物思う6月。

2005年6月1日
今日から6月。
去年の今頃は、翌日の手術に備えて病院のベッドに居たんだなぁ・・・

などと物思いにふけりながら、今日は仕事帰りに大阪ドームの上段席。
ホークスが甲子園に来ているのにわざわざ大阪ドームへ行くなんて、
ホークスファンの風上にも置けない、と言われそうだが。
風上に置いたら臭ったりして(笑)
タイガース戦の甲子園は私にとって精神衛生上非常に良くないことが、
2年前の日本シリーズの外野席で身にしみてわかってしまったもので。

交流戦のスポンサーが日本生命だからでもないが、
日生OBの下山真二(Bs)が3回裏にレフトへソロホームラン。

一発は浴びたものの、藤井秀悟(S)が与えた点はこの1点だけ。
中盤は川越英隆(Bs)も好投を見せてテンポ良く進んでいたのだが、
7回表が妙に長い。
こりゃ決まったな、と思って7回終了とともにドームを出た。
実質滞在時間2時間足らず。
ファールボールも飛んで来ないし、ボーっとしに行ったようなもんだな。
昨夜の甲子園の中継を、NHK−BSで見ていた。
9回裏、タイガースの攻撃。
この回からホークスのマウンドにはリリーフエースの三瀬幸司が上がったが、
先頭のアンディ・シーツに本塁打を浴びた。
続く金本知憲には2球続けてすっぽ抜けた危ない球で、
2球目で頭部に死球を与えてしまった。

この試合の解説は300勝投手の鈴木啓示。
投手の立場としてはわざと頭を狙うことなどあり得ない、と
ぶつけてしまった三瀬を気づかうようなニュアンスで言っていたと思う。
硬球だとヘルメットをかぶっていても大怪我をしかねないのだから、
それは当然のことだろう。

両軍ベンチから選手らが飛び出して騒然となる甲子園。
しかし金本はオトナだった。
誰かさんだったら三瀬に向かって反撃しに行こうものだが、
そんなこともなく一塁ベースへと歩いて行った。
フリオ・ズレータと肩を叩きあったりして、白い歯まで見せている。

鈴木啓示は投手の立場としてのコメントを放送で残したが、
次の日(つまり今日)某スポーツ新聞に或る解説者のコメントが載ったのを見て、
私は呆気に取られたのであった。
立場が変わるとこうも変わるのか、と。
一部をそのまま引用すると。

9回、シーツの本塁打の直後に金本が頭部に当てられた。スッポ抜けの変化球とはいえ、後味の悪いゲームになった。同じ野球の世界に身を置いた者として、怒りを覚えずにはいられない。・・・(以下略)


何に対しての怒りなのか。
三瀬に対しての、だったら「三瀬は金本にわざとぶつけた」と思っているのか。
そのあたりが、この解説者のペンからはまったく伝わってこない。
読み手によっては非常に刺激的な内容になってしまうことがわかっているのか。
言い方は悪いが、タイガースファンの感情に迎合しているように私は思えた。
まぁ、この解説者を攻撃するつもりは全くないが、
或る番組で赤星(アカホシ)憲広のことをさかんに「アカボシ」と
読んでいたような人物だから。

三瀬は危険球で退場となって、三塁ベンチへ戻ろうとしていたその時。
三塁のスタンドから何やらモノを投げ込んだ輩が居る。
誰が投げたかはわからないが、そのシーンはしっかりTVカメラに映っている。
贔屓チームの選手が頭にぶつけられたその怒りはわかるが、
その表現のしかたは違うだろうよ。
反日デモの勢いで“愛国無罪”とか言って、何の罪もない日本料理店などを
攻撃するようなどこかのお国の人と同じように映ってしまうんだなぁ。
これだからタイガースファンは・・・と一事が万事で思われてしまうではないか。
(私の周囲には善良なタイガースファンが多いのです。口は悪いけど)
グラウンドにモノを投げ込むような輩は、
甲子園、いや野球場から永久追放してしまえ。

この事件に対する後味の悪さで怒りを覚えたのなら、まだ救われるけど。

スミマセン。
今日は気持ち的に怒りの日記しか書きようがないもので。
金本のようなオトナにはなれそうにありまっしぇん。
牛乳飲んで明日に備えて寝ます。
舞洲で春季近畿地区高校野球大会の準決勝を観戦。
第一試合の開始は10時だが、
再来週の都市対抗大阪・和歌山二次予選に備えて、
9時30分までに着けるだろうと思われる行程を事前に組んでみた。
それを今日試してみたら、9時30分ジャスト。
やっぱりもう1本前のバスに乗れるようにしたほうが良いのかな。

《第一試合》 安曇川(滋賀)4−0京都成章(京都)

京成章 000 000 000=0 H5 E2
安曇川 000 310 00X=4 H1 E1

成:西原、瓦林−野村   安:前田−森本

成章は1、2、3回と続けて得点圏に走者を進めたが先制点には結びつかず。
安曇川も3回まで毎回四球を選びながら安打が出ず。

4回裏の安曇川。
1アウト後に四球(牽制悪送球で二進)、失策、四球で満塁とし、
青井達也が押し出しの四球を選んでまず1点を先制。
ここで成章は西原智根から瓦林翔太に交替。
森本和浩の三塁ゴロが併殺崩れの間に1点。
そして、瓦林が一塁へ牽制球を投げたところボークと判定され、
この回無安打で安曇川が3点を取った。
5回裏は1アウトから澤井佑典がこの試合唯一の安打となる三塁打の後、
古川満のスクイズで4点目。

安曇川の前田幸範は落ち着いた投球で連打を許さず、
被安打5の完封勝利。

先々週の西京極では、成章の控え部員たちはメガホンを持って応援していたが
今日はメガホンの代わりに青いウチワを使っていた。
大阪大会では応援用のメガホンの持ち込みがかなり制限されているが、
太鼓の持ち込みができる近畿大会でその制限は意味があるのか?

《第二試合》 社(兵庫)2−1履正社(大阪)

 社  110 000 000=2 H9 E1
履正社 010 000 000=1 H3 E2

社:大前−松田   履:多田、魚谷−土井

1回表は大前佑輔、2回表は安田直生の適時打で社が2点をリードすると、
履正社も2回裏に1アウト一、三塁から小谷誠也のスクイズで1点差に迫る。
しかし、ここから試合はほとんど動かず。

舞洲には第一試合の途中から続々とお客さんが詰め掛けていたが、
その多くはこの試合の或る対決を楽しみにしていたと思われる。
社のエース・大前佑輔vs履正社の4番・岡田貴弘。
私も楽しみにしていたひとりであるが、これは見応えがあった。

1回裏・・・空振り三振
3回裏・・・空振り三振
6回裏・・・セカンドゴロ
9回裏・・・見逃し三振

と、結果だけ書けばそういうことなのであるが、
9回裏の対決は特に大向こうを唸らせるに充分であったと思う。
岡田が3球ファールで粘り、タイミングを掴みつつあるように見えた。
しかし、最後は大前のアウトコースギリギリの球にバットが出なかった。
この時点で帰り仕度をしだす観客(スカウトも)多数。
試合の一番の見所だった、というわけで・・・。

社のスタンドは、太鼓のリズムに合わせて控え部員らがノリノリの応援で
実に楽しそうだったが、履正社は父兄だけで閑散としたもの。
履正社の攻撃中はほんとに静かだった。
それだから“大前vs岡田”により集中できたかも知れないけれど。


試合終了後、市バスの乗り場には長い列ができていた。
高校野球の日は臨時便も出したほうが良いような気もするが・・・。
今年の夏の高校野球大阪大会決勝は舞洲で行われる。
カードと天候によってはかなり混雑するだろうが、
その時の対応や如何。
昨日は舞洲で高校野球の春季近畿大会を観戦していたわけだが、
実は軟式の高校野球も近畿大会が鴻ノ池球場で開催中である。
高校や社会人の試合で何度か足を運んだことはあるが、
まだネット裏からの写真を撮っていなかったので
その目的半分で1試合だけ観に行くことにした。

JR奈良駅から加茂行きの奈良交通バスで「市営球場」下車すぐ。
ネット裏はすべて屋根で覆われ、外野の向こうは緑が深い球場である。

奈良学園 101 000 001 02=5
平  安 001 100 100 00=3
(延長11回)

奈:古野−小澤   平:井上、松岡、山村−加納

【本塁打】西村武(平・4回ソロ=ランニングHR)

平安は硬式・軟式ともに強豪として知られるが、
奈良学園は中高一貫の私学進学校で野球部は軟式のみ。
こういうチームはちょっと見てみたくなる。

奈良学園は初回から2安打と失策で1点を先制したが、この回だけで盗塁3。
俊足揃いというわけでもないだろうが、
平安の投手陣は走者を出すとかなり意識していた様子。

軟式の場合は独特のバウンドがあり、それを生かした攻撃が見られて面白い。
球があまり飛ばないので長打は少なく、
4回裏平安・西村武のレフトの頭上を越えるランニング本塁打が
両チーム唯一の長打だった。

この試合は失策が点に結びつく場面が多く、
奈良学園が9回表に同点に追いついたのも、11回に2点をリードしたのも
失策が絡んでいただけに、平安にとっては悔しい敗戦だったろう。

試合時間は3時間を越え、この後の予定がかなりずれてしまったが
いかにも軟式らしい、なかなか面白い試合だった。


都市対抗京都府二次予選の第三試合は15時の開始予定。
それまでに西京極に着ければ・・・
ということで乗り換えた大和西大寺から近鉄特急で京都へ。
四条烏丸を経て西京極に着いたのは15時を少し回った頃。
第三試合はすでに始まっていた。

西京極はスコアボードに前の試合の結果が出ているから有難い。

《第一試合》立命館クラブ6−4島津製作所

《第二試合》日本新薬3−0ニチダイ

ネット裏になぜか静岡の知人(Mさん)を見つけてしまった。
第一試合から観ていたそうで事の詳細を尋ねてみると、
立命館クラブは0−4からの逆転勝ちだとか。凄いなぁ。

立命館クラブ
000 001 000=1 H4 E4
100 110 00X=3 H8 E0
ニチダイ

立:岩澤−内海   ニ:阿久津−松尾

【本塁打】三浦(ニ・5回右越ソロ)

ニチダイの1回裏の先制点は2つの失策によるもの。
4回裏は下野涼太の適時打、5回裏は三浦広平の本塁打であるが、
立命館クラブの岩澤正登が実に堂々とした投球を見せていた。
毎回ではないものの8イニングで奪三振8、与四球もわずか1。
日本選手権の経験もある企業チーム相手にこれだけ投げられるとは。
その好投ぶりを見ながら、
「どのクラブチームとなら互角以上の戦いができるか?」
などとMさんと話をしていた。

ニチダイ・阿久津信次も負けじと5回まで無安打ピッチング。
平山涼に初安打を許した6回表、前川宏之の適時二塁打で1点を失ったが
あとは危なげなかった。

これで京都1位は日本新薬、2位はニチダイと決まり、京滋地区予選へ進出。

会場は西京極で組合せは以下のとおり。

6月25日(土)
10時〜 日本新薬(京都1)−全大津野球団(滋賀2)・・・A
13時〜 甲賀健康医療専門学校(滋賀1)−ニチダイ(京都2)・・・B

6月26日(日)
10時〜 Aの敗者−Bの敗者・・・C
13時〜 Aの勝者−Bの勝者・・・D 《京滋代表決定戦》

6月27日(月)
13時〜 Cの勝者−Dの敗者  勝者は近畿代表決定戦へ

兵庫予選(姫路)とも重なるが、なんとかやりくりして・・・(^^;
藤井寺球場には書きたいと思うことがいろいろあり過ぎる。
何せ、今の会社から最も近い野球場だったから。

4日、5日と藤井寺市の市民フェスタが藤井寺球場で行われていた。
藤井寺球場のさよならイベントのようなものである。
私は4日の夕方、舞洲からの帰りにちょっと寄ってみた。

球場前には露店が軒を連ねている。
まずは正面入口から入ってみた。
両脇には、藤井寺球場の歴史を振り返るような写真などのパネル展示があり、
興味深く見ていた。
戦前の藤井寺の内野席には立派な屋根があり、
甲子園と見紛うほどの威容を感じさせる。
その中の1枚に、戦前の中等学校野球大会の開会式と紹介されていたものが。
三塁側の上のほうから撮られていて、グラウンドには人の列が映っている。
どんな学校が参加していて、どんなユニフォームを着ているのか、
興味津々で至近距離まで近づいて見てみると・・・
これってどう見ても女学生の集団だよなぁ。

正面入口から入っても、ここからはグラウンドには降りられない。
スタンドからグラウンドを眺めると、センター方向にステージが組まれていて
ヨサコイやら何かのダンスやらをいくつかのチームが披露している様子。
音響が騒々しいが、とりあえずネット裏真正面の記者席の前あたりで
しばらくたたずむ。

このスタンドも今日のイベントのために開放された形ではあるが、
背もたれ付きの座席があるエリアに限定されていたようで。
Bu×H戦での私の定位置だったかつての内野自由席(三塁側)にも、
外野席にも入れなかった。
金網越しに写真だけ撮ってきた。

一旦外に出て、グラウンドに出られる三塁側の入口へ。
ここはウエスタンの試合のとき、ビジターチームの選手が出てくるところで
私も出待ちを何度かしたことがあった。

藤井寺の人工芝を初めて踏む。
その感触を確かめ、足に記憶させるかのように、あてもなくゆっくりと歩く。
外野のフェンスにはまだボールの痕が残っている。
レフトの位置からホーム方向を見たり、スコアボードを振り返ったり。
ベンチやカメラマン席にも入ってみたりした。
大阪球場のさよならイベントのときと比べると、
グラウンドレベルでは藤井寺のほうがまだまだ野球場らしかった。
大阪球場の場合は・・・もうグラウンドじゃなかったもんなぁ。

雨が降ってきたこともあり、17時ごろ藤井寺をあとにした。
5日は残念ながら行けず。

野球場がその終焉を迎えるにあたって、
何らかのイベントが行われるのはまだ幸せなほうかも知れない。
最後まで野球の試合が行われるのか、また別の催しなのかは別にして。
しかし、藤井寺球場はその跡地をどうするかがまだ決まっていないし、
直ちに取り壊すわけではない。
野ざらしの状態がしばらく続くわけだ。

だったら、別に何のイベントもしなくて良いから、
取り壊しが始まるまでにスタンドやグラウンドに一般の人が入れる機会を
もっと作って欲しい。
静かにお別れをしたいファンだって少なくないはず。
近鉄はもはやそこまで考えるつもりは全く無いのだろうけど。



選手がベンチから出る、もしくはベンチに戻るときに
頭をダッグアウトの屋根やヒサシなどにぶつけてしまうシーンを見たことが
一度はあると思う。

・・・やってしまいました。藤井寺で。
同時にどこか引っ掛けたのか、気が付けば血が・・・(^^;

6月4日夕方、藤井寺のジャスコでまぶたの横に血を流した痕をつけて
店内を歩いている人物が居たとしたら、それはたぶん私のことです。
思わぬ形で藤井寺球場の思い出を身体に刻み付けてしまったではないか(苦笑)

勝てんなぁ。

2005年6月8日
全日本大学野球選手権、昨日の関西勢は・・・

佛教大●(3−4白鴎大)
阪南大●(1−2東農大生物産業学部)
京都産業大○(3−2愛知学院大)

そして今日は。

近畿大○(8−0札幌大)
京都産業大●(2−6中央学院大)
天理大●(2−3福井工業大 ※延長10回)

2回戦を終わって、早くも近大が関西最後の砦。
とにかく勝ってくれ。

近大と京産大が準決勝で当たるようなら神宮行きも考えたのになぁ(嘆)

寝耳に水入り(笑)

2005年6月10日
沖原佳典がゴールデンイーグルスへ移籍したというニュースは、
まさに寝耳に水だった。
今のタイガースでは一軍での出番があまり無いのだから、
どこかへ移ったほうが活躍できるのに、と思っていたが。
移籍早々活躍しているのは何より。
今月下旬の大阪ドーム、32番を観に行こうかな。

しかし、前田忠節と交換トレードか・・・なんか複雑。


大学選手権準々決勝(八戸大vs創価大)は雨のため9回引き分け再試合。
東京ドームと併用していても結局は日程が延びたわけで。
関西勢で唯一残った近大は、昨日東北福祉大に1−0のサヨナラ勝ち。
大隣憲司がその怪腕ぶりを充分発揮しているようで嬉しい限り。
明後日の準決勝は中央学院大との対戦だが、果たして。
TV(録画?)中継のある決勝戦まであと1勝。頼んまっせ!

明日は早起きして、ちょっと遠出の予定。
お天気が心配。
雨の中、愛知県岡崎市まで行ってきた。
私にとっては2年ぶり3度目の岡崎。
今日から始まる都市対抗野球の東海地区二次予選が目的である。

私が名古屋方面へ行くときの足は主に近鉄特急だが、
「東海地方の野球場へは一度も行ったことがない」
と盛んに言っていた友人をエスコートするため、
友人にとって便利なほうの新幹線を今日は選択。
第一試合の開始(10時30分)に間に合うように早めに出たが、
大阪は朝から本降りの雨。
岡崎は大丈夫なのか、お互い気になって仕方がない車内。

名古屋から名鉄で東岡崎まで行き、中央総合公園行きの名鉄バスに乗り換え。
窓の外の雨粒がはっきりとわかるような雨の中を走ってきたバスは、
やや遅れて岡崎市民球場の前に着いた。
試合開始直前の守備位置のアナウンスが聞こえてくる。
屋根の下の適当に空いているスペースを探し、
後から車でやって来るらしい友人の知人夫妻の席も確保。
やっと落ち着いて観戦・・・と言いたいところだが、
あの応援のテンションが気持ちをより昂ぶらせてくれるではないか。

《第一試合》 

JR東海
000 000 500=5 H6
000 420 02X=8 H12
ホンダ鈴鹿

JR:植野、中山、花岡、川野−鈴木、宮澤  鈴鹿:高宮、児玉、松岡−西崎

4回裏、先頭の上出真寛が安打と失策で二塁に進んでから
ホンダ鈴鹿の攻撃がなかなか止まらない。
上出は次の真鍋健太郎の適時打で生還すると、
宮端整吾が犠打野選のあと松葉研志と西崎和成が連続適時打。
ここでJR東海の先発・植野竜二郎がマウンドを降り、中山慎也が登板したが
具志賢三、戸田寿が続けて四球を選び押し出しで1点を追加。
5回裏は3番手花岡浩造から西崎の2点適時打でさらにリードを広げた。

6回まで走者を出しても要所を締めていたホンダ鈴鹿の高宮和也だが、
雨脚がかなり強まった7回に崩れる。
1アウト一、二塁から4連続四球で3点を奪われ交替。
替わった児玉真二も青山眞也に2点適時打で1点差に迫られ、
試合のムードが一転した。
次の佐々木隆司も鋭い打球をレフトへ飛ばしたが、逆風もあって伸びず。

8回裏、2アウト一、二塁から戸田の三塁打でホンダ鈴鹿がダメ押しの2点を挙げ、
リーグ戦の初戦を飾った。

この試合で私がひとつ楽しみにしていたことがある。
JR東海・川野慎也とホンダ鈴鹿・上出真寛の対決。
この2人はかつて神戸製鋼でプレーしたチームメイトである。
川野は6回裏から4番手で登板、7回裏にその対決を見ることができた。
結果はセンターフライだったが、観に来た甲斐があった。

JR東海のブラスバンドが、雨のせいで三塁側入口下から音を出していた。
昨年の都市対抗で或る友人が絶賛していた『AMBITIOUS JAPAN!』を
もっと聞きたかったが・・・
雨中のグラウンド整備の間に誰かが『雨にぬれても』を吹いているなんて、
なかなか粋なバンドだと思う。
ホンダ鈴鹿は走者が出ればお馴染み『全開ホンダ』だが、
久々に聞いた『ノンストップホンダ』は病み付きになりそう(笑)
4回の攻撃がこの歌詞のとおり「もう止まらない〜イェ〜イ!」てな感じだったし。

第二試合のヤマハvs東海REXは雨のため中止。
ヤマハの応援演奏がこの遠征の楽しみでもあったのになぁ。

知人夫妻の車で東岡崎駅まで送ってもらい、
帰りの新幹線までの間に栄へ味噌煮込みうどんを食べに行くなど、
名古屋の雰囲気をほんの少しだけ味わって帰阪。
あー、もう一度行きたい。
今年の都市対抗野球大会では、奈良県に1つの推薦枠が与えられている。
奈良県の連盟がチーム数0のスタートから設立10周年を迎え、
ミキハウスや大和高田クラブのように都市対抗の代表決定戦まで進出するような
実力を持ったチームも出てきたことがその理由とされる。
(参考:日本野球連盟2004年度第1回臨時理事会協議事項=2004.8.29)
ミキハウスが昨年秋に野球部の活動を縮小することを発表した際、
奈良県の単独枠を疑問視する声が私の周囲で上がったことがあるが、
何もミキハウスのための枠ではないはず。

そのひとつの枠を賭けた奈良県の二次予選が、
雨のため1日遅れで今日からスタートした。
おかげで、予選に参加する全クラブチームの試合が一日で全部観られる。

橿原公苑球場へは自宅から1時間あれば行けるのだが・・・
昨日雨の中をウロウロしていた疲れからか、
アラームのセットを忘れてついつい寝過ごしてしまい、
球場に着いたら第一試合の5回裏だった。

《第一試合》 一城クラブ8−1帝塚山大学OBクラブ(8回コールド)

一 城 103 000 22=8 H11 E0
帝塚山 001 000 00=1 H8 E1

*5回裏攻撃中時点からのバッテリー
一城:嶋田−多田羅   帝塚:池澤、貝本−柳川

7回、8回とも犠飛と適時打による得点。
一城クラブがジワジワと攻めたてるかのようにコールド勝ち。
ファイターズから一城クラブに来た山口弘祐を観たかったが・・・。

《第二試合》 GSG斑鳩7−0奈良産業大学OBクラブ

斑 鳩 003 000 022=7 H5 E0
奈良産 000 000 000=0 H7 E5

斑鳩:難波、大形−井上基   奈産:田村、安東−二俣

昨年の高砂大会(広畑)で観たときの奈良産大OBクラブは黒ユニだったが、
白ユニに赤の文字(一部黒)にモデルチェンジしていた。
帽子も赤になり、色あいが少し大学のユニに近づいた感が。
GSG斑鳩はファイターズが北海道に移る直前のビジターモデル。
大阪市立大出身の選手が多い。

安打数は奈良産大OBクラブのほうが多いが、ほとんどが散発。
GSG斑鳩は安打が出た回には必ず得点しており、
少ない好機を生かしたことが勝利に結びついたように思う。

《第三試合》 大和高田クラブ10−0奈良アンビションズクラブ(5回コールド)

高 田 404 11=10 H13 E2
奈 良 000 00=0  H2 E1

高田:池邊、山下、井口−大志万   奈良:吉原、林−吉村

【本塁打】辻田(高・3回右越ソロ)、廣畑(高・4回右越ソロ)

第三試合の開始は15時と発表されたが、
今日は所用のため17時にはここを出なければならなかった。
最後まで観られるかどうか、気を揉みつつ観戦。
今日はこの試合が最も観客が多かった。

1回表から大和高田クラブが集中打を見せ、犠飛と3本の適時打で4点先制。
3回表は、辻田摂の打った瞬間それとわかるような本塁打に始まり、
小田真也の2点適時打などでまた4点を追加。
4回表は廣畑智紹のソロ本塁打、5回表はスクイズで10点目を取りに行った。
先発の池邊明英は4イニングを投げて被安打1、奪三振7。
5回コールドゲームで16時49分終了。
どうにか最後まで観られた。

嗚呼。

2005年6月13日
ウチの会社、なぜか今年に限って7月に相当大きな配置替えがあるらしい。
その影響で最初の土日も出勤せにゃならんらしい。
ということは・・・
兵庫と奈良の代表決定戦に行けなくなってしまった。
阪和の第二・第三代表決定戦行きも危うい。

7月は特に残業代よりも休みが欲しい。
嗚呼。

全日本大学野球選手権の決勝は、

青山学院大学2x−1近畿大学(延長10回)

青学はやっぱり選手権に強いねぇ。
この場を借りまして、青学ファンの皆様、おめでとうございます。

近大・大隣憲司は最後まで自責点0、つまり防御率0.00だったらしい。
嗚呼。

早い。早すぎる。

2005年6月14日
1年前の今日、近鉄球団とオリックス球団の合併騒動が喧しいころに
私は2週間お世話になったT病院から退院したのであった。
その前年のときも含めると、通算2ヶ月強をそこで過ごしたので
忘れようにも忘れられない。
思い出したころに夢に出てくるぐらいだから。
しかし、1年経つのってほんとに早い。
近くを通ったときにフラッと病棟に顔出ししたい気持ちもあるが・・・
用も無いのに行くわけにもいかんわなぁ。

全日本大学野球選手権の録画中継を急ぎ足で?見た。
さっき始まったと思ったらもう7回・・・早すぎる(^^;
太鼓はなかったが近畿大学応援部はリーダー部だけ来ていたようで、
7回の『近大節』はちゃんと聞こえた。
中東信二が先制本塁打で出迎えを受けているときが
どうやら『近大節』のクライマックスだったらしく、
「大学近畿のその名は残る」のフレーズが丁度重なっていたように思えた。

惜しくも敗れたが、関西勢をより奮起させるきっかけになれば。
200勝のうち、20分の1ぐらいは球場で観たことがあるはず。
(数えたことないけど。)
ホークスファンの立場としては、野茂英雄は相手チームの投手。
三塁側あるいはレフト側から観ることがほとんどだった。
野茂が居たころの近鉄バファローズには、あまり勝てる気がしなかった。
それだけホークスが弱かったわけだが。

いつだったかは忘れたが、日生球場でのホークス戦でのこと。
仕事帰りにコンクリート剥き出しのレフトスタンドで、
ビールを飲みながらホークスを応援していた。
バファローズの投手は野茂。
そのとき近くにいた人がこんなことを言っていたのをなぜか覚えている。

「こんだけ毎回フォアボール出してるのに・・・全然点入らへんなぁ」

当時の野茂はまさにそんな感じ。
極端に言えば、1試合で四球も三振も2ケタあっておかしくないような。
凄い、と思うと同時に不思議な投手だった印象がある。
ノーヒットノーランを達成したとき、その四球の少なさが信じられなかったぐらい。

バファローズでの5年で78勝、
MLB通算11年目で122勝。
決して順風満帆だったわけではない。
ひとつひとつの勝ち星を地道に積み重ねてきた結果が、
200勝という数字につながっている。

どこのチームに属していても自分の投球スタイルを貫く頑固さ。
そして、野球界の今後を考え、それを行動に移す誠実さ。
世代が近い者として、野茂の存在は誇りに思える。

“新日鐵堺の野茂”を観ていなかったのが今更ながら悔やまれる。

別の目的。

2005年6月17日
JRグループ野球大会が7月下旬に福岡ドームで開催されることを
2月3日の日記に書いたのだが、今年の大会は中止となったらしい。
これで7月末に福岡へ遠征する理由が一旦は消えた。

しかし、また別の目的を見つけてしまった。
その目的を叶えるためには7月中旬に福岡へ行く必要がある。
一応福岡ドームのホークス戦も組み込むことはできるが、
今回の目的においてはあくまでも“ついで”である。
7月中旬、と言っても博多祇園山笠を観に行くわけではないんだけど・・・。
ちょっと熟慮の必要があるかも知れない。

今はまだ言えない。
もし決行してその目的が達せられたら、ここで書くことにしよう。
都市対抗野球大阪・和歌山二次予選が今日から舞洲で始まった。

9時前にJR桜島駅に着いたは良いが、バス停に列ができている。
すぐにやって来たアクティブバスは積み残しが出る始末。
どうにか数分後に来た市バスに乗り、スタメン発表に間に合った。
風が気持ち良い。しかし陽射しはこれからキツくなりそうだ。

《第一試合》 

中山硬式野球クラブ
100 000 0=1 H3 E3
171 210 X=12 H13 E0
松下電器
(7回コールド)

中:井上公、岩崎、吉田−梅田  
松:山本隆之、山本隆司、田中篤、田中稔−新田、大久保
【本塁打】橋本(中山・1回ソロ)

1回裏同点に追いついた松下電器は、2回に怒涛の攻撃を見せた。
1アウト一、二塁から2番中川英俊の二塁打でリードを奪うと、
新田玄気、梶原康司が連続適時打でさらに2点。
田原隆三郎がバントを仕掛け、これが内野安打に。
井上大が適時打で続き、倉田大祐が左越二塁打で二者生還と
連続6安打を集中させ、ビッグイニングとなった。

中山クラブは初回に橋本卓の本塁打で先制したが、
それ以降は山本隆之の前に三塁を踏めず。
5回からは1イニングずつの継投でチャンスを作れないままだった。

生演奏でなくても舞洲の予選から応援に来ていたはずの松下電器だが、
今日はどういうわけか欠席の様子。
この予選のために設けられたステージの上を、子どもが走り回っていた。

《第二試合》

大阪ガス
000 000 200=2 H7 E2
100 200 00X=3 H7 E1
デュプロ

ガ:坂本、宮川、山田幸−小野   デ:矢田、加藤−味園

1回裏、デュプロの攻撃。
先頭の徳田紀之が安打で出塁すると、すかさず盗塁を決める。
松丸文政が犠打で送り、味園博和のスクイズで1点を先制した。
デュプロの先発・矢田進一の今日の立ち上がりを見るかぎり、
この1点があればデュプロは勝てそうな感じがした。

4回表、矢田は1アウトから俣瀬直樹に初安打を許すと、
澤多弘也にも続けて安打を打たれた。
次の牧野光将の当たりがセンター前に落ちそうなところで
大前辰哉がこれを好捕、俣瀬は帰塁できずにダブルプレー。
流れがさらにデュプロへと傾く。
その裏、失策などで2点を追加した。

7回表、今度はノーアウトから俣瀬と澤多に連打が出た。
牧野が犠打で送ったあと内野ゴロと失策で1点差に迫ったが、
後続なく追いつけないまま。
8回途中からスイッチした加藤崇史も捕らえられずにゲームセット。

デュプロは守備にしろ走塁にしろ、積極的なプレーが目立った。
大阪ガスが毎回のように走者を出しながらも好機の芽を摘まれたのは、
不運と言うよりもデュプロの積極性によるものが大きかったような気もする。
“山椒は小粒でピリリと辛い”そんな言葉がデュプロにはよく似合う。

大阪ガスは早々と敗者復活戦に回る苦しい状況に。
昨年の予選では近畿代表決定戦で代表を勝ち取ったが、
今回は敗者復活戦の組合せから見て、
第一〜第三代表決定戦に出ることなく終わってしまう可能性がある。
さらに言えば、昨年代表の日本生命、NTT西日本、大阪ガスのうち
確実に1チームは本大会出場の可能性が消える、と言う事態である。
いきなり面白くなってきた。

大阪ガスは三塁側でお馴染みの応援。
スタンドが空いているのをいいことに、
スーザホンが右へ左へ走り回ったりしていた。元気やなぁ(笑)
それにしても、デュプロの応援団はどこへ行ったんだろう・・・?
応援席のお客さんは4チームの中で最も多かったと思うのだが。
2日連続で舞洲。
昨日よりも若干早めに球場へ着いたが、
一塁側・日本生命応援席が朝っぱらからテンション高い高い。
日生の応援は攻撃前の『NKマーチ』以外はごく普通の選曲だが、
応援団メンバーの元気の良さはいつ見ても普通じゃないな(^^;

《第一試合》

日本生命
005 000 202=9 H9 E0
000 000 000=0 H3 E0
和歌山箕島球友会

日生:土井、渡辺亮、新家−藤田、佐久間
箕島:森田竜、橋本、川畑、森田進−岡橋

箕島・森田竜平が最初から日生打線を手玉に取り、
2回表も併殺と盗塁死で3人で片付けた。
ここまで見る限り、箕島が先制したら面白そうだな、と思った。
しかしそこはさすが日生。
3回表、及川徹の内野安打から始まって、
阿部浩二の二塁打、下野敦司の三塁打などで5点を奪う9人攻撃。

4回から箕島は橋本泰由が登板。
箕島に帰ってきてから観るのは初めてだ。
橋本も1巡目はほぼ無難な投球だったが、
7回に連続四球のあと石田拓郎に二塁打を打たれ2点を失った。

日生・土井善和は7イニングを投げ、無四球の好投。
箕島の打者が早いカウントから打ってきていたのにも助けられたか?
ベテランらしい絶妙なピッチングだったと思う。

《第二試合》

NTT西日本
011 030 000=5 H10 E1
000 000 000=0 H5 E1
NOMO BASEBALL CLUB

NTT:岸田、糸川、齊藤−大原
NBC:笹村、山崎−天満

N西・岸田護が、1回裏先頭の柿原伸哉に中越え二塁打。
しかし次打者の投前バントを落ち着いて処理し三塁でアウトに仕留めた。
この回以降も安打を打たれることはあっても連打は許さず、
ネット裏まで聞こえるような雄叫びを上げる気迫の投球を見せる。

N西の5回の攻撃。
1アウト一、二塁で西川勝文が適時打を放ったが、中継ミスもあって2者が生還。
大原周作の適時打で西川も還って3点目、
これでN西が勝利をほぼ手中に収めた感が。
しかし、6回から替わったNBCの山崎達弘には苦しんだのか、
攻めてはいるものの思うように打線がつながらなかった。

NBCでは初回二塁打の柿原が3安打。
それも5球以上粘った末でのもので、
相手にとって手ごわい先頭打者にこれからなりそうだ。

NBCの応援に、小学生を中心にした可愛いチアリーダーが50人ばかり。
そのユニフォームには“MARINE”の文字がある。
あとで調べてみたら、堺市にあるチアリーディングチームとのこと。
NBCのHPでは堺浜でのオープン戦で応援に来ていたことが紹介されていた。
男子リーダーがマイクを持って応援することもあるが、
選曲としては野球よりもどうしてもチアリーディングのそれになってしまう。
それは仕方ないか。

しかし、NBCに応援歌が出来ていたとは知らなかった。
7回攻撃前と試合終了後のエール交換に(テープ演奏で)流れていたが、
ブラスバンドをバックに学校の校歌のような感じ。
将来はスタンドでの生演奏も聞けるかも知れない。
まずは正確な歌詞が知りたい。

結果、これまでの4試合で唯一応援団のエール交換が成立した試合になった。
まさかNBCの試合でそうなるとは全く予想外。
ちょっと得した気分だった。

実は。
昨日の日記で昨年代表の3チームのうち1チームは
本大会に出られないことが確実になった、と書いたのだが。
今朝になってそれが誤りなことに気が付いてしまった。
すべては今日の結果次第だったわけで・・・(大汗)いかんいかん。
大ガス敗退で気が動転していたのか?(^^;

速報待ち状態。

2005年6月21日
速報待ち状態。
おかげさまで今日、40000カウント突破しました。
これを記念して?試しに舞洲の写真を貼ってみました。
(昨年秋の関西六大学で撮ったものですが。)



さすがに2日連続して舞洲の炎天下に6時間以上居座っていると、
身体にコタエル。
月曜日はそれほど頭を使うような内容の仕事じゃなかったけど。
それでも能率は悪かったなぁ・・・。
その代わり、今日から3日間は時間内の予定が詰まりまくりで
今週はまるで火曜日スタートのよう。

そんな中、携帯に神宮や舞洲からの速報が入ってくる(有難や)。
舞洲の第二試合の結果が妙に遅いなぁ、と思ったら帰り仕度の最中に来た。

第一代表決定戦はデュプロvs日本生命に。
NTT西日本と大阪ガスは明日負けたほうが終わりか・・・キツイなぁ。
さぁ、どうなることやら。
明日は観に行きたいが、どうしようもないのでまた速報待ちだな。

先日、友人らと「都市対抗代表一番のりはどこから出るか?」という話をしていた。
「26日の京滋か四国とちゃうか?」などと言っていたのだが、
東京都第一代表が今日決定(NTT東日本2−1鷺宮製作所)。
いかに西日本方面しか気にしていない面々であることか(^^;

電池の減り具合。

2005年6月22日
近頃携帯の電池の消耗が早い早い。
おまけにこの前の岡崎の帰り、或るボタンが動かなくて往生したし。
そろそろ新しいのに機種変更しようかなぁ・・・と思いつつ。

今持っている携帯は、2年前の4月から使っている。
現在のセクションへ異動になった直後に買った。
当時の私はPHSユーザーだったのだが、
そのPHSの会社が九州から撤退することを知って乗り換えることにした。
関西でのサービスが止まるのも近いと思ったからだ。

いきなりPHSを解約すると友人知人らへの連絡が面倒なので
しばらく移行期間を設けて7月頃には完全切り替えの予定だった。
しかし、その7月によもやの入院。
入院中にPHSの電池を全て使い切ってしまってから、2ヶ月遅れで解約。
現在に至っている。

私は通話そのものよりもメールで使うことが多いのだが、
最近はWEBも毎日のように開いている。
各種掲示板で速報が出たりするので、それが気になる。
しかし、それらしいタイトルがあってそれを開いてみると、

「○○球場の試合はどうなってますか?教えてください」

みたいな内容だと期待が大きく裏切られるわけで。
それも“全3件”の3件ともがそれだったら呆れてモノが言えない(苦笑)
知りたい気持ちはわかるけどなぁ・・・頼むわ。

で、今日の舞洲。
大阪ガス、松下電器が都市対抗本大会の連続出場を断たれた。
しかもNOMOクラブが企業チーム相手に記念すべき初勝利で、
第二もしくは第三代表決定戦への進出を決めた。
大阪ドームでNBCの試合が観られるなんて・・・。
友人からの速報を目にして、ついにここまで来たか、という思いが。

大ガスの応援が東京で聴けないのは非常に残念なんだけど。
関西5リーグ対抗戦@南港。
←大阪市南港中央野球場

今日行った球場を携帯のカメラに収めて、
ここに貼ってみる、と。
デジカメよりも手軽だし。
不定期ながらシリーズ化検討中(笑)

◇第12回関西地区大学野球5リーグ対抗戦◇

《第一試合=1回戦》

関西六大学
000 100 010=2 
000 000 000=0
阪神大学

関六:平野(京産)、井村(龍谷)、柳瀬(龍谷)−和田(京産)、樋口(神院)
阪神:高木(大体)、小川(帝塚)、水田(関外)、大福(大産)、村田(大体)−園田(大体)、平岡(甲南)

病院経由だったため、お昼前に南港到着。
4回表、阪神リーグの投手が小川健(帝塚山大)に替わったという場内放送を
球場に入る直前に耳にした。

出場している選手の名前と大学をチェックするのに忙しく、
この試合はスコアを付けずに観戦。
しかし、改めて見ると投手リレーだけでも非常に豪華。
井村裕介(龍谷大)が観ていて気持ち良いぐらいノビノビと投げていた。

この試合でもう少し観たかったのが、阪神リーグ3番手の水田憲(関西外大)。
三本松高校出身の1回生ながらいきなりベストナインに選ばれている。
小気味良い右のサイドスロー。
対抗戦のメンバーではないが、1回生で横尾静也(片桐高校出身)という
本格派も居るし、秋には関西外大の試合も観てみたいと思った。
それでなくても阪神リーグは近年稀に見る戦国状態だからなぁ。

《第二試合=準決勝》

京滋大学
801 000 011=11
000 060 000=6
近畿学生

京滋:梅原(学園)、古田(佛教)、上田(佛教)−小森(佛教)
近畿:彦田(阪南)、池田(阪南)、中川(奈良)、桑原(奈産)−南田(阪南)、池部(奈産)

近畿リーグの先発・彦田剛(阪南大)がなかなかアウトが取れず、
打者一巡で8点を奪われ1イニング持たずに降板した。
先制点は山出芳敬(京都学園大)の適時打、
1回のとどめは乗田貴士(佛教大)、満塁からの左越三塁打だった。

マウンドに梅原伸亮(京都学園大)が上がると、
そこかしこからスピードガンが掲げられる。
最初から2者連続三振で飛ばし、4回までに6個の三振を奪う。
しかし5回裏に安打、四球、失策で崩れ、4点を失って降板。
替わった古田大将(佛教大)も下川智彰(阪南大)に二塁打を打たれて
3点差にまで迫られたが、あとは立ち直った。

近畿リーグ3番手の中川雅至は奈良大1部昇格の立役者的存在。
実際の登板を観たのは今日が初めてだが、腕が長く見える左の技巧派。
どことなく私好みの投手である。

京滋リーグの選手で特に目を引いたのが、トップバッターの早田純也(大谷大)。
6回打席に立ち、4安打(うち三塁打1)1四球の大活躍。
小柄だが積極性があり、末恐ろしい1回生(立命館宇治高出身)だ。

関西の大学野球のオールスターゲーム、とも呼ぶべき今大会は、
今年から南港中央球場に会場を移した。
それで良かったと思うことがひとつ。
スコアボードに選手の名前がスムーズに出ることである。
昨年までの藤井寺は手動式だったから、
例えば代打の選手が初球に安打で出塁して代走を送られると、
名前が出ないままに終わってしまうことがあったよなぁ・・・。
8回表、石暮琢也(びわこ成蹊スポーツ大)が代打で出場。
初球を打って右前安打で出塁し、代走が送られたという場面を見て
そんなことを思い出していた。
都市対抗兵庫二次予選@姫路。
←姫路球場

(あまりいい写真じゃないな・・・)

山陽電車手柄駅下車、徒歩15分ぐらい。
手柄山中央公園の中にある。
外観は立派、しかも観やすい。
ただ、観客席は結構ボロい(^^;

◇都市対抗野球兵庫二次予選・第一日◇

《第一試合=1回戦》

全播磨硬式野球団
012 001 010=5 H8 E2
012 000 000=3 H8 E1
阪神ベースボールクラブ

播磨:馬場−山崎  阪神:小椋、梶原、京谷−北村宗

3回裏途中に到着。
下段内野席の上1列が日陰になるので、
ちょうどその部分だけ観客が詰まっている。
その動きを見計らって、ネット裏の比較的好位置まで
イニングが進むごとにジワジワと移動しつつの観戦(笑)

阪神BBCは伊丹市のチーム。
その名前からは想像がつかないかも知れないが、赤が基調のユニだった。
実は今日初めて阪神BBCの試合を観たのだが、思っていたよりも守備が堅い。
6番を打つ伊藤淳主将がいいスイングをしている。
中盤までは全播磨と互角の戦い。
しかし、やはり全播磨に一日の長があったか。

《第二試合=1回戦》

関西爽球会
000 000 0=0 H4 E1
560 100 X=12 H13 E0
三菱重工神戸
(7回コールド)

爽球:犀川、山本、寺田−西本   神船:松田、山本、赤木、大西、西川−高墳、石丸

【本塁打】横山(神船・4回ソロ)

三菱神戸が1、2回とも打者一巡で早々と勝負を決めた。
4回裏ソロ本塁打の横山憲一は、あと三塁打が出ればサイクルヒットだった。
私が今日の試合で最も観たかったのは、三菱神戸の新人・西川雅人の投球。
大阪学院大の頃から各方面で注目はされていたが、
私はなかなか観る機会に恵まれなかった。
4回以降小刻みに投手リレーをしていたので、いつ出てくるかと楽しみにしていた。
出番は7回表。
結果から先に言えば、三者連続空振りの三振で試合を締めくくったのだが、
この三振はたぶん3つとも狙っていたように見えた。
企業チーム相手にどんな投球を見せるのか、次回も楽しみにしたい。

関西爽球会は、小野市のチームらしい。これも今日初観戦。
東亜大のOBが多く、ユニのカラーもよく似ている。
胸には漢字横書きで“爽球会”。
社会人で漢字がこれだけ目立つユニも珍しいかも知れない。

今日はその後寄り道をしてから三宮であまりにも濃すぎる宴会。
その面子の半分は明日姫路へ行くらしい。
プチ同立戦?@西京極。
←京都市・西京極球場

この位置でずっと観ていたとは限らない(^^;
なにしろ暑かったので・・・。


◇都市対抗野球京都・滋賀二次予選 第二日◇

《第一試合=敗者復活戦》

全大津野球団
002 011 100=5 H12 E2
010 000 100=2 H3 E0
甲賀健康医療専門学校

大津:高橋玲、柏木−山本  甲賀:高森、板倉、竹内、西岡−田中

3回裏途中から観戦。
この対戦、滋賀一次予選では甲賀が勝っており、
全大津は二次予選でリベンジしたことになる。
5回、6回、7回とそれぞれ適時打で追加点を重ね、
近畿代表決定戦への望みをつないだ。
敗れはしたが、甲賀で最後に投げた西岡哲也の直球は威力充分。

甲賀はさすがに専門学校チームらしく、
学生が太鼓を持ち込んで高校野球地方大会のような応援をしていた。
終盤になると、第二試合に備えて球場の下で練習する吹奏の音に合わせて
応援を始めたりもしていたが(笑)

《第二試合=代表決定戦》

日本新薬
000 100 002=3 H6 E1
000 000 020=2 H7 E3
ニチダイ

新薬:子池、木村−堂前  ND:高尾、坂元、阿久津、松本修−北本、松尾、川邊

新薬・子池哲平、ニチダイ・高尾昌明の両左腕ともに無難な立ち上がり。
4回表、新薬は1アウト一、三塁の好機で木戸敏雄の犠飛で先制点を挙げた。
その裏子池は三者連続三振を奪い、さらに勢いに乗る。

1−0のままで7回まで進んだところでニチダイは阿久津信次が登板、
逆転の好機を待つ。
8回裏、2安打と四球で1アウト満塁と今日最大の好機。
ここで打席は3番の楠本正美だったが、木村勝善の前に三振に倒れ、
楠本は主審になだめられるほどあからさまに悔しさを見せた。
これに発奮したか、続く三浦広平がセンターへ適時打。
野手が処理をもたつく間に2人目の走者も生還してついに逆転した。

ニチダイ初の都市対抗まであとアウト3つ。
場内が異様な空気に包まれだしてきたような9回表。

先頭の奥隆彰が安打で出塁、犠打で二塁へ進んだあと
木戸も安打で一、三塁になり、打席には山田泰正。
ここで木戸が盗塁を仕掛けたが、捕手の二塁への送球が逸れて
三塁から奥が生還。
(送球の瞬間に奥もスタートしていたかも知れない)
山田もバットを思い切り振りぬいて一塁線への二塁打を放ち、
木戸が再逆転の本塁を踏んだ。

9回裏は2アウトから下野涼太の安打が出たが後続なく、
新薬が5年連続23回目の都市対抗出場を決めた。

あと一歩のところまで新薬を追い詰めながら敗れたニチダイは、
近畿予選への切符を賭けて全大津と対戦することになった。

新薬の応援が同志社大学のスタイルなのは以前からそうなのだが、
昨年の選手権ではそれが丸々ニチダイの応援になっていた。
今日はどうなるんだろう?と思っていたが、
第一試合の終盤、三塁側のスタンド下から聞こえてきたその音で
「立命館(大学)や!」と解ってしまった。
ちょっと規模は違うものの、まるで同立戦のような応援合戦が
試合中繰り広げられていたわけで。
気分的に異常なほど盛り上がりつつスコアを付けていた。
新薬のチアがマイク+拡声器×3で揃って「おーきな声で!」
なんて言っているのを聞いて盛り上がらずに居られるか(苦笑)
規模は小さかったもののニチダイのまとまった声援も凄かったし。
いかにも西京極の代表決定戦らしい光景だった。

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