鼬も走る@甲子園(追記済)。
2007年3月24日 野球◇第79回選抜高等学校野球大会 第2日・1回戦◇
@阪神甲子園球場
《第一試合》 今治西高校(愛媛) 3−2 都留高校(山梨)
都 留 000 011 000=2 H7 E1
今治西 010 000 02X=3 H6 E2
都留:小林久−志村 今治西:熊代−潮
《第二試合》 熊本工業高校(熊本) 6−4 県立和歌山商業高校(和歌山)
県和商 001 110 001=4 H7 E1
熊本工 010 131 00X=6 H9 E3
県和商:吉本、坂口−福田 熊本工:隈部−藤本
朝7時前に自宅を出てちょうど1時間。
今にも泣き出しそうな曇り空の甲子園には、
入場券の発売開始を待つ人の列ができていました。
今日は雨の予報で、予定された3試合が全部消化できるかどうか微妙なところ。
とにかく屋根の下で適当な場所を選んでみました。
*第一試合*
今治西が8回裏1アウトから失策をきっかけに満塁とし、
笠原綾太の2点適時打で逆転勝ち。
2回裏に先制点を許したものの好投を続けていた都留の小林久貴だが、
最後に捕まってしまった。
しかしそのマウンドさばきは、観ていてとても気持ち良かった。
5回表に都留は橋本貴司の適時打で同点に追いついたが、
その後で甲子園のグラウンドにイタチが出現。
本塁から一塁アルプス方向へ駆け抜けて、
試合が一時中断するというハプニングがあった。
現場で観ていて一瞬「猫か?」と思ったが、夕刊でイタチだと判明。
どこから入り込んだのだろうか・・・?
都留は三塁アルプスをほぼ満員にするほどの大動員。
女子のリーダーは稽古着に袴姿だった。
チャンスになると『チャンス法政』のメロディーが演奏されるのだが、
これがもの凄い迫力で伝わってきた。
今治西は小気味良い演奏で、打順ごとにテーマ曲を固定していた様子。
そのうちの1曲で『はじめてのチュウ』があったのには苦笑。
あのテンポはオリジナルの“あんしんパパ”よりも、
むしろ日産のCMで使われている“ガガガSP”のバージョンっぽい。
*第二試合*
第一試合途中から降りだした雨が強さを増す中で、1点を争う試合になった。
1点をリードされた熊工は、5回裏に今村幸志郎の2点適時三塁打で逆転。
県和商も最後まで粘りを見せたが及ばず。
熊工の1番遊撃手・藤村大介の巧いバッティングには思わずうなった。
守備では失策もあったが、打球に対する反応の良さにも光るモノが。
そして、県和商の4番捕手・福田勇馬のパワフルなスイングもまた観てみたい。
5回表のセンターフェンス直撃の当たりは圧巻だった。
県和商の応援は1イニング1曲のパターンで、
得点機になると(おそらくオリジナルの)チャンステーマに替わる。
一昨年秋の近畿大会(舞洲)で聴いて少しハマってしまったのだが、
甲子園では一段とパワーアップしていた。
2回表の何やら単調な曲と6回表の音頭風の曲は、
どことなく数十年前の応援の雰囲気を感じさせてむしろ新鮮に思えた。
熊工のマーチングスタイルはこれまで甲子園で何度も観ているが、
今日は雨でちょっと勝手が違っていたかも知れない。
それでもお馴染みの『スーパーマン』や『スローダウン』などはさすが。
『アフリカンシンフォニー』の一節を使ったチャンステーマの前奏を耳にすると、
なぜか私は身震いするような感覚に襲われるのです(笑)
第二試合の終盤。
いつもならば次の試合に備えて応援団の一部がアルプスに入って来るはずが、
どうもそういう気配が感じられず。
バックネットに雨粒がかかっているのがわかるほどの雨、
そして捕手の後方に水が浮き出しつつある状態でした。
このまま強行してはちょっと辛いやろなぁ・・・と思っていたところ、
終了直後に第三試合の中止と、それが明日の第一試合で行われるという
場内アナウンスが。
しかも4試合開催となるとのこと。
それにしてもこの雨、明日に確実に影響しそうに思うのですが・・・。