魅惑のサイドスロー@甲子園。
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曇り空で少々早く?
手元の時計で17時02分(4回裏終了後)に点灯。


午後から休みを取り、郵便局などで用を済ませたあと甲子園へ。
甲子園駅東口から、三塁アルプスの上に靡く甲府工業の応援団旗が見える。

入ったときには第三試合の9回表、甲府工業が1アウト満塁の場面を迎えていたが、
二塁ゴロ併殺で試合終了、4−2で東洋大姫路が勝った。

適当な場所に移動して第四試合を観戦。

◇第88回全国高等学校野球選手権大会 第6日・2回戦◇

《第四試合》 
  福岡工業大学附属城東高校(福岡) 4−0 専修大学北上高校(岩手)

専  北 000 000 000=0 H5 E1
福城東 020 020 00X=4 H8 E1


専北:小石−瀬川   福城東:梅野−宇都宮


昨年7月17日のこと。
福岡・春日公園球場で福工大城東の試合を観た。
その内容は日記にも書いたのでここでは省略するが、
私のメモでは福工大城東の投手は“梅野”と書いてある。
福岡大会のパンフレットが売り切れのために入手できず、
近くのお客さんにお願いして少しだけ見せてもらいメモしたものだが、
ベンチ入りしている選手がパンフレットどおりで無い可能性もある。
おまけに私の席は場内放送がよく聞こえない位置だったし。
あとで朝日新聞のHPで結果を確認したら、梅野ではなかったのだが・・・
右のサイドスローで、コントロールが良かったことは確か。

そんなこともあって、
今年の福工大城東のエース・梅野無我は観ておきたかった。
福岡大会では6試合47イニングを投げて失点3という素晴らしい成績。
2回表、内野安打と2つの四球で2アウト満塁となっても、
次の打者を見逃し三振に打ち取って得点を許さず。
その最後の球が何とも言えぬ絶妙のコースで、思わず感嘆の声が出る。
テンポ良くストライクを先行させ、打者に付け入る隙を与えないような投球で
5回以降は二塁を踏ませなかった。

福工大城東は1番の小林大亮が3安打。
得点には絡まなかったが、6回表の好判断で得た二塁打にはセンスの良さが。
(友人の話によればNTT北海道の小林周平の弟とのこと)

専大北上のエース・小石貴也は2回裏に失策で不運な先制点を与え、
5回裏は2アウトを取ってから出した走者を長打で還されて合計4失点だったが、
長身から投げ下ろす直球はなかなかの威力。フィールディングも良かった。



専大北上のアルプスには、大きく“S”と染め抜かれた緑の応援団旗が。
ひとめで専修大学とわかるあの書体である。
パッと見たところ80人を越える吹奏が陣取っていて、
試合前と5回終了後のグラウンド整備中に『スパニッシュ・フィーバー』を演奏。
打者ひとりひとりにテーマ曲を用意しているのは別に珍しくはないが、
2番・津田嶺での『TRAIN-TRAIN』の替え歌の大合唱、
4番・日山雄也での『ドラゴンクエスト3・戦闘のテーマ』は振り付けとともに
非常に盛り上がっていた。

福工大城東は選手ごとのテーマを決めている様子はないようだが、
曲を替えるタイミングも無駄な間を空けないのはさすが。
『情熱大陸のテーマ』が良い。



で、この試合の応援で意外だったのが、
7回表攻撃中にお互いのエール交換が成立したこと。
表にエールを送られたらその裏に返すものだと思っていたのだが、
ひょっとしたら事前に打ち合わせしていたのかも知れない。
ただでさえきちんとしたエール交換が珍しくなりつつある甲子園で、
今日のような光景はとても心地良く思えた。

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