機械では伝わりにくいもの。
2004年3月4日コメント (1)先日のVリーグ男子の試合(大阪市中央体育館)でのこと。
某チームの応援団が場内アナウンスで
「応援のボリュームを下げてください」
と注意されていた。
バレーボールのこのチームに限らず、他のスポーツの応援でも
スピーカーを通して聞こえる音が大きすぎて耳障りなことがある。
それはテープなどに録音された音楽であったり、
マイクを握って観客に応援を促すリーダーの声であったりする。
適当なボリュームで効果的にスピーカーを使ってくれるなら良いのだが。
音が大きければ良い、ってものでもない。
ちなみにVリーグでは、女子は小田急、男子は富士フィルムが撤退して以来生演奏の応援が消えてしまった。
社会人野球の日本選手権でたまに見られるのが、
ブラスバンドの替わりにテープなどで音楽を流す応援団。
それはそれでまた賑やかではあるが、所詮機械のすること。
試合の展開に即した臨機応変な応援にはあまり向いていない。
バンドの生演奏があることで、演奏者の“気”のようなものが
応援におけるひとつの要素となるならば、
テープ応援をしているチームの応援団にはそれが欠けていると思うので、
見ていてもいまひとつ熱が入りにくい。
観客の動員の点ではいたしかたないところもあるが、
東京ドームの都市対抗では盛大に応援しているにも関わらず、
大阪ドームの日本選手権ではバンドどころか応援団も来ないようなチームに至っては何をかいわんや、である。
全く違うジャンルではあるが、浪曲の場合もカラオケのようなテープをバックにするより三味線の音色のほうが私はスッと入って行ける。
TVで見ているだけでもこれが全然違う。
浪曲師と三味線のお互いの“気”がひとつになって聞き手に伝わるという点では、
応援と共通するものがあると思っているのだけど。
某チームの応援団が場内アナウンスで
「応援のボリュームを下げてください」
と注意されていた。
バレーボールのこのチームに限らず、他のスポーツの応援でも
スピーカーを通して聞こえる音が大きすぎて耳障りなことがある。
それはテープなどに録音された音楽であったり、
マイクを握って観客に応援を促すリーダーの声であったりする。
適当なボリュームで効果的にスピーカーを使ってくれるなら良いのだが。
音が大きければ良い、ってものでもない。
ちなみにVリーグでは、女子は小田急、男子は富士フィルムが撤退して以来生演奏の応援が消えてしまった。
社会人野球の日本選手権でたまに見られるのが、
ブラスバンドの替わりにテープなどで音楽を流す応援団。
それはそれでまた賑やかではあるが、所詮機械のすること。
試合の展開に即した臨機応変な応援にはあまり向いていない。
バンドの生演奏があることで、演奏者の“気”のようなものが
応援におけるひとつの要素となるならば、
テープ応援をしているチームの応援団にはそれが欠けていると思うので、
見ていてもいまひとつ熱が入りにくい。
観客の動員の点ではいたしかたないところもあるが、
東京ドームの都市対抗では盛大に応援しているにも関わらず、
大阪ドームの日本選手権ではバンドどころか応援団も来ないようなチームに至っては何をかいわんや、である。
全く違うジャンルではあるが、浪曲の場合もカラオケのようなテープをバックにするより三味線の音色のほうが私はスッと入って行ける。
TVで見ているだけでもこれが全然違う。
浪曲師と三味線のお互いの“気”がひとつになって聞き手に伝わるという点では、
応援と共通するものがあると思っているのだけど。