艱難汝を玉にする@西京極。
2007年7月5日 野球 コメント (3)◇第78回都市対抗野球大会 近畿地区代表決定戦 第3日◇
@西京極野球場
NTT西日本 8−2 新日本製鐵広畑
広 畑 020 000 000=2 H9 E1
NTT西 000 502 10X=8 H8 E2
※NTT西日本(大阪市)は2年ぶり19回目の出場
広畑:池田、管家−石原、筧 N西:笠木−北?
近畿地区最後の代表決定戦が雨で今日に延びてくれたおかげで、
観に行くことができました。
N西は笠木伸二、広畑は池田強志とともに技巧派左腕が先発。
2回表、広畑は先頭の中川俊典が失策で出塁。
二塁盗塁を成功させると、大久保直紀の中前安打で先制点を挙げた。
1アウト後、石原圭の投手と三塁手の間への難しい当たりが内野安打に。
瀬端秀文の三塁へのバントも内野安打になって満塁。
打順はトップに返り、大嶋将也がレフトへのファールフライ。
レフトの若林建志がこれを捕ったために犠飛となり2点目が入る。
N西の守備陣が掻き回されているような感じではあったが、
笠木はどうにかこの回を2点で食い止めた。
4回裏、N西にやっと安打らしい当たりが出る。
この回先頭の黒塚浩行がレフトへの二塁打。
池田はこれに動揺したのかどうかはわからないが、
西田朋生、河本泰浩に連続して死球を与えてしまい、塁がすべて埋まった。
ここで若林が先ほどのお返しとばかりに中犠飛で1点を返し、
一色和也の左前安打で再び満塁に。
ここで北?寛明がライトへの二塁打で2人が還り、ついに逆転。
北?は2回表の嫌なムードを一度に跳ね返したようなガッツポーズを見せた。
2アウト後、今度は宮崎昌樹が2点適時打でこの回5点目。
試合の流れがあっという間にN西へ傾いた。
N西はさらに6回裏、宮崎の中越適時三塁打などで2点を追加し、
池田をノックアウト。
7回裏はルーキー森大樹の適時打でリードを6点に広げた。
笠木は3回からも毎回走者を出しながら緩急を巧く使って要所を締め、
気が付けば9回表のマウンドに立っていた。
1アウトを取ったあと失策の走者を出したが、最後は併殺でゲームセット。
N西が2年ぶりの都市対抗出場を勝ち取った。
N西はリーグ戦から通算すると、予選を
(7月6日訂正しましたm(_ _)m)
大阪・和歌山地区でこれだけ苦労して代表権を得たというのは、
これまでの私の記憶にはありません。
位置付けとしては“阪和第四代表”ですから補強は望めませんが、
「艱難(かんなん)汝を玉にする」というたとえもあることですし、
予選の苦労が本大会できっと報われると信じたいもの。
楽しみにしています。