延長15回の優勝戦。
2004年11月28日 野球 コメント (2)昨年の日本選手権決勝は、延長11回で日産自動車がサヨナラ勝ち。
その日は夕方に或る会合に出席せなばならなかったので、
余韻を味わうことなく試合終了と同時に慌しくドームを後にした。
(おまけに留守録も最後までできなかったし)
決勝の相手は大阪ガス。
今年は昨年の雪辱をかけて2年連続で決勝の舞台に立つ。
JFE西日本
000 000 000 000 001=1 H7 E0
000 000 000 000 000=0 H8 E0
大阪ガス
JFE:山下敬、菅崎、田中−小谷 大ガス:坂本、山田幸、能見、建山−小野
【本塁打】福竹(JFE・15回ソロ)
坂本健二が毎回3人ずつで終わらせるのに対し、
山下敬之は安打を打たれながらもキッチリ抑えて行く。
互いに守りが堅く、非常に引き締まったスピーディーな試合運び。
坂本は5回に2安打の走者を許したのみで、それ以外は9回まで完全。
6回裏の大ガスは、2アウトから澤多弘也、牧野光将が連続安打で出ると
小野和隆もレフト前へ安打。二塁から澤多が本塁へ突入したが
レフト難波和彦がドンピシャリの好返球で本塁タッチアウト。
試合は延長戦に突入。因みに9回終了時点の試合時間は2時間13分。
10回表、先頭の内田聡が二塁打で出たところで、好投の坂本が降板。
二番手山田幸二郎がワンポイントリリーフ、そして能見篤史がマウンドへ。
場内放送で能見の名がコールされるとネット裏のあちこちからどよめき。
2アウト後に2人続けて死球を与え満塁のピンチを招いたが、
最後は空振りの三振で乗り切った。
14時から始まったNHK教育TVの中継は、11回表で終わったらしい。
こんなこともあろうかとGAORAに留守録を切り替えておいた。
しかし、17時を回るとセットしておいたテープが終わってしまう。
急げヤマト(笑)
スコアを付けているとトイレにもなかなか立てず、
意を決して14回裏終了とともに駆け込んで戻ってきた15回表。
1アウトで打席に立った福竹政人の大きな当たりが左中間の深いところへ。
広告で言えば“ケイ・オプティコム”と“MIZUNO”の間あたりに
その球は飛んでいった。ソロホームラン。
喉から手が出るほど欲しかった先制点に
三塁側JFE応援席がこれ以上ない喜びで沸き返った。
その裏、田中は無難に三者凡退で見事に優勝を飾った。
6回の本塁クロスプレーが、大ガスにとって試合の明暗を分けたように思う。
というのも、7回以降大ガスには安打が全く出なかった。
7回からの菅崎丈右、そして10回1アウトからの田中敬人の丁寧な投球に、
大ガスの打球はほとんど野手の正面へ吸い込まれるように飛んでいた。
野手が球の飛んでくるところを読んでいたのか、
たまたま当たりが野手の正面ばかりだったのかは定かではないが、
試合を通して野手の逆を突かれることが少なかったのは
それだけ投手の制球が良かった、ということではないだろうか。
試合後、JFE・村上文敏監督はインタビューで
JFEの応援席だけでなく大阪ガスの応援席にも最大級の賛辞を送った。
そのインタビューの受け答えには、現在社会人野球が置かれている
厳しい状況を肌で感じているからこそ滲み出てくる誠実さを感じた。
表彰選手は以下のとおり。
最高殊勲選手:田中敬人(JFE西日本)
敢闘賞:坂本健二(大阪ガス)
打撃賞:福竹政人(JFE西日本)
首位打者賞:西田朋生(.500 NTT西日本)
大阪ガスは、私が社会人野球にハマりだしたきっかけのチームのひとつ。
それだけに2年連続で決勝を戦い延長で敗れたのは非常に残念だったが、
最後の最後でこんな凄い試合を観ることがなろうとは・・・
という思いのほうがどちらかと言えば大きかった。
(留守録は案の定15回表終了でテープが終わってしまったが。)
今大会では色々と思うことがあったのだが、まだ整理できていないので・・・。
今のところ溜め息しか出ませんわ(汗)
その日は夕方に或る会合に出席せなばならなかったので、
余韻を味わうことなく試合終了と同時に慌しくドームを後にした。
(おまけに留守録も最後までできなかったし)
決勝の相手は大阪ガス。
今年は昨年の雪辱をかけて2年連続で決勝の舞台に立つ。
JFE西日本
000 000 000 000 001=1 H7 E0
000 000 000 000 000=0 H8 E0
大阪ガス
JFE:山下敬、菅崎、田中−小谷 大ガス:坂本、山田幸、能見、建山−小野
【本塁打】福竹(JFE・15回ソロ)
坂本健二が毎回3人ずつで終わらせるのに対し、
山下敬之は安打を打たれながらもキッチリ抑えて行く。
互いに守りが堅く、非常に引き締まったスピーディーな試合運び。
坂本は5回に2安打の走者を許したのみで、それ以外は9回まで完全。
6回裏の大ガスは、2アウトから澤多弘也、牧野光将が連続安打で出ると
小野和隆もレフト前へ安打。二塁から澤多が本塁へ突入したが
レフト難波和彦がドンピシャリの好返球で本塁タッチアウト。
試合は延長戦に突入。因みに9回終了時点の試合時間は2時間13分。
10回表、先頭の内田聡が二塁打で出たところで、好投の坂本が降板。
二番手山田幸二郎がワンポイントリリーフ、そして能見篤史がマウンドへ。
場内放送で能見の名がコールされるとネット裏のあちこちからどよめき。
2アウト後に2人続けて死球を与え満塁のピンチを招いたが、
最後は空振りの三振で乗り切った。
14時から始まったNHK教育TVの中継は、11回表で終わったらしい。
こんなこともあろうかとGAORAに留守録を切り替えておいた。
しかし、17時を回るとセットしておいたテープが終わってしまう。
急げヤマト(笑)
スコアを付けているとトイレにもなかなか立てず、
意を決して14回裏終了とともに駆け込んで戻ってきた15回表。
1アウトで打席に立った福竹政人の大きな当たりが左中間の深いところへ。
広告で言えば“ケイ・オプティコム”と“MIZUNO”の間あたりに
その球は飛んでいった。ソロホームラン。
喉から手が出るほど欲しかった先制点に
三塁側JFE応援席がこれ以上ない喜びで沸き返った。
その裏、田中は無難に三者凡退で見事に優勝を飾った。
6回の本塁クロスプレーが、大ガスにとって試合の明暗を分けたように思う。
というのも、7回以降大ガスには安打が全く出なかった。
7回からの菅崎丈右、そして10回1アウトからの田中敬人の丁寧な投球に、
大ガスの打球はほとんど野手の正面へ吸い込まれるように飛んでいた。
野手が球の飛んでくるところを読んでいたのか、
たまたま当たりが野手の正面ばかりだったのかは定かではないが、
試合を通して野手の逆を突かれることが少なかったのは
それだけ投手の制球が良かった、ということではないだろうか。
試合後、JFE・村上文敏監督はインタビューで
JFEの応援席だけでなく大阪ガスの応援席にも最大級の賛辞を送った。
そのインタビューの受け答えには、現在社会人野球が置かれている
厳しい状況を肌で感じているからこそ滲み出てくる誠実さを感じた。
表彰選手は以下のとおり。
最高殊勲選手:田中敬人(JFE西日本)
敢闘賞:坂本健二(大阪ガス)
打撃賞:福竹政人(JFE西日本)
首位打者賞:西田朋生(.500 NTT西日本)
大阪ガスは、私が社会人野球にハマりだしたきっかけのチームのひとつ。
それだけに2年連続で決勝を戦い延長で敗れたのは非常に残念だったが、
最後の最後でこんな凄い試合を観ることがなろうとは・・・
という思いのほうがどちらかと言えば大きかった。
(留守録は案の定15回表終了でテープが終わってしまったが。)
今大会では色々と思うことがあったのだが、まだ整理できていないので・・・。
今のところ溜め息しか出ませんわ(汗)