仕事から帰ってきて、TVの高校野球中継を何気なく流していた。
第4試合・日大山形(山形)vs開星(島根)。

日大山形の7回表の攻撃前、
一塁アルプス席から「日に日に新たに〜」と、日本大学の校歌が。
日大山形は「ボーイズビーアンビシャス」で始まる独自の校歌を持っているが、
7回には日大校歌を歌うのが伝統、というか通例なのだろうか。

それで思い出したのが、同じ日大の附属校である日大藤沢(神奈川)。
日大藤沢も甲子園では7回に日大校歌を歌っていた。
日大藤沢の応援はとても個性的で面白いのだが、
その7回だけはなにやら荘厳な雰囲気すら漂っていた。
(得点時には応援歌『輝く日大』と校歌のメドレーだったと思う)

ついでながら、1998年の甲子園での関大一高(大阪)も、
7回には関西大学学歌を歌い、
98年春決勝のあとでは大学の『逍遥歌』まで演奏された。

一方、早稲田大学の系属である早稲田実業の場合は、
その応援に大学の校歌『都の西北』が登場することは全くない。
大学では得点時の『紺碧の空』の替わりに、
校歌の一部をテンポアップして歌うこともあるのだが、
昨日のような大量得点の試合でもそれはなかった。
チャンスパターンや応援歌(『精悍若き』など)は大学と同じでも、
そこはちゃんと守るべき領域というものがあるのだろう、と思ったりする。

附属校であってもそれぞれである。


甲子園に流れる日大校歌で思い出したのがもうひとつ。
アメリカンフットボール東西学生王座決定戦・毎日甲子園ボウルでの
日大フェニックスである。

私がアメリカンフットボールを観に行くようになったころには、
関東はすでに法政の黄金時代。
日大は関学との定期戦ぐらいでしか関西に来なくなった。
しかし、甲子園ボウルのTV中継で観ていた日大の印象は強い。
あの赤の上下のユニフォーム、得点時に演奏される日大校歌の旋律が、
憎らしく、しかしカッコ良く思えたもの。
いつか日大フェニックスを甲子園で見たいと思っているのだが・・・。
(前監督・篠竹幹夫氏のご冥福をお祈りします)

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