◇第3回大阪市長杯争奪 関西地区大学野球選手権大会
兼 第36回明治神宮野球大会関西地区代表決定戦・第1日◇

《第一試合・1回戦》 近畿大学(関西学生)9−0佛教大学(京滋大学)

近畿大 015 001 002=9 H12 E0
佛教大 000 000 000=0 H5 E2

近:大隣、今泉−倉重   佛:谷掛、古田康、上田、寺元−谷澤

球場に入って、スタンド下の通路を歩いている間にスタメン発表のアナウンス。
近大の先発投手が大隣憲司(3・京都学園)であるのはともかくとして、
佛教大は谷掛雄介(1・須知)とは少し意表を付かれた感が。

その谷掛だが、2回表2アウト三塁で大隣に先制の適時打を許す。
3回表は先頭から2人を続けて歩かせると、
森川欽太(4・大阪産大附属)の二塁打で2点目。
その後、失策、野選に加え倉重友二(4・広陵=広島=)の2点適時二塁打で
6点差を付けられてしまい、3回を終わって降板。
球威は充分だが、走者を出すと特に間合いが長くなるのが気になった。

序盤で大きなリードを得た大隣は、7イニングを投げて被安打3。
しかもそのうち2本は内野安打。
2回裏には三者連続空振り三振を奪ったりもしていたが、
奪三振は5と意外に少なく、打たせて取る投球に徹していたように見えた。

近大応援部は欠席。
佛教大は、応援団は一応来ていたが応援演奏とチアは無し。
遠慮しなくても良いのに(^^;


《第二試合・準決勝》 龍谷大学(関西六大学)1−0大阪体育大学(阪神大学)

大体大 000 000 000 00=0 H4 E0
龍谷大 000 000 000 01=1x H4 E0
(延長11回)

体:高木−庄司   龍:井村、井上−後藤

先発投手は、大体大は高木啓充(4・宇和島東)、龍谷大は井村裕介(4・興譲館)。
間違いなく投手戦になると思われたが、実際そのとおりになった。

この大会では指名打者制を採用していない。
つまり、関西学生リーグ以外の投手も打席に立つことになるのだが、
これがなかなか面白い。
両校を通じて初めて出た安打が、大体大3回表の高木の二塁打だったりする。
その裏は井村に打席が回ってきたが、ファウルを2本打つと歓声が上がった。
関六、阪神リーグではお目にかかれない光景。

これまでに、時折思い出したかのように雨粒が落ちて来ていたのが、
4回途中で本降りの気配があったので最上段の軒下へ移動。
程なく本当に本降りになってきて、観客が続々と席を離れる。
そんな中でも、両エースは持ち味を充分に発揮しゼロ行進が続く。

ついでながら、南港の軒下は雨漏りがするので全く油断がならない。

8回表、井村は2つの四球を出し、2アウト一、三塁のところで
井上暢祐(2・平安)にマウンドを譲った。
井上はこの場面を内野ゴロで切り抜け、大体大に得点を許さない。

一方、高木は7回あたりから球数が多くなってきたが好投を続け、
9回までに9個の三振を奪って、試合は延長戦へ。

11回裏、龍谷大は四球を選び犠打で二塁へ進んだ井上を置いて
主将の菊池高志(4・八幡浜)が左中間への大きな当たり。
高木がこの試合で初めて浴びた長打が、サヨナラの一打となった。


今年から、明治神宮大会(大学の部)へ関西から2代表が出場することになり、
代表決定戦のトーナメントも“1つ負けたら終わり”の一発勝負ではなくなった。
しかし、各リーグの秋の覇者が一堂に会するその値打ちは変わらない。
果たして、その会場が南港中央球場で良いのか?と思ったりもするのだが。
(大阪ドームを借りて・・・ってのは無理な話なんやろなぁ)

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