予想に反して。

2006年3月24日 野球
昨日から始まった選抜高校野球。
3月15日の日記で、履正社と横浜の対戦は派手な打ち合いになりそう、と
予想していたが・・・

見事に外しました(^^;

一応、この試合だけはほとんどフルに近い形で録画していて、
ついさっきまで観ていた。
これほどの投手戦になろうとは。

履正社の魚谷貴大は昨年一度だけ見ているが、
沈み込むような独特のフォームからの落ち着いた投球を
甲子園でも見せていたようだ。
横浜の川角健も、打者が思わず手を出すような球を巧く投げていたように見える。
大阪に住む者としては履正社が敗れたのは残念だが、
こんな投手戦は球場で観たかったなぁ。

もうひとつの予想は、外れて欲しくないところ。
大阪府春季大会@松下。
←枚方市・松下球場

京阪枚方市駅から京阪バス・変電所前下車。
駅からは歩いても1kmぐらい。

国道1号線(枚方バイパス)沿いの坂道を上がると、
球場が見えてきます。

第二試合の準備中に到着。
第一試合から観ていた友人に結果を教えてもらう。
完全試合でもノーヒットノーランでもないのに、
27人で終わりそうな試合だったらしい。
(詳しくはTAKEさんの日記で)

◇大阪府野球連盟春季大会 第3日◇

《第一試合(2回戦)》 NTT西日本 5−0 デュプロ

《第二試合(2回戦)》 日本生命 11−0 関電グループ硬式野球クラブ
              (7回コールド)

日 生 200 100 8=11
関 電 000 000 0=0


日生:井前、柏木、新家−佐久間   関電:今家、小林−内田

日生・杉浦正則監督の公式戦初采配となったこの試合。
1回から佐々木勇喜の2点適時打で先制したが、
死球1つを含み5つの四死球を選びながら、牽制球で2回刺されている。
何かを試していたのだろうか。

4回の1点は佐々木正詞の適時打。
7回には、疲れの見えた関電クラブに打者12人を送る猛攻、
大量8点を挙げて7回コールド勝ち。

昨日、初の公式戦をサヨナラ勝ちで飾った関電クラブだが、
7回に連打などで1アウト満塁の好機を迎えたものの、1点が遠かった。

今日初めて観た関電クラブのユニフォームは、スワローズのビジタータイプ。
左胸に赤(白の縁取りあり)で花文字の“K”のワンポイントと、
シンプルなデザインだった。


《第三試合(敗者戦1回戦)》 泉州大阪野球団 4−3 履正社学園

履正社 000 010 020=3
泉 州 031 000 00X=4


履正:谷口、中林、夏冨−柳大路、多田  泉州:富嶋、森定−兼次祐

泉州は2回、1アウト二塁から三上徹の二塁打が出て1点を先制。
その後も松藤祐太が左中間へ2点適時二塁打、序盤からリードする。

毎回のように走者を出しながら後続を断たれていた履正社学園だが、
5回に桑水流祐輝の二塁打でようやく1点を返し、
8回には多田友成の二塁打などで1点差まで迫った。

9回、履正社学園は1アウトから2人の走者を出した後、
ダブルスチールを決めるなどあと1点への執念を見せたが、
追いつくまでには至らなかった。

大阪府春季大会にも、選手名などが書かれたパンフレットは用意されていない。
おまけに松下球場はスコアボードに選手名が表示できず、場内放送もないので、
どのポジションに誰が居るのかをチェックするのにひと苦労。
大阪で最初の公式戦でありながら、オープン戦と何ら変わらない様相である。
JABAクラブの入会申込書が本部席後ろに置かれていたのは、
ひとつの進歩なのかも知れないけれど。
16時台の点灯試合@甲子園。
←阪神甲子園球場

今日の甲子園は、ほとんど曇り空の中。

手元の時計では16時17分に点灯されました。

どうにか第一試合開始前に到着。

日本文理の試合があるからか、
北信越地区の高校の野球部員がスタンドにチラホラと。
私の附近に座ってきた高校生のジャージに書いてある学校名を見て、
赤池行平(長野高校→慶應義塾大学)という名前を何故か思い出した。
帰宅後に検索してみたら、セガサミーのコーチをしているのだとか。
わからんもんやなぁ。


◇第78回選抜高校野球大会 第4日 1回戦◇

《第一試合》 日本文理高校(新潟) 4−3 高崎商業高校(群馬)

高崎商 102 000 000=3 H10 E1
文  理 002 010 10X=4 H6  E0


高:石川−眞砂   文:栗山、横山−田沢貴

両校の先発投手とも立ち上がりから制球に苦しみ、ボール球が多い。
1回表、2アウト一、三塁から石川翼の内野安打の間に先制した高崎商業に対し、
その裏3つの四死球を選びながら無得点に終わった日本文理。
高崎商業は3回表にも2点を追加し、より優位に立ったかに思われた。

しかし、日本文理はすかさず金丸奨の適時打で2点を返すと、
5回裏にも2アウト三塁の場面で金丸が適時打で同点、
7回裏は、5回に同点の本塁を踏んだ長谷川徹の適時打でついに逆転。
6回から登板したエースの横山竜之介が最後まで好投し、
日本文理が隣県対決を制した。

新潟県勢としてはこれが記念すべきセンバツ初勝利。


《第二試合》 清峰高校(長崎) 11−2 岡山東商業高校(岡山)

清  峰 000 218 000=11 H11 E2
岡東商 100 100 000=2  H2  E2


清:有迫、富尾、木原−田辺   岡:秋山−星野

【本塁打】池野(清峰・4回2ラン)

1点をリードされた清峰は4回表、2アウト一塁で池野和麻がライトへ本塁打。
その裏に無安打で同点に追いつかれたが、
5回表、木原宏輔の適時打で再びリード。
6回表には三塁打3本を含む6安打を集めて大量8点を奪い、試合を決定付けた。

岡山東商業は3回以降安打が出なかった。
清峰の3投手とも制球に苦しんでいたが、そこに付け込むことができず。
もう少し接戦になるかと思っていたが・・・。 


《第三試合》 東海大学付属相模高校(神奈川) 4−1 京都外大西高校(京都)

京外西 000 001 000=1 H6  E2
東海相 100 002 01X=4 H10 E0


京:大野、北岡、本田−南本   相:長谷川将、高山−鈴木

1回裏、安打で出た先頭の田中広輔がボークで二塁に進み、犠打で更に三塁へ。
兵動悟の内野ゴロの間に生還と、東海大相模がソツなく先制。
同点に追いつかれた6回、2アウトながら一、二塁に走者を置いたところで
京都外大西は三番手の投手として本田拓人を登板させた。
京都外大西としてはもう1点もやれない状況だったが、
その本田から鈴木宏治が四球を選ぶと、長谷川隼也がレフト前への2点適時打。
長谷川隼也は8回にもダメ押しの適時打で、京都外大西の追撃を振り切った。

京都外大西にも得点機は何度かあったが、
走者をなかなか次の塁へ進ませることができなかった。
判断ミスというよりも、東海大相模守備陣の反応の良さが目立った気がする。

1年生の夏に決勝戦を体験した投手が、次の春に初戦で敗れるというシーン。
1980〜81年の早稲田実業・荒木大輔を思い出した。


恒例の?応援に関するネタは、また日を改めて。
昨日(26日)、甲子園で観てきた応援について。

*高崎商業(群馬)

チャンスになるとソロバンを振る音が聞こえてくる。
『ハリス』という名のチャンステーマがとても軽快。
私の場合、1988年夏に初めて耳にして以来ずっと気になっていた曲で、
今大会でやっとタイトルがわかった。
吹奏楽部はマーチング用と思われる衣裳を着ての演奏。
いかにも伝統校らしい応援歌もあった。


*日本文理(新潟)

吹奏楽部の実力は新潟でトップクラスらしい。
相手攻撃終了後から演奏を始める体制がすぐにできていて、
さらに曲と曲との間に無駄な間がなく流れがスムーズ。
演奏中にマーチングで見られるようなステップを踏んでいた。
走者が出ると『テキーラ』の演奏が続く。
点が入ったときのファンファーレが何なのかよくわからなかったが、
他では聞いたことがない曲であることは確か。


*清峰(長崎)

『バンビーナ』と『アフリカンシンフォニー』に愛工大名電の影響が。
音はよく響いていたと思う。


*岡山東商業(岡山)

黄色と緑色のメガホンが揺れる様はまるで菜の花畑。
1回の攻撃開始早々の『チャンス法政』では、
曲の合間に野球部員が“あるある探検隊”みたいな振り付けをしていた。
また、9番打者のときにオッフェンバックの『天国と地獄』を演奏。
曲目を書いたボードには“運動会”とあった(笑)
打者ごとにテーマ曲はあるが、3回、7回、9回はずっと1曲で通していた。
7回と9回は『海のトリトン』だったが、3回の曲が謎。
「お腰につけたきびだんご、ひとつ私に下さいな」と歌っているように聞こえたが、
童謡の『桃太郎』とはメロディーが違う。
でも楽しそうですっかり気に入ってしまった。


*京都外大西(京都)

おなじみ、西高スタイルの応援は今年も変わらず。
青色と黄色のチアスティックが使われていた。


*東海大学付属相模(神奈川)

吹奏の人数では26日の6校中最も多かったと思う。
レパートリーも多く、曲ごとの切り替え方が絶妙なのは手馴れた感が。
ただ、選手別テーマの形で演奏しなくても良いのに、と思う。
東海大相模の応援はそういう手法でなくても楽しませるだけのものがあるのだし。
大雨の影響で、センバツは昨日の第三試合が今日の第一試合で行われることに。
ということで今日は8時30分からの4試合。
大会日程自体の順延は今のところ無い。

今日は、仕事の関係で自宅近くの某役所へ直接行く予定があったので、
家を出たのはいつもより1時間ほど遅め。
おかげで第一試合をほんの少しだけ観ることができた。
GAORAのほうが応援の音をよく拾ってるなぁ、などと思いながら。
さすがに今日は雨で中断することはないだろう。寒いけど。

某役所での用を済ませて会社へ向かっている途中、
或る友人から甲子園に居るというメールが来た。
今日の第三試合・関西(岡山)vs早稲田実業(東京)などは、
仕事を休んででも観に行きたいぐらいだったのだが。
ちょっとうらやましい。

で、帰宅すると、第四試合がまだ前半を終わっていない。
件の第三試合が7−7で延長15回、引き分け再試合になったとのこと。
その再試合は明日の第四試合に組み込まれ、
明日の第一試合は今日に続いて8時30分開始だとか。
思わずため息が出る。

しかし、今日の寒さ。
甲子園のスタンドで観ていた人は大変やったやろなぁ。
あとで聞いてみたところ、友人は第三試合終了後撤収したのだとか…無理もない。
延長15回引き分けという展開を知っていれば、
仕事を終えたその足で行けたかも知れないが。
さすがにこの寒さでは・・・。


3月も明日、明後日を残すのみ。
寒いのはもうカンベンですわ。

隠忍自重。

2006年3月30日
隠忍自重。
←我が家のサクラ

そろそろ咲き始めていますが・・・。




今日、人事異動の内示があったが、私は対象外。

現在の場所にとどまることになった。

今のメンバーでもう一年辛抱せぇ、ということか・・・。



心身を壊さない程度に、隠忍自重の精神で仕事に精進します。
昨日の再試合で、水島新司でも画けないような劇的な試合を制した早実が、
24時間も空けずに準々決勝を戦うことになった。
相手は横浜。
こう聞くと、私などは1980年夏の決勝戦を思い出してしまうのだが・・・。
その前の準決勝で天理が横浜に敗れてテンションが低かったはずだが、
TVにかじりついて見ていた記憶がある。
(愛甲よりも川戸の印象が強かったりして)

今のところ急ぎの仕事はないし、月末締めも昨日までで完了済み。
思い切って午後から休みを取って甲子園へ直行した。
今日観ておかないといつ観られるかわからないし。



◇第78回選抜高校野球大会 第9日 準々決勝◇

《第一試合》 岐阜城北高校(岐阜) 4−0 神港学園神港高校(兵庫)

《第二試合》 横浜高校(神奈川) 13−3 早稲田実業学校高等部(東京)

早 実 000 000 300= 3 H7 E1
横 浜 204 070 00X=13 H12 E0


早:斎藤、関本、塚田、斎藤−白川   横:川角、浦川、西嶋−福田


今日は双眼鏡もスコアメモも持っていない。
試合そのものより、三塁側早実アルプスの隣で応援を楽しんでいたようなものだ。
甲子園で早実の応援を間近で見たのは、1996年の夏以来である。
当時と比べて明らかに違うのが、チアリーダーが居ること。
そして声援に女子の声が目立つこと。
男子校だった早実もいつの間にか共学になったことに時代の流れを感じる。
吹奏の人数が増えたように思えるのも、共学化効果か?

7回の校歌を除き、イニングの最初には必ず応援歌の類が歌われるのだが、
2回の『若き力』と4回の『早稲田健児』以外はすべて『紺碧の空』。
序盤から劣勢だったからか、やや物足りない気がした。
それでも、東京六大学野球のテイストをそのまま持ち込んだような応援は、
間近で接するとさすがに迫力充分。
7回、ようやく得点が入ったときの『紺碧の空』での盛り上がりと言ったら…。
私としてはこれだけで観に来た価値があるというもの。

実は、神宮球場で早実の応援を見たことがあるのだが(1999年東東京大会)、
大太鼓が使えないために『紺碧の空』などがとても軽く聞こえた。
それを思えば、早実の応援は甲子園のほうがよく似合うのかも知れない。

対する一塁側・横浜は今更語る必要もないのだが、
いつもの通り非常にしっかりした応援を見せてくれる。
試合終了後のエール交換がお互いにきちんと成り立つシーンは、
やはりこの2校だから、と思わずにはいられなかった。



甲子園の三塁側は、午後の太陽をまともに受ける。
朝方の冷え込みから比べるとかなりマシな気候だったが、風はまだ冷たい。
晴れた空も“紺碧”とまでは呼べない色だった。

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