終わりそうで終わらない@南港(追記済)。
◇近畿学生野球 2007年秋季1部リーグ戦 第5節◇

@南港中央野球場

《第一試合(1回戦)》 奈良産業大学 5x−4 阪南大学 (延長13回)

阪南大 101 020 000 000 0=4  H6 
奈産大 100 000 003 000 1=5x H14


阪南:山口−松下  奈産:桑原、今井、小倉、蕭−吉田

《第二試合(2回戦)》 大阪教育大学 8−1 奈良大学 (8回コールド)

大教大 003 002 21=8 H12
奈良大 000 001 00=1 H5


大教:林−中野、斎竹  奈良:水谷、篠原元、篠原仁−松下

(写真は奈良大・水谷投手)

秋の近畿学生リーグを、最終節になってやっと観に行くことができました。


*第一試合*

奈産大は桑原謙太朗(4・津田学園)、
阪南大は山口博史(4・柏原)が先発。
おそらく桑原目当てと思われるスカウトがネット裏に集結、
いつもの近畿リーグとはスタンドの雰囲気が少し違っていた。

その桑原は1回表に川咲勇司(3・初芝橋本)の二塁打で1点を失うと、
3回表は中西良輔(2・遊学館)の適時打で追加点を奪われ、
5回表にも川咲、中西に連打を浴びて4失点で不本意な降板。

一方、山口は1回裏に中田隼人(2・PL学園)の適時二塁打で
一時は同点とされたが、あとは比較的安定した投球で連打を許さず。
阪南大が3点リードのまま9回裏へ。

9回裏、奈産大は1アウトから吉田利一(2・広陵=奈良)が二塁打、
続く丸田直一(3・高岡第一)が失策で一、二塁とすると、
平見勝(2・柳ヶ浦)の左中間を破る三塁打で2点を返す。
ここで西本泰承(3・日南学園)はセーフティースクイズを成功させ、
ついに同点、試合は延長戦にもつれ込んだ。

奈産大は11回裏に1アウト二、三塁のサヨナラの好機を迎えるも
これを生かせず、
阪南大も9回から登板した蕭一傑(3・日南学園)の前に安打が出ないまま。
13時20分以降は新しいイニングに入らない、というアナウンスが入り、
13回で点が入らなくても試合が終了することがほぼ確実になった。

その13回裏、2アウトから丸田が失策で出塁。
代走の才田慶彦(3・大阪学院大高)が二盗を成功させると、
平見も安打で続いて一、三塁に。
そして西本がセンターの頭上を越える適時打を放ち、
奈産大のサヨナラ勝ちで延長戦が終わった。


8回までの山口だと阪南大の勝ちはほぼ間違いないところが、
そこからの同点劇。
11回のサヨナラの場面をなんとか切り抜けたまでは良かったものの、
最後に力尽きた感が。
終わりそうでなかなか終わらない熱戦でありました。



*第二試合*

第二試合は、大教大・林弘貴(3・清教学園)、
奈良大・水谷智洋(1・奈良大附属)の先発で
予定よりも1時間30分以上遅れてのスタートとなった。

3回表、大教大が中本健介(4・橿原)の2点適時三塁打で先制、
その中本も松原慎吾(3・米子西)の犠飛で還り、3点をリード。
6回表には塩見亮太(2・京都府立工業)の犠飛などで2点を追加した。

奈良大もその裏相手のミスをついて1点は返したものの、
すぐさま中野弘章(4・清教学園)、柏貴文(1・桐蔭)の連続適時三塁打で
大教大に再び差を広げられ、結果8回コールドゲーム。
大教大が勝ち点を挙げてともに今季の全日程を終了した。

水谷は帽子を飛ばしながらの力投を見せていたが、
6イニングを投げて四死球5と少し荒れ気味。
対して林は8イニングで四球1の安定した投球で、
奈良大打線を散発5安打に抑えた。


聞くところによるとこの対戦、1回戦は延長11回だったとか。
今季の奈良大は3勝9敗勝ち点1の5位という結果でしたが、
1、2回生でベストナインに選ばれるような選手も居ることですし、
あとは経験を重ねて1つでも多くの勝ち点を取り、
2強時代の続く近畿リーグをかき回す存在になってほしいものです。

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