03月13日付 日刊スポーツの報道「桂文枝さん死去、74歳肺がん」へのコメント:

ちょっと昔の大阪超ローカルネタで申し訳ないが。

大阪・千日前に『千日堂』という食堂があった。
今で言うとビックカメラのすぐ近く。
店の前ではスッポンの人形が南海ホークスのユニフォームを着たりして、
愛嬌を振りまいていた。
大阪で30年以上住んでいる人ならば、
『千日堂』のCMソングを記憶している人が多いのではないだろうか。
私が記憶しているのはこんな歌詞(一部違うかも知れないが)。


♪千日前の千日堂 
 甘党フアンの千日堂 
 食堂百貨の千日堂へ
 行こうじゃないか

 味はとびきりおいしくて
 何でも安い
 だから毎日毎晩
 千日堂へ行く

 皆様こちらは千日堂
 甘党フアンの千日堂
 食堂百貨の千日堂へ
 いらっしゃいませ
 皆様毎度変わらぬごひいき
 ありがとうございます


(※「フアン」は「ファン」のこと。「フアン」と発音されていた)

このCMソングをフルコーラス聞くために(笑)
一時期聞いていたラジオ番組がある。
MBS毎日放送ラジオで土曜日午後にあった『スターメロディー』という番組。
桂文枝を襲名する前の桂小文枝さんがパーソナリティーで、
もちろん千日堂提供。
当時のヒット曲をかける間にひとり喋りがある、という内容だったが
その詳しい中身よりも、千日堂のCMソングと、
「おおきにごっつぁーん!」
というお決まりの文句だけ覚えている。
同じMBSテレビの名物番組『素人名人会』の審査員だったことは有名だが。  

母の昔の知り合いに、「カワムラさん」というおばちゃんが居たらしい。
そのおばちゃんの息子が或る落語家に入門するということで、
当時の感覚では「大学まで行ったのにそんな世界へ行くなんて」と
泣いていたのだそうだ。
その入門した先の師匠は桂小文枝さん。
母親を泣かせてまで落語家になった息子は、
今の上方落語協会会長・桂三枝さんなのだそうな。
来週20日の日テレ(関西ではYTV)『いつみても波瀾万丈』のゲストらしい。

先日、桂文紅さんの訃報を新聞で知った。
文紅さんは、桂文團治一門の最後の落語家。
あまりTVに出る方ではなかったが、昔の上方落語を知る貴重な存在だった。
そして昨日は“上方落語四天王”のひとり・桂文枝さん。
ご冥福をお祈りします。

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