時々、無性に博多へ行きたくなる。
誰かに会いに行くわけでもなく。
ただ足のおもむくまま街を徘徊したい。
玄海灘の潮風に吹かれたり。
ラーメンのスープの香りにまとわりつかれたり。

亡き父の故郷だった熊本はともかくとして、
ホークスが福岡へ行くまでその街のことは全然知らなかった。
1990年の夏、初めて平和台球場へ行って以来毎年1度は訪れている。
移動というのはだいたい体力を消耗するものだが、
特に博多へは元気をもらいに行っているような気がする。

大阪、そして関西の中にドップリ浸かっていると、
そこを離れてみるだけで新鮮な気分になれたりする。
まもなく3月になろうとしているが、まだ一度も関西を出ていない。
私の中にある“旅人の魂”がうずきはじめているようだ。
今月中は無理なので、来月は日帰り程度でちょっと遠出をしてみよう、と考える。

『博多学』は昨年夏に買ったのだが、私のカバンの中にまだ入っている。
時折引っ張り出しては、博多の気分を味わっている。
ちゃんとした感想は、いずれ書くことにしよう・・・と思う。
嗚呼、博多へ行きたい。

市バスに乗って。

2004年2月28日
難波の高島屋の前から、天保山行きの大阪市バスが出ている。
市バスの系統の中ではまぁまぁよく乗るほうに入る。
大阪ドームへ行くときに使うこともあるし、
南港中央球場からの帰り、乗り継ぎで利用することもある。
私が入院していた病院もその沿線にある。
本数も多く、私が乗るときはだいたい座席が埋まっている。
今日、その天保山行きに乗って行った先は、朝潮橋の中央体育館。
バレーボールVリーグ男子のファイナルラウンド二日目である。

開始1時間少し前に体育館入りしたが、先乗りしていた友人2名がわりと良い席を確保していてくれた。
先週の八尾に比べれば、中央体育館は適当な会場である。
スタンド席は空きもあったが、アリーナはよく入っていた。
第一試合はJT3−0サントリー、第二試合は堺3−1松下電器。
JT・サベリエフ、サントリー・ジルソンの打ち合いは観ていて楽しかったが、今日は集中力の差がJTのストレート勝ちという結果に出た気がする。
松下も些細なミスがもっと少なければ勝っていたかも知れないが、
コートに一度は倒れながら再びそのパワーを示した堺・杉山マルコスの奮闘が大きかった。

我々よりもちょっと下段のアリーナで、松下のメンバーが第一試合を観戦していたが、
色紙やカメラを持ったファンがひっきりなしにやって来てちょっとした行列ができるほど。
第二試合のコートに松下のメンバーが入ろうとするとズラーッと花道ができ、盛んにフラッシュが焚かれる。
えらい人気やなぁ。
試合中はその選手たちが座っていた席の通路で、カントル(松下)のお嬢ちゃんが応援席のチアリーダーそのままの振り付けで踊り、周辺の観客の注目を集めていた。

帰りの朝潮橋駅は一瞬改札制限をするほどの混雑ぶり。
最寄り駅はここしか無いからしゃあないけど。
最近色々あってちょっと気持ちが沈み気味だったが、
今日はバレーの試合と友人から元気をもらった。サンキュ。

行けぇ〜!

2004年2月29日
今日の日曜出勤は予定通りに終わった。
しかし、第一試合の後半開始には間に合いそうもない。
電車の中で、
「前半終了 トヨタ24−7三洋 広瀬大ボケ」
というメールが友人から届いた(笑)

雨上がりの花園に着いたのは後半15分ごろ。
バックスタンドで見つけたその送り主に
「広瀬がどうかしたの?」
と訊くと、
「相手のおるところにまともにキックするもんやから・・・あれは三洋が取ったトライとちゃうで。」
とのこと。
でも私が花園入りしてからの広瀬はトライもゴールもしっかり決めていた。

40分近くになって、広瀬から替わった山崎のキックが非常に良いところに飛び、
それに向かって難波が一直線に突っ走ってくる。
どう言うわけか、私と友人がほぼ同時に
「難波〜!行けぇ〜!」
と叫ぶ中、難波がそのボールをナイスキャッチ。
そのまま滑り込むようにトライ。
「このシーンはリプレイで見たいよなぁ!」
と思わず口走るほど興奮してしまった。

友人も私もトヨタの熱心なファンではないが、
トップリーグ初年度にその名前が無いことに寂しさを感じていた。
マイクロソフトカップ4強の三洋電機相手に、
30点の差を付けての快勝は素直に嬉しかった。
応援の小道具が小旗からチアスティックになっていたのはちょっと残念だったけど。

第二試合はクボタ32−14日本IBM。
地味な試合だったけど、“オファフェンガウエ兄弟対決”が一瞬あったからまぁええか(^^;
IBMラグビー部が“BBB”(Big Blue Beat)と呼ばれているのは初めて知った。
小旗のカラーはIBMというよりも大阪ガスみたいに見えた。

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