野球はドラマだ@西京極。
2007年5月3日 野球◇第59回JABA京都大会 第5日◇
@西京極野球場
《第一試合・2回戦》 明治安田生命 6−4 NTT信越硬式野球クラブ
《第二試合・2回戦》 和歌山箕島球友会 5x−4 硬式野球クラブ東海REX
東海R 012 000 100=4 H8 E1
箕 島 000 000 014=5x H11 E2
※8回裏から観戦
《第三試合・準々決勝》 三菱重工長崎 3−1 日本新薬 (延長13回)
三菱長 000 010 000 000 2=3 H8 E2
新 薬 000 000 010 000 0=1 H8 E1
長崎:手嶋、後藤−杉野 新薬:田中、塩満、貴志−堂前
ここ2年ばかり、5月のこの時期はベーブルース杯を観に行っていたのですが、
今年は諸般の事情により断念せざるを得ない状況に。
飛騨牛の串焼きは当分おあずけです。
その代わりでもありませんが、今日は京都大会へ。
所用があったため午後からの出動になりまして、
到着したのが第二試合の8回表終了後。
東海REXが4−0とリードしていました。
8回裏、後藤仁の適時打で箕島が1点を返して、
「おお、完封は免れたか」などと呑気に観ていたのが・・・
9回裏には古川勝士の適時打で2点差として、なおも走者を2人置く好機に
作野裕希が左中間への2点適時二塁打で同点。
そして中本和希も左中間へ飛ばして作野が還り、箕島の逆転サヨナラ劇に。
私が到着してから逆転した、ってのはオイシイところだけ観られたわけで。
一応観戦記録には加えておこうと思います(笑)
*第三試合*
新薬の先発・田中大介が初回から好投、4回までをパーフェクトに抑える。
三菱長崎の手嶋亮介も、初回の保田裕久の二塁打以外は走者を許さず。
5回表、三菱長崎は伊藤大輔の安打で最初の走者を出したが、
犠打失敗と盗塁死で2アウト走者無しになってしまった。
しかし、衛藤貴典が死球で出塁すると、
野口心、杉野広樹が続けてレフトへ安打を放って衛藤が先制の本塁を踏んだ。
7回まで散発の3安打に抑えられていた新薬は、
8回裏2アウト二、三塁の場面で代打に佐々木龍を送った。
その佐々木への2球目で一塁走者の藤谷大樹が飛び出し、
杉野がこれを牽制する間に三塁から松本雅彦が本塁へ突入してクロスプレーに。
球審のセーフのジェスチャーでプレーが一瞬止まった隙を伺って、
藤谷は三塁を陥れようとしたがこれは不成功に終わる。
新薬の同点劇は一瞬のうちだった。
延長11回裏、この回先頭の横山誠が右越二塁打で出塁。
松本の犠打で三塁へ進み、外野フライでもサヨナラの場面。
ここで藤谷がバットを折りながらの三塁ゴロ、
三塁の鈴木勘弥が落ち着いてこれを処理し、本塁封殺で難を逃れる。
この回終了後に照明塔が点灯された(17時52分)。
新薬は12回裏にも1アウト二塁の好機。
木戸俊雄がセンターへの飛球で二塁走者の保田は帰塁したが、
センターの池田直樹が送球の態勢に入ろうとして球を落とした。
私には捕球した後の落球に見えたのだが、これが失策と判定され木戸は一塁へ。
三菱長崎・牧瀬寅男監督の抗議も認められず1アウト一、二塁で試合再開。
しかし手嶋は動揺することなく続く小林世拓を遊ゴロ併殺に打ち取り、
延長戦はさらに新たなイニングへと進む。
13回表から新薬の投手は貴志款八。
1アウト一、二塁で池田の打席のときに暴投でそれぞれ進塁。
池田の二塁ゴロで三塁走者の杉野が三本間に挟まれタッチアウトとなるも、
ここまで当たりの出ていなかった鈴木が二遊間を抜ける安打。
これで走者が2人とも還り三菱長崎がようやく勝ち越した。
その裏、三菱長崎は後藤隆之をマウンドへ送る。
1アウトから横山が途中出場ながらこの日3本目の安打で出たものの、
後藤は最後を併殺で締め、ベスト4進出を決めた。
三菱長崎はこの試合で何度も犠打を失敗するなど思うような攻撃ができず、
加えて12回裏の微妙な飛球の判定。
しかし、苦境に立たされながらも新薬に傾きつつあった試合の流れを食い止め、
13回の決勝点に結びつけたのはさすがだったと思います。
両チームともに先発投手が好投し、そして守備陣がそれを盛り立てる。
地味な試合とも言えますが、引き締まった2時間54分の好ゲームでありました。
7連勝@スカイ(追記済)。
2007年4月29日 野球◇パシフィック・リーグ公式戦◇
@スカイマークスタジアム
福岡ソフトバンクホークス 6−5 オリックスバファローズ
※観衆22,100人
大村直之選手、1,500試合出場おめでとうございます!
舞洲からスカイマークスタジアムまで、1時間40分ぐらいかかりました。
それでもスタメン発表までには到着できました。
私は三塁側下段の内野席で観ていましたが、
試合前の“ラジオ体操”には軽く参加してきました(笑)
何も知らないお客さんは「何が起こったんや?」と思ったでしょうなぁ。
しかし、この時期の神戸のナイトゲームはやっぱり寒いです。
男子トイレにも、うどんのカウンターにも長い行列が・・・。
ホークスはこれで7連勝。
とりあえず今日は、4月15日の借りを返せた・・・かな?
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紙一重@舞洲(追記済)。
2007年4月29日 野球◇近畿学生野球 2007年春季1部リーグ戦 第4節・第2日◇
@舞洲ベースボールスタジアム
《第一試合(1回戦)》 大阪教育大学 4−3 奈良大学
奈良大 020 000 100=3 H6 E1
大教大 101 010 01X=4 H9 E1
奈良大:山崎−松下 大教大:雀部、林−中野
《第二試合(2回戦)》 奈良産業大学 4−0 神戸大学
奈産大 010 003 000=4 H4 E0
神戸大 000 000 000=0 H4 E4
奈産大:林、小倉、今井、蕭−吉田、白野 神戸大:齋藤−河嶋
午前10時前の舞洲は雲ひとつない青空。
湾岸特有の強い風もやや大人しく、とても気持ちよい天候でした。
*第一試合*
大教大先発・雀部(ささべ)尚也(3・畝傍)が初回を簡単に3人で終えると、
大教大のベンチから「完全試合やー」という声がかかった。
今季、奈良大は奈産大との1回戦(4月11日)で完全試合を達成させられている。
奈良大先発・山崎俊平(2・岡豊)は166cmの小柄なサウスポー。
走者が居ないときは間をほとんど空けずにテンポ良く投げ込んでくる。
雀部は山崎ほどでもないが、それでも投球テンポは速いほうだと思う。
大教大が1回裏に近藤直也(3・郡山)の右越適時二塁打で先制。
その直後の2回表、奈良大は先頭の吉田直弥(3・浪速)が安打で出塁、
完全試合はこれで免れた(笑)
続く中村匡登(2・広陵=奈良=)の犠打が相手の失策を誘うと、
1アウト後に松下健(4・川西明峰)がセンターへ逆転の2点適時打。
リードされた大教大は3回裏1アウト一、三塁で
近藤の当たりがショートへの内野安打となる間に同点に追いつき、
5回裏は中野弘章(4・清教学園)の適時打で1点をリードした。
大教大が得点したイニングは、1回は勿論いずれも1番打者からの攻撃だった。
7回に同点とされた大教大は8回裏、先頭の川田訓大(3・八尾)が四球を選ぶと、
後の2打者がともに犠打を成功させて2アウト三塁に。
ここで、1回、3回と得点のきっかけを作った1番打者・松原慎吾(3・米子西)が
センターへ弾き返す決勝打を放った。
8回表から登板した林弘貴(3・清教学園)が9回も締めて大教大が先勝した。
奈良大も毎回のように走者を二塁に進める好機を迎えながら、
雀部の落ち着いた投球の前にあと一本が出ず、
7回表に相楽(さがら)圭祐(4・信楽)の二塁打で追いつくにとどまった。
どちらかが一方的に攻めていたような試合展開ではなかっただけに、
好機をどれだけモノにできたかどうか、の紙一重で勝敗を分けたような気がする。
*第二試合*
昨年も4月29日にこの対戦を南港で観ている。
神戸大の先発はそのときと同じく齋藤暢克(4・郡山)だった。
今日の齋藤は2回表に味方の失策で1点を失ったが、
走者を出しても粘り強く抑える投球は変わらず。
投げ方がどことなくマリーンズの久保康友に似ていると思うのだが。
6回表、奈産大は先頭の北山恵丞(3・帝京第五)が右越二塁打。
その後四球と暴投で一、三塁として、中田隼人(2・PL学園)が一塁ゴロ。
本塁封殺を狙ったがこれが野選となり2点目が入る。
2アウト後、なおも2人走者を置いて上田潤也(3・広陵=奈良=)が左前安打。
しかしレフトが打球の処理を誤り2人とも生還。
齋藤にとっては2回に続いて不運な点の取られ方だった。
神戸大は1回裏1アウト一、二塁で下濱大史(3・生野)がセンターへ安打、
二塁走者の松本晃治(4・徳山)が本塁タッチアウトで先制機を失う。
2回以降は、奈産大の林幸弘(4・北海道栄)の気合充分の投球に
攻撃の糸口を掴めず、力投の齋藤を援護できないまま。
7回裏、この回から登板の小倉彰信(2・天理)らを攻めて2アウト満塁とするも、
4番手でリリーフに出た蕭(しょう)一傑(3・日南学園)に封じ込まれた。
奈産大のユニフォームが少しだけ変わった。
グレー地に赤の文字はそのままだが、“NSU”から“N”の花文字ひとつに。
袖には赤の2本線が入り、鹿のマークが消えた。
奈産大の鹿のマークは、グレー地に黒で“S”の花文字だった時代から
左袖に付いていたもの。
(奈産大は奈良でも三郷町だから鹿に縁はないはずなのだが)
左胸に“N”の花文字と言えば、
フォントと色は異なるが20年ぐらい前の奈良大もそんなユニだった・・・と思う。
雨のち晴れ(追記済)。
2007年4月28日 野球 コメント (2)◇第59回JABA京都大会 第1日・1回戦◇
@西京極野球場
《第一試合》 日本新薬 5−2 富士重工業
《第二試合》 三菱重工長崎 8−5 NOMO BASEBALL CLUB
三菱長 000 025 001=8 H9 E1
NOMO 100 020 020=5 H7 E0
長崎:手嶋、後藤−杉野 NBC:宇高、杉原−高島
【HR】福元(NBC・1回ソロ)、本郷(NBC・8回2ラン)
《第三試合》 東海理化 9−0 中山製鋼野球クラブ (7回コールド)
中山ク 000 000 0=0 H2 E1
東海理 021 330 X=9 H10 E1
中山ク:小野、道原−梅田 理化:永井、山川、村井−奥山、山根
阪急梅田駅から河原町行きの特急に乗ったのですが、
梅田を出たときには休日の京都へ向かう電車とは思えないほど空いていました。
十三、淡路と停まって行くごとに混雑はしてきましたが・・・。
沿線の人身事故の影響でダイヤが乱れ、10分ほど遅れて運転しているとのこと。
阪急の特急は10分ごとに走っているのでそれとはあまり感じないまま、桂まで。
むしろ影響があったのは桂で乗り継いだ準急のほうだったようです。
そんなこんなで、西京極に着いたのは第二試合の開始前でした。
*第二試合*
1回裏、NBCは先頭打者・福元淳史がライトへのソロ本塁打で先制。
その後も三菱長崎の先発・手嶋亮介を執拗に攻めるも追加点が奪えず、
5回表2アウト二、三塁で久米健の2点適時二塁打が出て逆転された。
しかしその裏、今度はNBCが同じく2アウト二、三塁から
白滝裕基の中越三塁打が飛び出して再度逆転、シーソーゲームの様相に。
序盤はまずまずの立ち上がりだったNBCの宇高直志だが、
5回裏に再びリードをもらいながらその直後に1アウト満塁のピンチを迎え、
衛藤貴典の打席のとき自らボークで同点にしてしまった。
衛藤はそれから粘ったのちレフトへの適時打でまた三菱長崎がリードした。
続く杉野広樹にも適時打を許し、代打・村上竜太郎に四球を与えて降板。
三菱長崎はこのあとも押し出しなどでさらに得点を重ねた。
NBCは8回裏、本郷剛士に2ランが出るも時すでに遅し。
最終回は手嶋をリリーフした後藤隆之に抑えられ、初戦で姿を消した。
第二試合の2回頃から空が暗くなり、本降りの雨が降り出してきた。
雨は4回裏あたりまで降り続いたがそれからは晴れ間が覗き出した。
グラウンドにとっては良いお湿りになったかも知れないが、
日陰に居るとちょっと寒い。
*第三試合*
東海理化の先発・永井裕二が初回から三振2つを奪う上々の出だし。
2回には神田慎也の2点適時二塁打で先制、
3回は冨川平と奥山博之の2本の二塁打で追加点を挙げ、
その後も適時打に失策も絡まって大量9点をリード、中盤で試合を決めた。
中山クラブは梅田泰史が放った2安打に抑えられ、
6回には二塁まで走者を進めたものの1点が遠かった。
第三試合終了は手元の時計で17時03分。
その足で京セラドーム大阪まで行ってまいりました。
◇パシフィック・リーグ公式戦◇
@京セラドーム大阪
福岡ソフトバンクホークス 3−1 オリックスバファローズ
※観衆 17,586人
スタンドの様子見などで一旦上段席から観たあと、
いつもの三塁側へ入ったのは5回表。
直後、実にタイミング良く田上秀則の1号先制アーチ。
9回表の松中信彦の決勝2ランは周囲に握手の嵐が吹き荒れました。
名前も素性もわからないのに、顔だけの知り合いが妙に増えた気がします(笑)
野球留学に関する一考察(その1)。
2007年4月27日 野球まず最初に言っておきますが、
私は“野球留学”については「まぁあっても良いんじゃないの」という程度の、
どちらかと言えば肯定派であります。
小学校6年、中学校3年の義務教育を修了したとは言え、
15歳の春はまだまだコドモ。
親の存在を鬱陶しく感じていてもやはり頼らざるを得ない、
そんな時期が私にもありました。
私の場合、自宅から歩いて通える公立高校を志望していましたが、
大阪の公立高校の入学選考は試験に加えて内申書が重視されるもの。
(現在はどうか知りませんが)
実技系の科目において音楽以外で点を稼げなかったことが災いしてか、
その志望校=公立高校受験を諦めざるを得ない状況になりました。
ランクを落とすことを考えなかった私は、一発勝負の試験に賭けて私学に合格。
自宅からわざわざ1時間近く掛けて高校へ通う生活が始まったわけです。
私のことを少々長く書いてしまいましたが・・・
中学校までずっと地元で通学していたものが、
自宅から通うことは変わらなくても電車通学をするようになる、というのは
それなりに決断が要ったわけで。
自宅を離れて寮生活を送るのは、
つまりそれ以上の決断を15歳の春にして迫られることになるのかと。
よほどの強い意志がなければできないことのように思えます。
私が“野球留学”を定義するとしたら、
自宅から通うことが不可能、もしくは非常に困難な場所にある高校へ進んで、
寮か下宿で生活をして野球部活動をする、ということになります。
府県の境をまたいで通学することは“留学”とは呼べません。
(これの例は後述します)
で、あとは心情的な要素が絡む話になります。
例えば医学を志す人がドイツへ、オペラを学ぶ人がイタリアへ行くというのは、
その本場で揉まれて来るというイメージがあります。
いわゆる“武者修行”のようなものでしょうか。
野球に例えれば、大阪や神奈川などの大会規模が大きくて
強豪揃いの地区にある高校へ行くことがそれに当てはまると思います。
しかし、高野連の硬式加盟校が190校近い大阪の場合、
夏の甲子園に出ようと思えば、少なくとも7試合を戦わねばなりません。
一方で下手すれば4試合で甲子園へ行ける地区もあり、
そこを“甲子園への近道”と考えて進学するケースが数多く見られるのも確か。
どちらも“野球留学”であることに変わりはないですが、
私個人としては、例えば大阪桐蔭高校の中田翔のように、
敢えて“武者修行”の道を選んだほうに好感を持つのです。
考え方が古いのかも知れませんが。
この続きはまた日を改めて。
(たぶんあと2回は続くと思います)
私は“野球留学”については「まぁあっても良いんじゃないの」という程度の、
どちらかと言えば肯定派であります。
小学校6年、中学校3年の義務教育を修了したとは言え、
15歳の春はまだまだコドモ。
親の存在を鬱陶しく感じていてもやはり頼らざるを得ない、
そんな時期が私にもありました。
私の場合、自宅から歩いて通える公立高校を志望していましたが、
大阪の公立高校の入学選考は試験に加えて内申書が重視されるもの。
(現在はどうか知りませんが)
実技系の科目において音楽以外で点を稼げなかったことが災いしてか、
その志望校=公立高校受験を諦めざるを得ない状況になりました。
ランクを落とすことを考えなかった私は、一発勝負の試験に賭けて私学に合格。
自宅からわざわざ1時間近く掛けて高校へ通う生活が始まったわけです。
私のことを少々長く書いてしまいましたが・・・
中学校までずっと地元で通学していたものが、
自宅から通うことは変わらなくても電車通学をするようになる、というのは
それなりに決断が要ったわけで。
自宅を離れて寮生活を送るのは、
つまりそれ以上の決断を15歳の春にして迫られることになるのかと。
よほどの強い意志がなければできないことのように思えます。
私が“野球留学”を定義するとしたら、
自宅から通うことが不可能、もしくは非常に困難な場所にある高校へ進んで、
寮か下宿で生活をして野球部活動をする、ということになります。
府県の境をまたいで通学することは“留学”とは呼べません。
(これの例は後述します)
で、あとは心情的な要素が絡む話になります。
例えば医学を志す人がドイツへ、オペラを学ぶ人がイタリアへ行くというのは、
その本場で揉まれて来るというイメージがあります。
いわゆる“武者修行”のようなものでしょうか。
野球に例えれば、大阪や神奈川などの大会規模が大きくて
強豪揃いの地区にある高校へ行くことがそれに当てはまると思います。
しかし、高野連の硬式加盟校が190校近い大阪の場合、
夏の甲子園に出ようと思えば、少なくとも7試合を戦わねばなりません。
一方で下手すれば4試合で甲子園へ行ける地区もあり、
そこを“甲子園への近道”と考えて進学するケースが数多く見られるのも確か。
どちらも“野球留学”であることに変わりはないですが、
私個人としては、例えば大阪桐蔭高校の中田翔のように、
敢えて“武者修行”の道を選んだほうに好感を持つのです。
考え方が古いのかも知れませんが。
この続きはまた日を改めて。
(たぶんあと2回は続くと思います)
◇第78回都市対抗野球大会 大阪・和歌山第一次予選 第1日◇
@堺浜野球場
《第一試合》 泉州大阪野球団 14−12 関電グループ硬式野球クラブ
《第二試合》 中山製鋼野球クラブ 5−2 八尾ベースボールクラブ
《第三試合》 大阪ウイング硬式野球クラブ 4−2 大阪ペーシェンスクラブ
大阪ぺ 000 110 000=2
大阪ウ 000 013 00X=4
大阪ペ:長、江藤、西辻勝−西田 大阪ウ:浜中、水野、桜井−弓場
今日から都市対抗野球の一次予選がスタート。
第1日は9時30分からの3試合ということでしたが、
開幕戦は無理でも第三試合なら少しだけでも観られるだろう、と
移動を試みたところ・・・。
万博公園からモノレール〜阪急・地下鉄〜南海〜大阪市バスを乗り継いで、
堺浜までおよそ2時間かかりました(汗)
第三試合の4回裏に到着。
5回は表、裏とも走者を三塁に置く場面での失策による1点。
6回裏、ウイングは安打が3本続いて満塁とすると、
大路晋也がセンター前へ弾き返し、逆転の2点適時打。
田村直樹の適時打でさらに1点を追加した。
ペーシェンスは8回表に1アウト一、三塁の好機を迎えたが、
併殺で得点ならず。
継投策が実る形でウイングが初戦を突破した。
都市対抗予選でありながら相変わらずオープン戦のようだった今日の堺浜は、
ストライクの2つめのランプが点灯していませんでした。
アウトの1つめのランプも切れ掛かっていたのか妙に小さかったし。
その一方で三塁ベンチ後ろの自販機はすべて売り切れのランプが点いていたし。
・・・管理は大丈夫なんでしょうか(おい)
スピーディーな延長戦@マスカット。
2007年4月20日 野球◇第51回JABA岡山大会 第1日・1回戦◇
@マスカットスタジアム
《第一試合》 王子製紙 7−0 三菱重工広島(7回コールド)
《第二試合》 日産自動車 5−0 デュプロ
デュプロ 000 000 000=0 H6 E0
日 産 201 002 00X=5 H13 E1
デュプロ:米澤、矢田−味園 日産:石畝−南
《第三試合》 JR四国 1x−0 全播磨硬式野球団 (延長12回)
全播磨 000 000 000 000=0 H2 E2
JR四国 000 000 000 001=1x H6 E0
全播磨:泉−畑 JR四国:岩井−松谷
毎月通院している病院が新大阪の近くにあるのを良いことに、
診察を終えてからつい新幹線に乗ってしまいました(苦笑)
今年の岡山大会へは22日に行くつもりでいたのですが、
どうもお天気があまり良くないようなので今日に変更。
好天のマスカットスタジアムに着いたのは13時過ぎ。
第二試合の6回表でした。
*第二試合*
6回裏、日産はこの回先頭の船引俊輔が二塁打で出塁。
その後2アウト三塁となったところでデュプロは矢田進一をマウンドへ送ったが、
吉浦貴志がその代わり端を叩き、右中間への三塁打で追加点を奪う。
4番に座る市丸祐樹も適時打で続いて5点差とし、勝負を決めた形になった。
*第三試合*
JR四国の先発は岩井慎二。
1回2回と続けて三塁に走者を背負うピンチを迎えていたが、
いずれも3アウト目を三振で締めて切り抜け、その後は快調な投球を続けた。
一方、全播磨は泉祐貴が先発。
初回いきなり連続して三振を奪うも制球はあまり定まらず。
しかし2回以降はJR四国打線を手玉に取るかのような好投を見せる。
マスカットスタジアムのスコアボードには球速が表示されるのだが、
岩井とは対照的に、泉の場合は直球でも130km台は出なかったはず。
変化球を巧みに駆使して凡打の山を築いていた。
8回終了までともに放った安打はわずか1本。
投手戦は0−0のまま相譲らず延長戦へ。
JR四国は11回裏に初めて走者を三塁まで進めたが得点ならず。
12回裏は小松紘之がまず四球で出て(代走・武市洋平)、
続く稲岡進作が犠打を警戒する守備の裏をかくようなレフト前への浅い安打。
松谷基央が犠打で送り、武市誉史の死球で1アウト満塁とした。
10回に代打出場、そのまま二塁に入った佐々木潤一郎が打席に立つ。
佐々木は疲れの見える泉に食い下がり、粘った8球目をレフトへ。
その打球がレフトの頭上を越える決勝適時打となってサヨナラ。
この試合、手元の時計では14時41分開始。
9回終了時で16時19分(1時間38分)、試合終了は17時03分。
特に中盤での出塁機会が少なかったとはいえ、
延長12回で2時間22分という非常にスピーディーなゲームだった。
帰宅したのは第三試合終了からちょうど3時間後でした。
で、今日久しぶりに岡山駅に降り立ったわけですが・・・
明日から在来線でも自動改札機が導入されるとのことで、
改札周辺でチラシが配られていました。
試験的に稼動している改札機(1台だけ?)を通ってから
入鋏代わりのスタンプを押されるという妙な体験もしましたが(笑)
ICOCAが使えるのはこの夏からのようです。
それにしても、しばらく降りないうちに岡山駅も様変わりしたなぁ・・・と。
仕事が長引いたりで京セラドーム大阪へは行かなかったそのうえ、
帰ってTVを点けたらいきなり前田智徳がHRを打つわで、
プロ入り2勝目を挙げた金刃憲人の投球はあまり見られなかったわけですが。
我が家が“G+(ジータス)”を視聴できる環境で良かったナァ、と
今日だけは?つくづく思いました。
TVの画面に向かって手を振ってみたりして(誰に?)
握手攻めにあってましたですね(^^;
今度は完投で飾れますように。
帰ってTVを点けたらいきなり前田智徳がHRを打つわで、
プロ入り2勝目を挙げた金刃憲人の投球はあまり見られなかったわけですが。
我が家が“G+(ジータス)”を視聴できる環境で良かったナァ、と
今日だけは?つくづく思いました。
TVの画面に向かって手を振ってみたりして(誰に?)
握手攻めにあってましたですね(^^;
今度は完投で飾れますように。
ポジションの本質へ。
2007年4月17日 野球
スワローズのプレーイングマネージャ・古田敦也に、
「もっと、うまくなりたい。」
と言わせたゼット野球用品の広告。
今年の新作はポジションごとに作られているのですが、
これがなかなかカッコ良い出来なのです。
最初に視たのはキャッチャーがテーマの作品。
そして今日、Jスポーツの中継でライトがテーマになったものを視ました。
“ライトの後ろに、味方はいない。”
というキャッチフレーズとともに映し出される野球場に、どこか見覚えが・・・。
PCに保存されている野球場の写真を探ってみたところ、
ここか?と思われる野球場が見つかりました。
倉田山公園野球場(三重県伊勢市)ですが・・・どうでしょう?
ゼット株式会社のHPでは全シリーズのCFを視ることができます。
ただし、どこで撮影されたかなどの詳細は出ていません。
スポーツ用品メーカーのCFでは、
「映像が凝ってるなぁ」と思わせるミズノ、
いつも発想がユニークなSSKなどがありますが、
今年はゼットにも注目したいと思います。
(シーズン終了までに全部視られるかどうか、という点も含めて)
「もっと、うまくなりたい。」
と言わせたゼット野球用品の広告。
今年の新作はポジションごとに作られているのですが、
これがなかなかカッコ良い出来なのです。
最初に視たのはキャッチャーがテーマの作品。
そして今日、Jスポーツの中継でライトがテーマになったものを視ました。
“ライトの後ろに、味方はいない。”
というキャッチフレーズとともに映し出される野球場に、どこか見覚えが・・・。
PCに保存されている野球場の写真を探ってみたところ、
ここか?と思われる野球場が見つかりました。
倉田山公園野球場(三重県伊勢市)ですが・・・どうでしょう?
ゼット株式会社のHPでは全シリーズのCFを視ることができます。
ただし、どこで撮影されたかなどの詳細は出ていません。
スポーツ用品メーカーのCFでは、
「映像が凝ってるなぁ」と思わせるミズノ、
いつも発想がユニークなSSKなどがありますが、
今年はゼットにも注目したいと思います。
(シーズン終了までに全部視られるかどうか、という点も含めて)
負けに等しい@スカイ。
2007年4月15日 野球◇パシフィック・リーグ公式戦◇
@スカイマークスタジアム
オリックスバファローズ 4−4 福岡ソフトバンクホークス
(延長12回)
※観衆 15,299人
暑くもなく寒くもなく、野球観戦には絶好の日和。
それでも日なたはTシャツ1枚でも居られるほどの陽気。
こんな日にドームなんてモッタイナイ!(←マータイさんか)
今日はスカイマークで良かったなぁ・・・
なんて9回裏の途中までは余裕で観ていましたが。
試合時間4時間11分、延長12回で決着付かず。
気分的には負けに等しい引き分けですわ。
今日はこのあとサーパスvsホークスのウエスタンの試合が組まれ、
いわゆる“親子ゲーム”の日で楽しみにしていたわけなのですが、
そのウエスタンの試合開始は18時30分予定とのこと。
とても続けて観ようという気力も体力もなく、トボトボと帰途に。
乗っていた電車も地震の影響で立ち往生したり・・・。
でも、やっぱりスカイマークスタジアムは素晴らしい野球場です。
今月(雨でもない限りは)おそらくもう1回行くことになると思います。
来月は関西学生野球もありますし。
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プチリニューアル@舞洲+α。(追記済)
2007年4月14日 野球◇関西六大学野球 2007春季リーグ戦 第3節・1回戦◇
@舞洲ベースボールスタジアム
《第一試合》 神戸学院大学 3−1 大阪経済大学
大経大 001 000 000=1 H5 E2
神院大 100 200 00X=3 H6 E1
大経:水谷−奥山 神院:上野−水田
《第二試合》 大阪学院大学 2−0 京都産業大学
京産大 000 000 000=0 H3 E1
大院大 000 010 10X=2 H5 E1
京産:宇田川−南本 大院:柿谷−仲谷
舞洲に到着したのは、第一試合の1回表終了直後。
フェンスが濃いめの青色に塗り替えられていたのに気が付いた。
昨年までは大阪ドームのような色合いだったが、
今は神宮か、はたまたナゴヤドームか、といった感じになっている。
*第一試合*
神院大は1回裏に野村太一(3・明徳義塾)の適時打で先制。
3回に一度追いつかれたものの、
4回裏は大原悠平(4・明徳義塾)の適時二塁打を挟む三連打のあと、
宮里光(3・沖縄尚学)の犠飛でリードを2点に広げた。
大経大先発の水谷俊介(3・神港学園神港)は、
球に勢いはあったが4回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球。
それでも5回以降は落ち着きを取り戻し、追加点を与えなかったのはさすが。
神院大の先発は上野貴博(4・廿日市)。
3回表の失点が1アウト二、三塁で内野ゴロの間によるものだったことを思えば、
実質的にはシャットアウトに近い内容だったと思う。
連打を許さず要所を締める、テンポの良い投球が光っていた。
*第二試合*
京産大・宇田川雄一郎(3・大谷)、大院大・柿谷悠太(4・有田中央)の投手戦。
1回、3回と得点圏に走者を進めながらあと一本が出ない京産大に対し、
4回までは二塁を踏めなかった大院大ではあったが、先制したのは大院大のほう。
5回裏2アウト三塁で青木亮祐(4・高松商業)が左中間に放った二塁打だった。
大院大は7回裏にも2アウト満塁から暴投で1点を拾う。
京産大も柿谷に140球以上を投げさせる粘りを見せたが、
散発の3安打に抑えられ最後まで得点を奪うことができなかった。
この試合で興味深かったのは、ともに捕手が1回生だったこと。
京産大は南本裕文(1・京都外大西)、大院大は仲谷龍二(1・PL学園)で、
ともに甲子園を経験している。
第一試合も神院大の捕手・水田信一郎(1・東洋大姫路)は1回生。
その中では特に仲谷の度胸満点のリードっぷりが、観ていて面白かったと思う。
第一試合で大経大名物?の旗振りオジさんが来ていたのと、
第二試合で大院大のチアが4人、テープ演奏に合わせて応援していた以外は
本当に静かな今日の舞洲でした。
そのあと、昨日に続いて京セラドーム大阪へ行ったのは言うまでもありません。
途中、某病院に入院中の知人のお見舞いという名の寄り道をしたので、
試合開始には間に合いませんでしたが。
◇パシフィック・リーグ公式戦◇
@京セラドーム大阪
福岡ソフトバンクホークス 4−2 オリックスバファローズ(延長10回)
※観衆 17,515人
延長10回表に押し出しと暴投で2点を取って勝ち越し、
という拾い物の勝利ではありましたが、
とりあえず連敗がストップできればそれで良し。
ドーム内の周回通路が一部リニューアルされていて、新しい店舗もありました。
新登場の“なか卯”の牛丼を昨日のゲン直しの意味も込めて買ってみたところ、
今日はとりあえず当たりだったようです(笑)
さぁ、明日は神戸か・・・
◇パシフィック・リーグ公式戦◇
@京セラドーム大阪
オリックスバファローズ 7−4 福岡ソフトバンクホークス
※観衆 10,521人
3回表、江川智晃のプロ入り第一号ソロが出た直後にいつもの三塁側スタンド入り。
京セラドーム大阪の現在のグラウンドの配色は、
“眼に来る”花粉症持ちのワタクシにとってはチカチカしてしゃあないんですわ。
4−4で迎えた8回裏1アウト、
タフィー・ローズのところで投手が三瀬幸司に交替・・・
「この回ローズと北川(博敏)で終わっとかな、下山(真二)まで回ったらヤバイで」
と友人に何気なく漏らした言葉が、数分後に的中してしまいました。
あちゃー。
今週は新しい仕事のことなどで家に帰っても野球中継を視る余裕がなく、
ジャイアンツ・金刃憲人のプロ初勝利もネットの記事で知った次第。
(翌日はふだん買わないスポーツ報知も買いましたですよ)
関西でのホークス開幕戦の今日だけはどうにか片付けてドームへ向かったものの、
このような結果で今季初の3連敗を喫するとは。
3連敗、と言っても前の2つはTVでもロクに見ていないので、
実感はあまりないのですが。
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取りも取ったり、23K@西京極。
2007年4月8日 野球◇関西学生野球 2007春季リーグ戦 第1節・2回戦◇
@西京極球場
《第一試合》 同志社大学 6−4 関西大学
同 大 105 000 000=6 H9 E0
関 大 003 000 001=4 H8 E1
(※7回表途中から観戦)
同大:佐々木、宝田、佐川−佐谷、小村
関大:伊勢、新田、横山、渡部、澤田−田辺
《第二試合》 近畿大学 8−0 京都大学
京 大 000 000 000=0 H1 E5
近 大 000 030 05X=8 H12 E0
京大:尾藤、水木、山下−吉村 近大:巽−林部
関西学生野球の春季リーグ戦が昨日開幕。
昨日は高砂に居ながらも連盟の携帯速報が気になっていたりで、
第1節は1試合だけでも、と思って帰りに前売券を購入しておいた。
西京極には第一試合の7回表途中に到着。
3回表裏に何があったのかはわからないが、それ以後は落ち着いた展開の様子。
関大は澤田大志(3・土佐)、同志社は宝田将志(3・旭川東)が投げていた。
9回裏2アウト、関大が橋本拓也(3・岡山理大附属)の適時二塁打で1点を返すと
同志社は佐川仁崇(3・大阪桐蔭)を投入、次の打者を1球で片付けて逃げ切った。
その9回裏、関大の天王寺谷亮(2・神村学園)が代打で出場したのだが、
漢字3文字しか入らないはずの西京極のスコアボードに“天王寺谷”と
しっかり4文字が入っていたのに一瞬我が眼を疑った。
よく見ると他の選手とフォントが微妙に違っていて、わざわざ作ったような感じ。
・・・何を見てるんだか(苦笑)
*第二試合*
近大先発の巽真悟(3・新宮)が抜群の立ち上がりを見せる。
初回先頭からの3連続三振に留まらず、3回までなんと9連続奪三振。
4回表、先頭の宗平雅己(2・立命館)に四球を与えて連続記録は途切れ、
続く石川俊介(3・北野)のバントが内野安打となって走者を2人背負ったが、
スリーバント失敗を含めてこの回も三振3つを奪い難を逃れた。
京大は昨日に続いて尾藤陽介(4・新居浜西)が先発。
失策や四球で走者を出してはいたが、4回まで被安打1の無失点。
しかし5回裏、中原弘喜(4・近大附属)の二塁打からペースを乱したのか、
自らの失策などもあって満塁とされ、
森志朗(4・岡山南)に適時打を打たれたところで降板。
尾藤から替わった水木康介(2・北野)は6回、7回は無失点で切り抜けたが、
8回に捕まり4連打を浴びるなど終盤にビッグイニングを作らせてしまった。
巽は5回以降も球威が衰えることなく、6回1アウトから5連続三振。
そしてひとり置いて8回1アウトからまた5連続三振で京大の反撃を封じた。
終わってみれば1安打完封に加えて奪三振23のリーグ新記録。
昨年10月22日、延長20回の同立戦では立命投手陣が22個の三振を奪ったが、
それをも上回ったことになる。
正直な話、巽が9連続三振を奪った瞬間“或ること”を期待しかけていて、
4回表の四球と内野安打でその期待がついえてしまったと思ったら、
こういった形での新記録達成とは・・・あな恐ろしや。
◇第33回JABA高砂市長杯争奪社会人野球大会 第1日・予選リーグ◇
Aグループ@高砂市野球場
(※予選リーグは7回戦制)
《第一試合》 OBC高島 7−6 関電グループ硬式野球クラブ
《第二試合》 OBC高島 4−1 広島鯉城クラブ
OBC高島 000 002 2=4 H8 E1
広島鯉城 000 100 0=1 H2 E1
OBC:遠上−北村 鯉城:沖野−前田
《第三試合》 広島鯉城クラブ 5−0 関電グループ硬式野球クラブ
広島鯉城 020 300 0=5 H7 E0
関電Gク 000 000 0=0 H6 E3
鯉城:長澄−前田 関電:中川、大井−森下
今年1月の播州赤穂行きと同様に、『青春18きっぷ』の“残り1回分”の入手に成功。
高砂球場の最寄駅であるJR宝殿までの往復がこれでちょっと楽になった。
第二試合の開始前ぐらいに着ければいいや、という具合に考えて乗り降りしていたら、
三ノ宮から乗る予定の新快速が15分遅れとのこと。
加古川での普通への乗り継ぎに少々時間はかかったものの、
高砂球場に着いたのは第一試合の終了直後というタイミングだった。
*第一試合*
4回表までは両チームとも無失策で締まった試合だったが、
4回裏、広島鯉城は2アウト一、二塁から今中秀也の外野フライが失策となって
先制点を拾った。
OBC高島は6回表、先頭の中村光佑が安打で出塁したのをきっかけに
2アウト満塁の好機を迎えると、今治巧のセンターへの2点適時打で逆転。
7回表には中村の適時打でダメを押す形になった。
広島鯉城は終盤疲れが見え出したOBC高島の遠上賢一を捕らえきれないまま。
第一試合に続いて勝利したOBC高島が決勝トーナメント行きを決めた。
*第二試合*
広島鯉城は2回表、1アウト二、三塁の場面で暴投によって1点を先取
日浦勝也の犠飛で2点目を奪うと、
4回表には失策や四反田敬吾の適時二塁打などでさらに3点、リードを広げた。
関電クラブは6回裏に1アウト満塁の好機があったが生かすことができず。
高砂市総合運動公園の桜は、これでもか、とばかりに咲き誇ってはいましたが、
けっこう寒い中で時折花散らしの雨も降るなど、どうにもスッキリしない空模様。
先週の日生千里山のような、花見と洒落込むような気候ではありませんでした。
『青春18』を持っていたのを幸いに一旦姫路まで足を伸ばし、
姫路駅名物・まねき食品の“えきそば”で温まってから新快速で帰阪した次第。
あのエエ匂い、たまりませんわぁ。
ジンクスはまだ続く。
2007年4月3日 野球第79回選抜高等学校野球大会は、
常葉学園菊川高校(静岡)の初優勝で幕を閉じました。
二人の好サウスポーを擁し、バントをほとんどしない積極的な攻撃で
春夏合わせて3度目の甲子園で初の初戦突破から勢いに乗り、
準々決勝からは3試合続けて終盤での逆転勝ち。
静岡代表としては1978年(浜松商業)以来となる紫紺の大旗を掴み取りました。
さて、これは昨年8月21日の日記の続きでもあるのですが・・・
大阪の代表に勝った高校が、これで5季連続全国制覇したことになります。
いつまで続くのでしょうか・・・?
常葉学園菊川高校(静岡)の初優勝で幕を閉じました。
二人の好サウスポーを擁し、バントをほとんどしない積極的な攻撃で
春夏合わせて3度目の甲子園で初の初戦突破から勢いに乗り、
準々決勝からは3試合続けて終盤での逆転勝ち。
静岡代表としては1978年(浜松商業)以来となる紫紺の大旗を掴み取りました。
さて、これは昨年8月21日の日記の続きでもあるのですが・・・
*2007年春・準々決勝 常葉菊川(静岡) 2-1 大阪桐蔭(大阪)
*2006年夏・2回戦 早稲田実業(西東京) 11−2 大阪桐蔭(大阪)
*2006年春・1回戦 横浜(神奈川) 1−0 履正社(大阪)
*2005年夏・準決勝 駒大苫小牧(南北海道) 6−5 大阪桐蔭(大阪)
*2005年春・1回戦 愛工大名電(愛知) 2−0 大産大附属(大阪)
大阪の代表に勝った高校が、これで5季連続全国制覇したことになります。
いつまで続くのでしょうか・・・?
桜と赤とオレンジと@日生千里山。
2007年4月1日 野球
←大阪府吹田市・日本生命千里山グラウンドの桜
昨年4月4日に掲載(ただし撮影は2005年)したのと同じ木ですが、
ちょっと角度を変えて撮ってみました。
満開までもう少し・・・でしょうか。
途中から小雨が降る中で行われたオープン戦は、
日立が4本の本塁打など先発全員の14安打で日生に圧勝。
投げては比嘉幹貴がテンポの良い投球で、
7イニングを被安打1(石田拓郎の二塁打のみ)の好投を見せた。
日生が赤、日立がオレンジのユニ。
帽子とストッキングで見分けは付きますが、
グラウンドに入ったときのパッと見がちょっとややこしかったです。
昨年4月4日に掲載(ただし撮影は2005年)したのと同じ木ですが、
ちょっと角度を変えて撮ってみました。
満開までもう少し・・・でしょうか。
◇オープン戦◇
@日本生命千里山グラウンド
日立製作所 12−0 日本生命
日 立 020 330 202=12 H14
日 生 000 000 000= 0 H1
日立:比嘉、藤本−高倉 日生:国安、下野輝、土井−佐久間、藤田
【HR】嶋田(4回2ラン)、鈴木(5回2ラン)、高倉(5回ソロ・9回2ラン)
途中から小雨が降る中で行われたオープン戦は、
日立が4本の本塁打など先発全員の14安打で日生に圧勝。
投げては比嘉幹貴がテンポの良い投球で、
7イニングを被安打1(石田拓郎の二塁打のみ)の好投を見せた。
日生が赤、日立がオレンジのユニ。
帽子とストッキングで見分けは付きますが、
グラウンドに入ったときのパッと見がちょっとややこしかったです。
オヤジの粘り@甲子園→京滋開幕@西京極。
2007年3月31日 野球 コメント (2)◇第79回選抜高等学校野球大会 第9日・準々決勝◇
@阪神甲子園球場
《第一試合》 常葉学園菊川高校(静岡) 2−1 大阪桐蔭高校(大阪)
菊 川 000 000 011=2 H7 E1
大桐蔭 000 001 000=1 H5 E2
菊川:田中−石岡 大桐蔭:中田−岡田
《第二試合》 熊本工業高校(熊本) 5−3 室戸高校(高知)
今日はセンバツの準々決勝、しかも第一試合は大阪桐蔭。
そして、関西の大学野球5連盟(1部)のトップを切って、
京滋大学リーグの開幕。
駅で“スルッとKANSAI・3daysチケット”を買ってハシゴしようと決めたのは、
今朝のことでした。
昨夜は職場の送別会でけっこう呑んでいたせいでもないでしょうが、
ICOCAやPiTaPaなどのカードが入った定期入れを自宅へ忘れてきたのに、
駅に着くまで気が付かなかった、という波乱の出発でして(汗)
(おまけにデジカメも持っていかなかったし)
JRの区間は財布にSuicaを入れていたので事無きを得ましたが。
甲子園に10時過ぎに着くと、係員が中央特別自由席の売り切れを告げていました。
今日は一塁特別自由席の最もアルプス寄りを選択して、
観戦と同時に大阪桐蔭の応援ぶりを観察。
5回までお互い三塁まで走者を進めながら、攻撃に決め手を欠いて無得点。
大阪桐蔭は走者が牽制球に誘い出されたり、
スクイズを失敗して併殺に倒れるなどどこか落ち着かない攻撃。
常葉菊川・田中健二朗の術中にはまりつつあるようにも見えた。
大阪桐蔭は6回裏2アウト二塁、堀拓真のライト線への安打でようやく均衡を破った。
先発の中田翔も5回から7回までは三者凡退に抑えていて、
試合の流れは大阪桐蔭に傾きつつあったはずなのだが・・・
7回裏、大阪桐蔭はこの試合初めての三者凡退を喫する。
8回表、常葉菊川が反撃に出る。
1アウトから田中が右中間への三塁打。
トップに戻り高野敬介が四球を選ぶと、
町田友潤が一塁手の右を抜ける適時打で追いついた。
しかし、その後なおも続くピンチを三塁手の山口祥継の好プレーが救う。
その裏の大阪桐蔭は2アウト二塁で中田を迎える。
中田は田中の4球目をレフト方向へ運び、場内が大歓声に包まれたが
打球はフェンスの手前で失速、中川雅也のグラブに納まった。
その中川が9回表1アウトから内野ゴロ失策で出塁。
2アウト後、前田隆一の安打で一、二塁とすると、
石岡諒哉は三塁線を抜ける長打コースの当たりを放って中川が生還、
常葉菊川が土壇場で勝ち越した。
田中は9回裏を簡単に三人で終わらせて、ベスト4一番乗りを決めた。
常葉菊川の一番打者・高野が打席のときには、
アルプスから「かっとばせー!オヤジ!オヤジ!オヤジ!」というコールが起こる。
8回の四球も粘って選んだものだが、
最初の打席は三塁ゴロに倒れるも中田にいきなり9球を投げさせた。
良い雰囲気を持った選手だと思う。
これは大阪桐蔭の演出なのかどうかは定かでないが、
一塁スタンド下から選手が出てくるときに『パイレーツ・オブ・カリビアン』の演奏が。
これがもの凄く合っていた。
ノックの最中には(これまで日記で何度か紹介した)91年のチャンステーマ。
前の試合との入れ替えが無いということで余裕があったのだろうか。
イニングごとの曲は3月23日と同じで、9回は『キューティーハニー』。
5回裏終了後のグラウンドの間は『宙船』を演奏していた。
1回戦では出塁すれば安打でも四球でも同じファンファーレだったのが、
2回戦(vs佐野日大高校)からは四球用で『風になりたい』を使うようになった。
打者が代わるたびにあった妙な間もあまり感じさせなくなるなど、
やはり試合を重ねるごとに進化しているようで。
肝心のチャンステーマが試合中に一度も聴けなかったのは残念だった。
試合終了は13時05分。
なんだかんだあって阪急梅田14時発の特急河原町行きに乗り、
西京極に着いたときには第二試合の5回表途中でした。
◇京滋大学野球 春季1部リーグ第1節・1回戦◇
@西京極球場
《第一試合》 佛教大学 6−1 びわこ成蹊スポーツ大学
《第二試合》 京都学園大学 9−6 大谷大学
大谷大 100 220 001=6 H9 E2
京園大 020 520 00X=9 H8 E3
(↓5回到着時からのバッテリー)
大谷:池村、稲葉尚、竹林−香川、藤川 学園:宮内、近藤、濱崎−植村
5回表一旦2点差まで迫られた京都学園大だが、
その裏に大河内祥宗(4・三重海星)と畑祐介(2・東山)の連続適時打で
再び突き放す。
スコアボードからうかがえる中盤までの乱戦模様がそれ以後に一転、
お互いに満塁の好機をモノにできないなど膠着状態に。
大谷大は9回に相手失策で1点を返すにとどまった。
8回裏の1イニングだけ登板した大谷大の竹林廣喜(3・乙訓)は、
“44番”というおよそ投手らしくない背番号を付けていた。
小柄な右のオーバースローだが球の出所が見にくい感じのフォーム。
昨季は登板無しとのことだが、なかなか面白そうな投手に思えた。
◇第79回選抜高等学校野球大会 第3日・1回戦◇
@阪神甲子園球場
(観ていない試合はイニングスコアを省略しています)
《第一試合》 千葉経済大学附属高校(千葉) 5−4 中京高校(岐阜)
《第二試合》 室戸高校(高知) 2−1 報徳学園高校(兵庫)
《第三試合》 宇部商業高校(山口) 4x−3 日本大学藤沢高校(神奈川)
日大藤 000 002 010=3 H9 E0
宇部商 000 102 001=4x H8 E1
日大藤:古谷−川辺 宇部商:高橋−原田
【HR】古谷(日・8回ソロ)、林(宇・9回ソロ=サヨナラ=)
《第四試合》 帝京高校(東京) 9−1 小城高校(佐賀)
眼が覚めたら朝8時を回っていました。
昨日からの雨は上がり、今日の甲子園は予定通り8時30分から4試合。
午後からは徐々に晴れるとの予報で、
せめて第三試合だけでも観戦するつもりで家の雑事を片付けることに。
そうこうしているうちに、何やら気持ち悪い横揺れが・・・
TVの速報では能登地方あたりで大きな地震が起きたことが報じられていましたが、
私の地元でも(気象庁の発表では)震度2だったそうです。
被害に遭われた方々にこの場を借りてお見舞い申し上げます。
甲子園には第二試合の終了間際に到着。
終了の瞬間は食堂のTVで見ました。
*第三試合*
宇部商・高橋貴洋と日大藤沢・古谷真紘の両エースの投げ合い。
ともに走者を出しながらも要所を締める粘り強い投球を見せ、
加えて堅実な守備が試合をより一層盛り立てていた。
日藤は6回表に古谷が自らの適時打で逆転すれば、
宇部商もその裏高橋の内野安打で追いつき、林裕行のスクイズで再びリード。
しかし古谷は8回表、高橋の甘い球を見逃さずライトへ本塁打を叩き込んで、
一進一退の攻防が続く。
9回裏、宇部商はこの回先頭の林が古谷の初球をレフトポール際へ。
これが本塁打になって劇的なサヨナラ勝ち。
昨年10月7日の保土ヶ谷に続いて、日藤の応援を向かい側から楽しむ。
バンドの人数が増えるなど規模が大きくなったせいか、
スピードはやや抑え気味だったような。
『タッチ』は他の高校でもよく演奏されたりするが、
日藤の場合は最初に歌詞をそのまま歌ったあとに続いて、
「イチニーサンシ、ニーニーサンシ・・・」と体操のような掛け声が入るのが楽しい。
得点時には応援歌『輝く日大』と日大校歌(高校の校歌ではない)のメドレー。
日大校歌は7回攻撃前にも歌われるが、こちらは重厚そのもの。
曲が替わる合間に選手名の3回コールが入るのだが、
主将・斎藤達也はあだ名なのか「モキチー!」と呼ばれていた(ように聞こえた)。
斎藤茂吉かよ(笑)
宇部商は選手別テーマが主で(特に前半)、チャンス用の曲も用意されている。
点が入ると『イン・ザ・ムード』の冒頭のフレーズ。
7回は『タッチ』でずっと通していたが、日藤のそれとは違ってごくノーマル。
9回は『ゲット・ワイルド』の演奏が波に乗りかけたところでサヨナラになった。
3月15日の日記でこの試合を好カードのひとつに数えましたが、
組合せを見たとき、甲子園でかつて劇的な試合を演じた経験を持つ両校だから、
きっとまた何かが起こりそうな、胸騒ぎにも似た予感があったのです。
それが的中したと言って良いのかどうかはわかりませんが、
わざわざこの試合だけを目当てに甲子園まで行ったのは、正解だったと思います。
鼬も走る@甲子園(追記済)。
2007年3月24日 野球◇第79回選抜高等学校野球大会 第2日・1回戦◇
@阪神甲子園球場
《第一試合》 今治西高校(愛媛) 3−2 都留高校(山梨)
都 留 000 011 000=2 H7 E1
今治西 010 000 02X=3 H6 E2
都留:小林久−志村 今治西:熊代−潮
《第二試合》 熊本工業高校(熊本) 6−4 県立和歌山商業高校(和歌山)
県和商 001 110 001=4 H7 E1
熊本工 010 131 00X=6 H9 E3
県和商:吉本、坂口−福田 熊本工:隈部−藤本
朝7時前に自宅を出てちょうど1時間。
今にも泣き出しそうな曇り空の甲子園には、
入場券の発売開始を待つ人の列ができていました。
今日は雨の予報で、予定された3試合が全部消化できるかどうか微妙なところ。
とにかく屋根の下で適当な場所を選んでみました。
*第一試合*
今治西が8回裏1アウトから失策をきっかけに満塁とし、
笠原綾太の2点適時打で逆転勝ち。
2回裏に先制点を許したものの好投を続けていた都留の小林久貴だが、
最後に捕まってしまった。
しかしそのマウンドさばきは、観ていてとても気持ち良かった。
5回表に都留は橋本貴司の適時打で同点に追いついたが、
その後で甲子園のグラウンドにイタチが出現。
本塁から一塁アルプス方向へ駆け抜けて、
試合が一時中断するというハプニングがあった。
現場で観ていて一瞬「猫か?」と思ったが、夕刊でイタチだと判明。
どこから入り込んだのだろうか・・・?
都留は三塁アルプスをほぼ満員にするほどの大動員。
女子のリーダーは稽古着に袴姿だった。
チャンスになると『チャンス法政』のメロディーが演奏されるのだが、
これがもの凄い迫力で伝わってきた。
今治西は小気味良い演奏で、打順ごとにテーマ曲を固定していた様子。
そのうちの1曲で『はじめてのチュウ』があったのには苦笑。
あのテンポはオリジナルの“あんしんパパ”よりも、
むしろ日産のCMで使われている“ガガガSP”のバージョンっぽい。
*第二試合*
第一試合途中から降りだした雨が強さを増す中で、1点を争う試合になった。
1点をリードされた熊工は、5回裏に今村幸志郎の2点適時三塁打で逆転。
県和商も最後まで粘りを見せたが及ばず。
熊工の1番遊撃手・藤村大介の巧いバッティングには思わずうなった。
守備では失策もあったが、打球に対する反応の良さにも光るモノが。
そして、県和商の4番捕手・福田勇馬のパワフルなスイングもまた観てみたい。
5回表のセンターフェンス直撃の当たりは圧巻だった。
県和商の応援は1イニング1曲のパターンで、
得点機になると(おそらくオリジナルの)チャンステーマに替わる。
一昨年秋の近畿大会(舞洲)で聴いて少しハマってしまったのだが、
甲子園では一段とパワーアップしていた。
2回表の何やら単調な曲と6回表の音頭風の曲は、
どことなく数十年前の応援の雰囲気を感じさせてむしろ新鮮に思えた。
熊工のマーチングスタイルはこれまで甲子園で何度も観ているが、
今日は雨でちょっと勝手が違っていたかも知れない。
それでもお馴染みの『スーパーマン』や『スローダウン』などはさすが。
『アフリカンシンフォニー』の一節を使ったチャンステーマの前奏を耳にすると、
なぜか私は身震いするような感覚に襲われるのです(笑)
第二試合の終盤。
いつもならば次の試合に備えて応援団の一部がアルプスに入って来るはずが、
どうもそういう気配が感じられず。
バックネットに雨粒がかかっているのがわかるほどの雨、
そして捕手の後方に水が浮き出しつつある状態でした。
このまま強行してはちょっと辛いやろなぁ・・・と思っていたところ、
終了直後に第三試合の中止と、それが明日の第一試合で行われるという
場内アナウンスが。
しかも4試合開催となるとのこと。
それにしてもこの雨、明日に確実に影響しそうに思うのですが・・・。
サクラ色@甲子園(追記済)。
2007年3月23日 野球◇第79回選抜高等学校野球大会 第1日・1回戦◇
@阪神甲子園球場
《第一試合》 佐野日本大学高校(栃木) 7−0 大牟田高校(福岡)
佐日大 000 101 005=7 H11 E0
大牟田 000 000 000=0 H4 E6
佐日大:出井−安江 大牟田:阿部、田中−山田
《第二試合》 大阪桐蔭高校 7−0 日本文理高校(新潟)
文 理 000 000 000=0 H1 E1
大桐蔭 200 131 00X=7 H6 E0
文理:栗山−戸澤 大桐蔭:中田、福島、那賀−岡田
《第三試合》 常葉学園菊川高校(静岡) 2−1 仙台育英学園高校(宮城)
菊 川 000 200 000=2 H5 E2
仙台育 000 100 000=1 H5 E1
菊川:田中、戸狩−石岡 仙台育:佐藤由−根元
まずはじめに。
以前から読んでいただいてる方にとってはご承知のことかと思いますが、
甲子園の高校野球の観戦記については、
春・夏ともに試合の詳細よりも応援に関する記述が主となっています。
念のためご了承下さい。
いつもの通院日よりも少々早めに自宅を出たからか、
診察が思いのほか早く済んだので第一試合の4回表途中に甲子園到着。
陽当たりの良い三塁特別自由席で大会初日の行方を見守りました。
*第一試合*
到着するやいなや佐野日大が先制点。
9回表は大牟田の失策が重なったのに乗じて一気に突き放した。
佐野日大の2年生エース・出井優太は安定感抜群。
大牟田の演奏は本格的なマーチングスタイル。
最下段にはマリンバもあり。
「かっとばせー○○、○○、○○」のコールのときのドラミングが非常に軽やか。
攻撃前に演奏される『パイレーツ・オブ・カリビアン』が格好良い。
『さくらんぼ』(大塚愛)は「もう1回!」と声が入るごとにテンポが速くなっていた。
青が目立つ大牟田に対して、佐野日大の応援席はサクラ色に染まっていた。
日大応援歌『花の精鋭』の大合唱はかなりの迫力。
「S!A!N!O!」という掛け声が入る曲も良かった。
*第二試合*
今大会の注目を一手に集める大阪桐蔭・中田翔が先発のマウンドに。
2回表には四球を連発するなどボール球が先攻気味ではあったが、
6回2アウトまで日本文理をノーヒットに抑えていた。
しかも5回までは外野手に全く仕事をさせず。
日本文理の安打は竹石恭介の1本だけに終わった。
昨年春夏に続いて今年の春も日本文理の応援を見ていることになる。
身体を盛んに動かしながらの演奏は、相変わらず曲のつなぎ方が実に絶妙。
選手ごとのテーマが決まっているようだが、
次の選手が出てきても曲の途中で止めることなく、流れを途切れさせない。
昨年夏は最上段だったパーカッションパートが今回は下段に。
『情熱大陸』での乱打ぶりは強烈なインパクト。
指揮者の先生がちょっとコワモテながらとても良い味を出していた。
大阪桐蔭は1イニングを基本的に1曲で通すスタイルになった。
1回=『エル・クンバンチェロ』
2回=『ドラゴンボール』(曲の終わり方が龍谷大と同じ?)
3回=『ワイワイワールド(Dr.スランプ)』
4回=『コンバットマーチ』(実は『ダッシュKEIO』とのミックス)
5回=『狙い打ち』 6回=『どうにもとまらない』(山本リンダ)
7回=『ポパイ』 8回=『紅』
中田の打席だけは『We Will Rock You』(クイーン)が演奏される。
昨夏控えめに復活した91年のチャンステーマは4回終了間際に一瞬出ただけで、
これまた実にもったいない使われ方。
攻撃前には『パイレーツ・オブ・カリビアン』またはアップテンポアレンジの校歌。
この校歌はむしろ得点時に演奏したほうが絶対ハマると思うのだが・・・。
まだまだ試行錯誤の状態かも知れない。
スーザホンがお決まりの最上段でなく下段に位置していたのは珍しいかも。
人文字は青と黄色のポンポンを使ったものはあったが、パネルは無し。
*第三試合*
仙台育英・佐藤由規の投球は以前から観てみたかった。
キレイなフォームからの伸びのある球で、奪った三振はなんと14。
常葉菊川の田中健二朗もなかなか力感溢れるサウスポーで、
1点を争う好ゲームだった。
仙台育英は9回ノーアウト一、三塁の絶好の好機を生かせず。
常葉菊川の『エル・クンバンチェロ』では、「KIKUKO」のコールに合わせて
そのアルファベットが書かれた6本の傘が開くのが見もの。
個人的にはあまり静岡っぽくない感じがしたが、
4回表得点時のファンファーレを聞いて、やっぱり静岡だなぁ・・・と。
仙台育英はバンドが10人そこそこしか居なかった。
野球部の控え部員による声援が中心で、それに演奏が付いていく感じ。
89年夏準優勝当時の応援を思えば寂しい限り。
帰途に軽い夕食のため立ち寄った梅田のうどん屋さんで、
アンジェラ・アキの『サクラ色』が流れていました。
そう言えば、今年初めて甲子園に入ってまず眼に飛び込んで来たのは、
佐野日大アルプスの実に鮮やかなサクラ色。
関西のサクラの開花はもう少し先ですが、甲子園にはもう春が来ています。