あわやサイクル&魔の6回@スカイ。
2007年5月4日 野球◇関西学生野球 2007春季リーグ戦 第5節・1回戦◇
@スカイマークスタジアム
《第一試合》 関西学院大学 6−2 同志社大学
関 学 003 020 003=6 H11 E1
同 大 000 000 200=2 H4 E0
関学:宮西−久恵 同大:佐川、高見、宝田、山本昌−佐谷
【HR】宮崎翔(関学・5回ソロ)
《第二試合》 立命館大学 7−3 近畿大学
近 大 001 001 010=3 H13 E3
立 命 000 005 11X=7 H9 E1
近大:巽、谷口友−林部、廣瀬 立命:黒田、鹿野、大橋−乗替
晴天のスカイマークスタジアムへ関西学生野球を観に行く、というのは
どうしてこんなに気持ちをはやらせるのでしょうか。
自宅から2時間近くかかるにもかかわらず、
第一試合開始(10時30分)の1時間以上も前に着いてしまうなんて。
おかげで個人的にお気に入りの席を確保して観ることができました。
これで売店が開いていれば言うことなしデス。
*第一試合*
関学は3回表、この回先頭の宮西尚生(4・市立尼崎)の三塁打に続いて、
宮崎翔(3・報徳学園)が左中間への二塁打でまず1点を先制。
浜田翔吾(4・関学高等部)が三塁へのセーフティーバントを成功させ、
ノーアウト一、三塁とすると荻野貴司(4・郡山)の犠飛でさらに1点を追加した。
先制点を挙げた宮崎翔は5回表にもソロ本塁打を放ち、先発の宮西を援護する。
同志社の先発・佐川仁崇(3・大阪桐蔭)がタフな投手なのは言うまでもないが、
関学にかなり粘られる場面が何度か見られ、6回終了でマウンドを降りた。
宮西は6回まで同志社を散発2安打に抑え、毎回三振を奪う好投。
このまま完封ペースかと思われたが、
同志社は7回裏、2アウト一塁で佐谷崇行(4・小倉)が右中間への適時二塁打。
その後代打の吉川春樹(3・智辯学園)の適時打で1点差に迫る。
しかし関学は9回表に宮崎翔がまたも適時二塁打で再び突き放し、
さらに1アウト満塁から江崎亮(2・報徳学園)の2点適時打でとどめを差した。
ちなみに、宮崎翔は9回の打席で三塁打が出ればサイクルヒットだった。
レフト線への二塁打で終わったのが残念と言えば残念。
スカイマークの一塁側に“狙え!サイクルヒット”という広告があるが、
このときばかりは観戦つつもついその方向に目が行ったもの。
宮西は結局9イニング毎回奪三振、その数は15個にのぼった。
近くに座っていた関学OBらしき紳士が私のスコアメモを覗きこみながら、
「宮西、三振何個取りました?」と尋ねられたのであわてて数えたのだが、
どうやら数え間違いはなかったようでひと安心(汗)
*第二試合*
3回表、近大は荒木貴裕(2・帝京第三)の適時打で先制。
近大先発の巽真悟(3・新宮)は、それからエンジンがかかったかのように
その裏に1つ目の三振を奪ったあと5回までの3イニングで6三振。
6回表に藤川俊介(2・広陵=広島=)の左越適時二塁打で追加点をもらい、
今日の巽の出来なら危なげなさそうに思えた、のだが。
6回裏、5連続となる三振で1アウトの後、乗替寿朗(3・若狭)が安打で出塁。
さらに安打と失策で満塁となると、福田泰平(2・玉野光南)の2点適時打で
立命があっという間に同点に追いついた。
2アウト後、日岡拓也(4・立命館宇治)の適時打で今度はリードを奪うと、
柳田一喜(2・神港学園神港)の内野ゴロが失策となる間にまた1点。
釜谷充(4・社)も左越二塁打で続いて逆転どころか一挙5点のビッグイニングに。
巽にとっては“魔の6回”となってしまった。
立命は巽が降板してからも7回、8回と1点ずつを追加して行く。
近大は8回表に溝端忠(2・近大附属)と藤川の連続二塁打で1点を返し、
9回表にも3安打で好機を作ったが、主導権を取り戻すまでには至らなかった。
今日は4校とも応援団(あるいは応援部)は来ていましたが、
吹奏があったのは関学のみで、
今季から『エル・クンバンチェロ』がテーマに加わりました。
ただし、同志社のそれとは使われ方が全く異なっています。
あと、コールのみの応援に新しいパターンが増えているようで。
また、近大の声援で、例えばリーダーが「頑張れー!巽ー!」と言ったあとに
全員で揃って「頑張れー!巽ー!」と叫ぶものがあります。
そのとき掲げられる応援指揮用?のボードには“やまびコール”という文字が。
初めて知りましたが、なるほどなぁ、と(笑)