昨日の関西六大学に続いて、今日のスポニチ(大阪本社版)は
関西学生リーグの特集。
近大・立命館の2強時代がしばらく続いていた中で、
昨年秋は同志社が20季ぶりの優勝を果たした。
同志社と同じ8勝を挙げながらあと一歩届かなかった関大は、
今年が優勝を狙えるチャンス。
神宮に紫紺の征旗を輝かせることができるか。
(私はちょっとだけ関大びいきである)
例年以上に混戦模様の関西学生リーグ、眼が離せそうにない。
開幕は明後日、だが・・・。

今日のセンバツ準々決勝で、社がまたもや延長戦を制して
ベスト4へ進むことになった。
準決勝の相手は愛工大名電。
う〜ん、観に行きたいぞ。
直前まで悩むことになりそう。

昨日は週刊ベースボールの『大学野球』を購入したが、
今日は日刊スポーツの『アマチュア野球』という雑誌を見つけた。
大学野球のことをこれだけ大きく取り上げている雑誌は、
週ベ以外では最近見かけなかったので思わず手に取った。
日刊スポーツとしては初の試みなのだろうが、
なぜか神奈川リーグが意外に大きく扱われている。
社会人、高校、中学野球の話題も盛り込まれてはいるが、
大学野球だけの内容にはできなかったものだろうか。
巻末に春季高校野球東京都大会の組合せのような
細かな情報が掲載されているわりには、
昨年の神宮大会を制した東亜大が所属する中国地区リーグと
京滋大学リーグが完全に欠落しているのはあまりにもお粗末過ぎる。
所詮は首都圏中心主義のマスコミのすることなんやねぇ。
リーグ戦の展望もリーグによってあったり無かったりで差がありすぎるし。
ここでアラさがしをするとキリがなく、
頭が痛くなりそうなのであとは出版元に手紙でも出すことにしよう。
今日のセンバツ準決勝。
「“やればできる”は魔法の合いことば」
の校歌でお馴染み?となった済美が、
高橋勇丞の3ランで東北に逆転サヨナラ勝ち。
今日の東北はダルビッシュ有ではなく、真壁賢守が先発。
4点のリードをもらいながら最終回に力尽きたという。

東北は昨年のセンバツでも、
2回戦で花咲徳栄(埼玉)にサヨナラで敗れている。
私はその日、関西六大学リーグを1試合だけ観戦してから
第三試合だった東洋大姫路のアン目当てで甲子園へ移動していて、
スタンド入り直前に内野席下のTVの画面でサヨナラのシーンを目撃した。
その瞬間、マウンドに居たのはダルビッシュではなかった。

センバツで2年連続のサヨナラ負け。
しかもエースナンバーの自分が打たれたわけではないサヨナラ。
ダルビッシュの思いや如何に。
明日甲子園で観たかったんやけどな・・・。

ベスト8に東北勢の3校が残ったときは、
3つとも準決勝に残れば面白いだろうな、と思ったが。
結果としてはいずれも敗れてしまった。
そのかわり、でもないが明日の第二試合は済美vs明徳義塾の“四国対決”。
済美の“魔法”はまた発揮されるのだろうか。
センバツ準決勝をイエローシート(一塁特別自由席)から観戦していた。
第一試合の三塁側は社サイドなので満員になるだろうな、と思ったのと、
社の大前佑輔、坪井俊樹、愛工大名電の丸山貴史のようなサウスポーを
一塁側から観ておきたかったので。

大前は今日、ヒットを4本しか打たれなかった。
しかし与えた四死球は8個。
守備の乱れもあって3点を失う。
9回も1点差に迫ってなお1アウト3塁と同点の好機が続いていたが、
スクイズを見破られ2アウト走者無し、と一挙に暗転。
最後まで追いつくことができずに社はベスト4で力尽きた。
しかし、外野席から三塁アルプス、ネット裏にかけての社への大声援が凄かったこと。
一塁側に居たからこそ、それを真正面から感じることができた。
左側から聞こえてくる名電のブラスバンドも、さすがに良い音が出ていた。

第二試合になると、あれほど埋まっていた三塁側の客が一度に減り、
今度は一塁側(済美)のほうが多いような・・・。
1回から3回までに6点を取った済美の一方的展開になるかと思われたが、
明徳義塾は1回戦の桐生第一戦で見せたような集中打で6回に同点に追いつく。
ゲームはそう簡単に決まるものではない。
済美は4回以降ヒットが出ず、少し嫌な流れになりそうだった。
しかし8回、明徳守備の乱れをついてノーヒットで1点。
これが決勝点になった。

済美のアルプスで面白かったのが、俳句の絶叫。
「春や昔 十五万石の 城下かな」
「草茂み ベースボールの 道白し」
東京六大学野球では“ブロック”と呼ばれていたりする、
応援席から一斉に呼びかける応援の方法があるが、
それに近い要領でこの2句が詠まれる、というか叫ばれる。
正岡子規ゆかりの松山市の高校らしいと言えばらしいのだが。
こんな形で俳句が出てくるとは・・・。
済美は長い歴史を持つ女子校だったが、現在の3年生が共学の第1期生になる。
例えば、私学の高校がイメージチェンジを図るべく学校名や制服、校章などを変えたり、
男子校や女子校が共学になることは近年よく見られる。
しかし、女子校から共学に変わるという大きな変化があったわりには、
校章はいかにも伝統を感じさせるようなデザインであるし、
男子の制服はブレザーではなく詰襟の学生服のよう。
ブラスバンドが制服のままで演奏していたが、
詰襟の男子生徒がトランペットやトロンボーンを姿勢良く奏でているのを見ると、
京大応援団のブラスバンドを思い出した。

だから、と言うわけでもないが、
第二試合途中で関西学生リーグの経過が気になったので、
連盟の速報を携帯で見てみたら・・・凍り付いてしまった。

同志社の染田賢作が、開幕の京大戦で完全試合を達成したという。

7回コールド参考記録の完全試合なら球場で観たことがあるが・・・。
迷った挙句甲子園を選んで、私は歴史の生き証人になり損ねてしまったわけだ。
でも、甲子園で社の試合を観ることができたからそれはそれで良かった、のだが・・・。

明日の決勝戦は、悪天候の影響により午後4時開始となるそうだ。
西京極はどうなるのだろうか。
朝、眼が覚めたら雨が降っていた。
その降りたるや、とても止みそうにない雨。
この雨じゃ試合はとてもできないな、と思ったので
西京極行きは起きてすぐに断念。案の定中止の発表あり。

昨日の染田の完全試合はどんな感じで新聞に載ってるかな、
と思って広げてみると。
京都学園大・梅原伸亮が太陽が丘の京都教育大戦で
無安打無得点試合を達成したとの記事が。
同じ日に京都で2つも大記録が生まれている。
凄いナァ・・・とばかり思わず溜息がでる。

4月なのに、葛城山では雪が降っていたらしい。
道理で肌寒いはずだ。
雨は昼過ぎになっても降り続いている。
観に行く予定ではないが、センバツの決勝戦は大丈夫だろうか。

昨日の甲子園の帰り。
大阪駅前から上本町六丁目まで市バスに乗り、
大川や大阪城の桜を眺めてほんの少しだけお花見気分を味わう。
あの桜、今日の雨でだいぶ散ってしまうのだろうか。
我が家の庭に1本だけある桜は辛抱強く耐えているようだが。

今日は外にほとんど出ることなく、
自室に籠ってCDを流しながらスケジュール帳とニラメッコ。
様々な野球の日程と首っ引きで、今後の観戦予定を組む。
今日のような雨がもし1週間ごとに続くと嫌だなぁ。
とりあえず、来週はうどんを食べに行くことになると思う(笑)

雨は止んだようだが、決勝戦のTV中継が始まる15時45分の時点で
16時の開始予定がさらに45分延びたことがわかった。
より本格的なナイトゲームになる。
今日のような天候の中で甲子園に居ると、体調をまた崩しそうだ。

しかし、今日の決勝戦も最後まで眼が離せない展開になり、
済美が愛工大名電に勝って初出場初優勝を成し遂げた。
「“やればできる”は魔法の合いことば」
を身をもって示したことになる。
カクテル光線の中、まぶしい笑顔の選手たちが
誇らしげに並んでいるのが映し出される。

三振の山を築くようなタイプではないが、
福井優也投手の2年生とは思えないタフさには恐れ入った。
昨日の明徳義塾戦でもそうだったが、
リードを追いつかれても何とも思っていないように見える。
何点取られようが相手より1点多く取れば勝ち。
その僅かなリードを守り切るだけの精神力が充分にあったのだろう。

福井は出場32校のエースの中では防御率は最下位。
それでも優勝投手になったところは、上甲監督が宇和島東を率いて
センバツ初出場初優勝したときのエース・小川洋を思い出させる。
そう言えば、当時の宇和島東の決勝の相手は山田喜久夫がエースの東邦。
愛工大名電と同じく愛知の高校だった。

もうひとつこじつけるなら、
SMAPの歌が行進曲に選ばれた大会では、
四国の代表が初出場初優勝することになっているらしい(笑)
前回は1996年(『がんばりましょう』)で、
優勝校は香川の観音寺中央、である。

配置替え。

2004年4月5日
私は直接関係ないのだが、
会社の同じフロア内で配置替えに伴う引っ越しの手伝いをしていた。
腕がだるくてしかたがない。

今日からホークスが大阪ドームで3連戦。
その初日なので何としてでも行きたかったのだが、
お疲れのあまり身体が言うことをきいてくれない。
明日こそ行こう。

今週末には歓送迎会もあるので、
仕事以外(いや、仕事のうちか)での夜が忙しくなりそうだ。

ひとこと。

2004年4月6日
馬原は悪くない。


以上。

やれやれ。

2004年4月7日 野球
昨日・今日と連日大阪ドーム通い。
しかも2日続けて同じ時間に駅の改札を通過して帰ることになろうとは。

昨日は延長10回裏、中村紀洋の打球がレフト上段に飛び込むと同時に席を離れた。

今日も今日とて9回裏、2アウトランナー一塁で中村。
一打出れば同点の場面だったが、水田はセカンドゴロで打ち取った。
あーやれやれ。

松中の先制HRは、まだ到着前だったので観ていない。
仕事を終えてドームに急いで駆けつけても、
どうしても3回表ぐらいになる。
(井口の3ランはちゃんと観たけど。)
ルーキー三瀬が中継ぎで良い仕事をしているのを観ることができたのは嬉しかった。

大阪ドームは、木津川沿い側のアプローチが現在工事中である。
立て看板に“鉄道工事”とあったので、
阪神西大阪線の延長工事らしい。
西九条から難波までとは聞いているが、ほんまにできるんかいな?
と前々から思っていたが。
こうして工事の現場に出くわすと、その完成が確実に近づいているのがわかる。
敷地内の店舗がいくつか撤退する、有難くない形での変化が
大阪ドームには続いている。
新たな交通ルートの開通で、大阪ドーム周辺はどう変わるのだろうか。

・・・いや、それまで大阪ドームは存続しているのか?

テーマソング。

2004年4月8日
プロ野球の試合を観ていて思うこと。

球場によっては、ホームチームの選手が登場するときに
テーマソングが流される。
その選手自らが選曲しているのだろうか。
これがなかなか面白い。

立川隆史(M)『サンバ・デ・ジャネイロ』、
小関竜弥(L)『ジーパンのテーマ(太陽にほえろ!)』、
清水隆行(G)『ゴー・ウエスト』
などはTVから流れてくると思わず観客席と同じように声を合わせたくなる。
大西崇之(D)『それが大事』もいいなぁ。

同じ曲をずっと使っている選手も居れば、
毎年のように変わる選手も居る。
大村直之(Bu)はたぶん後者。
今年は『踊る大捜査線』だったと思うが、
何年か前は吉岡雄二のテーマではなかったか?
何代前のテーマかは忘れたが、立川と同じ『サンバ・デ・ジャネイロ』の年があって、
マリーンズ戦のときはレフト側から
「タチカワー!」
と叫ぶ面々も一人や二人ではなかった(笑)

バファローズで言えば、中村紀洋『ミッション・イン・ポッシブル』が復活。
そして礒部公一はずっと布袋寅泰の『バンビーナ』。
立命館大学の応援席でも聞かれる曲で、
大阪ドームで流されるテーマでは私の一番のお気に入りである。
的山哲也『火曜サスペンス劇場』が変わったのは少し残念。

タイトルはわからないが、谷佳知(BW)のテーマソングも
画面を見ずとも曲を聞くだけで谷が出てくるのがわかるぐらい、
耳に馴染んでしまっている。

一昨日、延長に突入した大阪ドームで、
バファローズのカラスコが登板したときの曲が、
いかにもラテン系の陽気な音楽だった(タイトル不明)。
投球練習中ずっとだったので、わりと長い時間流れていた。
そこで三塁側に座って居た或るホークスファンがひと言。

「ここはメキシコ料理の店かぁー!?」

そのセリフといいタイミングの良さといい、
今でも思い出し笑いしそうなほどウケまくった。
今夜はウチのフロアの歓送迎会。

私の直属の上司というお方が、典型的な昔気質の職人肌。
口癖が「アホンダラ!」
私はほぼ毎日のように言われている。
大阪弁、というか河内弁が思いっきり炸裂するので、
大阪弁に馴染めない人にはかなりキツく聞こえるようだ。

飲み会の最中でも「アホンダラ!」を連発しているが、
仕事中とは違って笑いながら発せられるその言葉は、
むしろ愛すべき存在となる。
本人もそれに対する反応を楽しんでいるかのようである。

普段は、
「厄介なオッサンやなぁ・・・」
と思っていても、こういう時だけはええオッサンに思える。
酒の勢いとはたいしたものだ。

しかし、明日起きれるかな。
関西の主な私鉄や地下鉄、バスには“スルッとKANSAI”という
各社共通のプリペイドカードによる改札システムが導入されている。
行楽シーズンになると、5000円で“スルッとKANSAI”のエリアが
3日間乗り放題というカード(“3dayチケット”)が発売され、
これがちょっと遠出のときにかなり重宝する。
とりあえずカードの残額を気にすることなく乗ることができるし。
このような乗り放題の乗車券を手にすると、
その額面以上乗って元を取ろうと考えるのは典型的な関西人の証拠やな。

というわけで、事前に購入していた“3dayチケット”を使うのは
この時とばかりに、新日鐵広畑球場まで行くことにした。
この時期にはいつも社会人野球の高砂市長杯大会が行われているが、
今年の大会は高砂球場と広畑球場で分割開催。
広畑球場にはまだ行ったことが無かったので、
最寄り駅の山陽電車広畑駅を目指す。

阪神梅田から姫路行き直通特急で飾磨(しかま)まで。
ここから網干(あぼし)行きに乗り換えるのだが、
私が乗った直通特急はその連絡が悪く、
同じホームでの乗り換えに20分近くを要した。

広畑駅から歩くこと10分少々で広畑球場に到着したのは午後2時。
第三試合・全播磨硬式野球団vs奈良産大OBクラブの開始前だった。
中堅119m、両翼92m、照明塔あり。
座席がわりのコンクリートの段が結構急だが、意外と観やすい。
レフトの向こうには工場の煙突がいくつか並び、煙を吐いている。
連盟の旗が何故か逆さまに付けられてたなびいていた。

奈良産 000 10=1
全播磨 530 1X=9
(5回コールド)
奈:加藤大典(4回)
播:池上達也(3回)、中井雅章(1回)、佐藤智康(1回)

今年の高砂市長杯は、クラブチームと専門学校に出場チームを限定して、
予選リーグと決勝トーナメントの形式で行われている。
ダブルヘッダーとなることから、7回戦方式を採用。
コールドゲームは5回である。

全播磨は1回から3連続四球で満塁の好機を迎え、
畑山英樹の適時打で2点先制。
その後も積極的な走塁で相手守備を揺さぶり、序盤で大量リード。
先発池上は3回を投げて被安打3、無失点。
2回表には3者連続三振を奪っている。
以前は神戸製鋼で投げていた中井が犠飛で1点を取られたが、
最後は佐藤が締めくくって5回コールド勝ち。

広畑は姫路市の中心部とは少し離れていて、
駅自体もいかにもローカル私鉄然としているのだが、
メイン道路が広くて整備されているところは、
さすがに新日鐵の企業城下町だと思わせる。
広畑の隣の駅・夢前川(ゆめさきがわ)近くの桜並木は今が見ごろである。
社会人野球の四国大会、今年は香川県営球場“オリーブスタジアム”で行われている。
都市対抗や日本選手権の予選もそうだが、四国の大会は開催球場が毎年替わる。
松山や高知まで行こうと思えばやはり泊りがけになるが、
徳島、高松あたりだと日帰り可能な範囲なので、
まだ遠征予定を組みやすい。

しかし、オリーブスタジアムは高松市にあるとは言え、
そこは高松駅からバスで30分はかかる場所。
おまけにそのバスはだいたい1時間に1本と、不便である。
行き帰りのバスの便はコトデンバスのHPで事前にチェックしておいた。
朝早く起きて、難波から高松行きの高速バスに乗る。
高松駅で球場へ向かうバスに乗り継ぐのだが、
私が乗った便は高松駅よりも瓦町から出ているバスのほうが接続が良かったので、
終点のひとつ前・県庁通りで下車して瓦町まで歩くことに。
県庁通りのバス停は中央公園の眼の前。
三原脩・水原茂の銅像が、ここに球場があったことを物語る。

オリーブスタジアムへ行くのはこれで4度目になるが、
過去3回はいずれもファイターズvsホークスの試合。
ここでアマチュアの試合を観るのは初めてで、ネット裏に入るのも初めてである。
入場前にひとまず球場の周囲を1周していると、
試合終了のサイレンが聞こえてきた。

《第一試合》日本通運4−1三菱自動車水島

もう第二試合が始まっていても良さそうな時間なのに。
ゲートを入ってネット裏を振り返ると、なぜか友人の姿を真っ先に見つけてしまった。

《第二試合》
ワイテック
000 000 001 00=1  H8 E2
000 001 000 01=2x H10 E1
JR四国
(延長11回サヨナラ)
Ytec:森綱祐司、土岡智則、深堀将平
JR四国:岩井慎二、中郷大樹
【本塁打】高橋淳(ワイテック)

12時15分頃に始まり、3時間を超える熱戦だった。
6回裏、原佑太の適時打による1点をJRが守り抜くかと思われた最終回1アウト、
ワイテック・高橋淳のレフトへの起死回生の本塁打で同点、延長戦に。
11回裏1アウト一、二塁で途中から出場のコーチ兼任・森内健司の当たりが
ライトの頭上を越える適時打でサヨナラ勝ち。
スカウト陣のお目当てはJR四国・中郷のようだったが、
ワイテック・森綱も打ち辛そうなスリークオーターの好投手だった。

続きの第三試合は12日の日記にて。
11日、香川県営オリーブスタジアムで観戦した
社会人野球四国大会の続き。

《第三試合》NTT西日本6−3三菱自動車岡崎

※私が観たのは7回裏終了(↓)の時点まで。
NTT西日本
010 100 1・・=3 H5
100 100 0・・=2 H9
三菱自動車岡崎

NTT西:徳留慶、粟野智雄、齊藤信介
三菱岡崎:菊地正法、大津安徳、榊原諒
(岡崎は4番手で久嶋隆行が投げたらしいが観ていないので)
【本塁打】宮崎昌樹(NTT西)

試合開始が手元の時計で15時53分。
最後まで観ていたのでは今日中に帰れないかも知れない。
明日休みならばどこかで泊まっても良いのだが、明日は仕事。

NTT西日本先発の徳留慶は初回から制球が定まらず、
仲村耕三に二塁打を打たれてから3連続四死球で押し出しの先制点を許す。
しかし、走者を背負っても大量失点を許さない粘り強い投球は
まさにベテランの域である。
7回途中で交替するまで、毎回のように走者を出しながら失点は2。
打つほうでは宮崎昌樹が活躍。
2回には同点適時三塁打、7回にはレフトへの本塁打で
試合の流れを作った。

すでに照明塔に灯がともった7回裏、そろそろ帰らねばと時計を気にしだした頃。
こんな時に限って三者凡退で終わるものではない。
それどころか三菱岡崎は無死満塁の好機を掴む。
山内弘一が一邪飛に倒れたところで、NTT西日本は粟野智雄から
新人の齊藤信介(龍谷大)にスイッチ。地元・高松一高の出身である。
そしてこの場面で三菱岡崎はこちらも新人の澤文昭(立命館大)を送った。
澤はセンターフライに終わったが、両選手とも昨年は大学で観ていただけに、
「この時間まで残っておいて良かった!」
と思ったもの。
齊藤はマウンドで何度も雄叫びを上げる気合の入った投球で無失点に抑え、
「よっしゃ!今日はもう思い残すことなく帰れるぞ!」
と小声で友人に叫んで球場を後にしたのが18時40分頃。

友人の車で坂出駅まで送ってもらい、
せっかく讃岐まで来てうどんを食わずに帰れるか、とばかりに
一緒に某うどん屋で軽く夕食。
坂出からマリンライナー、岡山で新幹線に乗り継いでなんやかんやで
帰宅したのは坂出を出てから3時間後のことだった。

寝る前に別の友人から
「6−3でNTT西日本が勝ちました」
というメールが来たが、
我々が球場を出た後も両方で合計3点が入る展開、
しかも9回裏までしっかりやっている試合だったから、
私がマリンライナーに乗った頃もまだ続いていたのかも知れない。

香川県からみでもうひとつ。
観音寺一高出身のホークス・三瀬幸司が
福岡ドームでのバファローズ戦でプロ入り初セーブ。
いいぞ!
私の場合、野球の各大会を観戦に行くと、
大会のパンフレットを求めるのを常としている。
主な内容は出場チームの選手一覧であるのは同じだが、
その大会やリーグによってそれぞれの特色が出ていて面白い。
自分が観に行ってない大会のものを交換しあう友人も居るので、
1年を通すとかなりのボリュームになるがなかなか整理し切れない。
とりあえずは年毎に大きな紙袋に入れて保管しているが・・・。

入口などわかりやすい場所で販売していると求めやすいのだが、
どこでもそうとは限らない。
入場無料の大会だと、堂々と有料のパンフを販売できない事情もあるのか、
大会本部まで出向き、有無を確認して買い求めることも。
奈良県の都市対抗一次予選や県知事杯大会ではスタンドの片隅に
無造作に積んであったりするが、そんなところは珍しい。

日曜日に行った四国の場合。友人によると、
「連盟の人がスタンドに配りに来る」
とのことだった。
実際、パンフを持って観戦している観客もチラホラ。
しかし、配りに来るはずの連盟の人の姿がいつまで経っても現れない。
試合の合間を縫って、スタンド下にある本部席を尋ねたが、
「もう無いんですわ、すんませんなぁ」
と言われてしまった。
タダの観客には渡したくなかったのでもないだろうけど。
有料にしてでも、誰でも入手できるようにはできなかったのだろうか。
(四国の連盟はそこまで考えてないか。)
念のため『グランドスラム』を持って来ていて正解だった。

あのとき、本部席で見かけた顔ぶれの中に、
四国連盟会長の稲原幸雄氏が居たような気がする。
池田高校監督だった故・蔦文也氏の恩師である。

ふとした疑問。

2004年4月14日
5月8日から始まる社会人野球の九州大会の組合せが判明した。
昨年はホークスの二軍も出場し、福岡ドーム遠征を兼ねて
新日鐵大谷球場まで観に行った。
2回戦で田之上慶三郎が先発しながら東芝に敗れたのが懲りたのか(笑)
今年は不参加である。
観に行くかどうかはこれから考えよう。

組合せのヤグラの最も右の端にはJFE西日本が居て、
初戦は2日目(9日)三菱重工長崎との対戦が決定している。
しかし、JFE西は5月10日からの広島大会にも参加しており、
リーグ戦初日でカープと試合をすることになっている。
九州で三菱長崎に勝てば次は4日目(11日)、
さらに準決勝と決勝は5日目(12日)。
広島での次の試合は13日と、どえらいスケジュールである。
九州が雨で日程がずれたらどうするんやろ?

ずれた、で思い出したわけではないが、
今日のホークスはズレータのホームランで劇的なサヨナラ勝ち。
プロ初先発・竹岡和宏の初勝利が、
9回表水田章雄の被弾で消えてしまったのは残念。
しかし今年の福岡ドーム、ライトスタンドの空席が妙に多くないか?

埼玉県教委・・・?

2004年4月15日
NHKのBS−1で、T−C戦の中継を観ていた。
(SUNでも中継しているが、T一辺倒なのがあまり好きではないので)

突然画面が切り替わった。
“埼玉県教委”というテロップが出ている状態で、
アナウンサーが手持ち無沙汰に待機している様子が映し出されている。
眉毛なんぞをポリポリしている。
「・・・えっ?何これ?」
と思っているうちに再び画面が切り替わり、
イラクで人質になった日本人が解放されたというニュースが。
それはそれで何よりだが。
どこかでスイッチを間違ったんだろうけど、
緊張感の落差があまりにも激しい“放送事故”だったなぁ。

昨日も時々T−C戦の中継を観ていたが、
カープのチャンステーマは最近のお気に入りである。
「ひ・ろ・し・ま・ひろしまGOGOGO!」
ちょっと違うが、あのコールはかつての「カワテツ」を思い出す。
曲は拓大紅陵と浦和学院の合成のようだが。

少数精鋭?

2004年4月16日
東京ドームでは、押本健彦(F)がプロ入り初勝利で“里帰り”を飾れば、
西武ドームでは、松坂大輔(L)が1−0で2試合連続完封勝利。
その時、大阪ドームでは・・・まだ6回表。
おいおい、バファローズまたピッチャー替わってるがな。

今日は何事もなければ帰りに大阪ドームへ行こうと思っていたが、
あまりにも眼が痒いので眼科へ行くことにした。
私は花粉症持ちで、クシャミを連発することはたまにあるが
どちらかと言えば鼻よりも眼のほうに行くタイプ。
毎年4月〜5月にかけては少々つらい時期である。
昨年は症状も軽かったので、その前の年に処方してもらった目薬で
なんとかしのぐことができた。
しかし、今年の発症の勢いは昨年比でかなり上回っているような気がする。
花粉の飛散数はそれほどでも無いとは言うが、“少数精鋭”なのだろうか(^^;
(ただ抵抗力が弱まっただけだったりして)
ともかく、当分の間目薬が手放せそうに無い。
今日、4000カウントを突破しました。有難うございますm(_ _)m

阪神大学リーグを観に、南港中央球場へ。
初夏を思わせる陽射しの中、第一試合の3回から観戦。

《第一試合》帝塚山大vs天理大

天理大 020 000 101=4
帝塚山 000 101 001=3

天理:宮内浩樹(3・都城泉ヶ丘)  
帝塚:小川 健(3・田辺工)→山崎敦史(3・和歌山工)

帝塚山は6回裏押し出し四球で同点に追いつくも後続なし。
9回に天理大・上月健司(2・社)の三塁打でリードを広げられたその裏、
米田仁亮(2・智辯学園)の適時打が出てなお走者を2人置く好機を生かせず、
四死球が多かった天理・宮内を最後まで攻めきれなかった。

天理大の捕手は菰方崇博(1・東洋大姫路)。
昨年はグエン・トラン・フォク・アンとバッテリーを組んでいた。
今日の天理大メンバーの中で唯一の1回生は、
盗塁を刺すなどいいところを見せていた。
パンフレットには170cmの85kgとある。
マウンドに集まると大男に囲まれているように見えるが、
なかなか堂々としている。

《第二試合》大阪産業大学vs大阪体育大学

大体大 011 000 000=2 H5
大産大 000 001 11X=3 H6

大体:高木啓充(3・宇和島東) 
大産:大福 翼(3・島上)

3回終了で1時間を超えるスローペースな展開。
3回表にバッテリーミスで2点目を取って以後、
大体大の攻撃がどこか淡泊になっていたように感じた。
大産大は5回まで2安打無得点も、序盤から高木の球によくついて行き
6回裏は1イニングだけで30球以上を投げさせる粘りを見せる。
7回裏、4番・田邊淳(4・岡山東商)の今日3安打目が適時打となり同点。
8回裏には1アウト三塁で平林大佑(4・北陽)がスクイズ、
バッテリーは外しにかかったが平林は執念で一塁前へ転がし、決勝点を得た。

昨年春のリーグ戦では優勝を賭けたカードだったにも関わらず、
(その日の豊中ローズ球場は非常に賑やかだったそうな)
秋は大体大が2試合とも2ケタ失点で敗れ、どないしたんや?と思ったもの。
大産大・徳山正守(4・浪速)、大体大・高野圭太(3・大体大浪商)の
両エースの登板はなかったが、
今日の一戦はさすがに阪神リーグ屈指の好カード、と呼べるかも知れない。

明日も観たいのだが、今津へ行くことになっているので・・・。
先週から、全国のトップを切って都市対抗野球一次予選が大阪で始まっている。
大阪・和歌山のクラブチームによる2ブロックのリーグ戦がまずあって、
その上位チームによるトーナメントの結果二次予選に進出、という形式。
阪和一次予選の会場は企業チームのグラウンドである。

予選は毎週日曜日に行われるが、その期間中唯一観に行けそうな日が
たまたま今日。
今日の会場は大阪ガス今津グラウンド。
スコアボードには選手の名前が出ない。
場内アナウンスはない。
一次予選のパンフレットらしきものもないので、
スコアを付けるのにひと苦労する。
一枚モノで良いから準備できないものだろうか。

《第一試合》
大阪ウイング硬式野球クラブ
000 000 0=0  H1
119 037 X=21 H18
NOMO BASEBALL CLUB
(7回コールド)

ウイング:浜中→清家→伊藤→酒井
NBC:小縣→沼田→柏木
【本塁打】川村(NBC)

NOMOクラブにとっては初めての都市対抗予選。
今津グラウンドに入場するときに受付で名前を書くことになっているのだが、
その中に某放送局のスポーツドキュメンタリー番組の名を見つけた。
ネット裏正面はTVカメラをはじめ報道陣が固まっている。

NOMOクラブの3回裏の攻撃が凄まじく、打者14人で6安打を集中し一挙9点。
3番・川村直次郎(元・大阪ガス)の満塁アーチは、かつて自分が汗を流したグラウンドの
場外へ飛び出さんばかりの特大の当たりだった。
これまでの試合でも好投を見せている先発投手・小縣由明は
3イニングで打者をひとりも出さなかったが、3回終了でマウンドを譲る。
2番手はファイターズでプロ経験のある沼田浩。
ウイングの初安打を許すも無難な投球だった。

《第二試合》
泉州大阪野球団
301 302 02=11 H17
002 000 10=3  H5
大阪ペーシェンスクラブ
(8回コールド)

泉州大阪:市川→小野
ペーシェンス;岡田→亀島→岩田→藤井

第二試合が始まる頃には、ネット裏に陣取っていた報道陣が皆無に。
ま、そんなもんなんだねぇ。

たまたま休暇が取れて行くことができた昨年秋のびわこ杯大会、
守山球場で泉州大阪の公式戦初勝利(ケイ・スポーツクラブ戦)を観た。
その時はストライプのユニフォームだったが
今日は上が濃紺、下が白のなかなかカッコいいユニフォームである。
持参した高砂大会のパンフを見る限り選手層も厚くなっていて、
先週は中山硬式野球クラブに逆転勝ちしている。
一方、大阪のクラブチームとして30年の歴史を持つぺーシェンスは
高校を卒業したばかりの選手が増え、かなり若返った感が。

試合は泉州大阪が1回、4回、6回と集中打を見せて終始優位に立つ。
4番小田大輔、5番白木淳郎が3安打と活躍、
ペーシェンスから移籍の上山願も1番打者としてよく引っ張っていたと思う。
先発・左腕の市川直樹は、3回から5回にかけて6連続を含め、
ペーシェンスから6イニングで13個の三振を奪った。
市川自身も打者として3番に座っていたので、指名打者を置いていないことになる。
(これは私が観たびわこ杯の試合でもそうだった)
ペーシェンスは7回コールドはなんとか免れたが、
守備のミスがことごとく点差を広げる結果になった。
チームの若さが悪いほうに出てしまったのかも知れない。

泉州大阪は2勝0敗でリーグ戦を終了、トーナメント進出を決めた。
侮れないクラブチームである。
飛行機の予約をしてしまった。とりあえず片道だけ。

・・・というわけで、今年最初の遠征プロジェクト(笑)は動き出した。

さぁ、どないなっても知らんぞぉ〜(^^;

近くて遠きは・・・

2004年4月20日
昨日は雨で中止だったが、今ホークスはブルーウエーブとの三連戦で神戸に来ている。
先々週の大阪ドームで、顔なじみのホークスファンの方に
「今度の神戸行かはります?招待券ありまんねんけど」
とお誘いを受けたが、
「いやぁ、月〜水の三連戦はちょっとしんどいですわぁ」
と丁重にご辞退申し上げた。

仕事を定時に終えたとしても、神戸総合運動公園までは
どう考えても2時間近くかかる。
試合時間が長くなりすぎると終電を気にしなければならず、
翌日も仕事があるのに終電で帰るわけにはいかない。
20代の体力があった頃は、3日間のうち1日ぐらいは行ったものだが。

とは言え金〜日の三連戦で、金曜日のナイトゲームともなれば、
明日は休みという開放感も手伝って、電車を乗り継ぎ乗り継ぎして
神戸の山の中(笑)まで胸躍らせて駆けつけることになる。
往復で4時間弱かかるにも関わらず、球場には1時間しか居れなくとも。

球場まで観に行けない日は、ケーブルTVでの中継を楽しむことになる。
しかし、今日はヤフーの生中継が無い・・・(--;
福岡ドームでのホームゲームは“スポーツ・アイ ESPN”で全試合視聴可能だが、
福岡よりも近いところで試合をしているのに、観られないんだなぁ。
今日は4−1でホークスが勝ったらしいが。

ヤフーBBスタジアム(本当はGS神戸と呼びたいが)はまぁ好きな球場だが、
ナイトゲームを観に行くにはいかんせん遠すぎる。
かと言って泊りがけで行くような距離ではないけれど。

1 2

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索