私が通勤などで利用している某私鉄はJRとの競合区間もあまりなく、
関西大手の中でも一、ニを争う殿様商売っぷりを常日頃発揮している。

今日、私の地元の駅へ定期券を買いに行ったときのこと。
定期券の購入用紙が前回のものとは違っていた。
住所、氏名、電話番号、乗車区間と期間は当然あるとして、
生年月日(西暦)の項目が加わっていた。
何気なく勢いで書いてしまったが、どうも腑に落ちない。

いざ窓口で、前の時には生年月日の欄が無かったことを係員氏に言うと、
「そうですね・・・」と口ごもったまま。
こんなとき、少々フランクでも良いから、
「これこれこう言う理由で書いてもらうことになったんですわ。すんませんなぁ」
などと説明でもしてくれれば素直に帰るつもりだった。

ところが、係員氏はその次の言葉が出て来ず、無言で定期を渡そうとする。

「通勤定期を買うのに生年月日まで書かなあかんとは、ケッタイな話やなぁ。
別に必要ないと思うけどなぁ。」
冷静に(しかし少々ドスを効かせて)言っても、係員氏は横を向いたまま無言。
後ろに待っているお客さんは居なかったが、
こらナンボ言っても時間の無駄や、と思ってそのまま帰ることに。
高い定期代を払ったのに、「ありがとうございます」のひと言も無し。
確かにクレームは付けたが、客商売をしているとは思えない態度。
今どき役所でももうちょっとマシな応対ができるよ。

住所、氏名、性別、生年月日。
これは住民票に記載されている個人情報の基本的な4項目である。
この4項目がすべて一致すれば、おおむね本人確認が可能。
つまり、これを入手することで他人になりすますこともできるし、
自分の身分事項(本籍など)を知らないうちに変えられてしまう恐れもある。
個人情報を扱うということは、それだけの責任があるということ。
今まで必要なかったものをいきなり求められる不安は、
「他の目的には使用いたしません」という一文だけで拭えるものではない。
神経質になり過ぎる必要はないかも知れないが、これも自分を護るため。

次回定期を買うのは半年後だが、
生年月日の欄をわざと抜かして出してやろうかな。
(ホンマ、イヤな客だこと。)

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