。
ひょっとして『コパカバーナ』以外は全部オリジナルではないだろうか?
千葉の決勝で拓大紅陵vs習志野などという対決になったら、
それはそれは想像を絶するような応援合戦なんだろうな、と思う。
6−0という点差でゲームは終わったが、
木村・伊能両投手の持ち味を楽しみ、
そして両校アルプスの応援も眼と耳で楽しんで、
充分満足して甲子園をあとにした。
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